プロセカ イベスト「傷だらけの手で、私達は」の結末以外にいいところをどれだけ見つけられた!? ~最高の絵名バナー~ [感想・イベントストーリーまとめ]

今回は25時、ナイトコードで。のイベントストーリー「傷だらけの手で、私達は」の結末以外にいいところをどれだけ見つけられた!? ~最高の絵名バナー~ ってなことで、好きなところや良かったところ、軽い考察などを語っていこうと思います!!

ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!

そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!

目次

あらすじ

文化祭以降、瑞希と連絡が取れず、会うこともできていない絵名。『あの時』のことを後悔し、悩みながらも「会ってもう一度話がしたい」という想いで瑞希を探すが——。

公式のあらすじから引用

描き下ろし楽曲

余花にみとれて

作詞・作曲:keeno 様

サイドストーリー

今回のイベントのサイドストーリーは、本編後のものも多く、時系列も結構複雑です。

なので一応ここに、本編時のストーリーの方は時系列順に並べつつ、本編後の読む順番のオススメをまとめておきます。

しかしながら本編の間に挟まったサイストに関しては、一旦本編を全て見終えてからサイストを読んだ方が楽しめると思います!(一応サイストは本編に比べると緩めの空気が流れていたりもするので、本編の空気は本編の空気から逸れないまま最後まで見届けた方が楽しめると思います、絵名のサイストも読み終わってから読むので全然問題ないです)

絵名のサイスト前編
→1話
→2話

→MEIKOのサイスト前編
→3話
→4話
→5話

→奏のサイスト前編
→6話
→7話

→まふゆのサイスト前編
→MEIKOのサイスト後編
→8話
→奏のサイスト後編
→瑞希のサイスト前編
→まふゆのサイスト後編
→絵名のサイスト後編
→瑞希のサイスト後編

イベストまとめ

今回のイベストは、前回の『荊棘の道は何処へ』から続く、瑞希と絵名と、それからニーゴの大切で重要なストーリーです。
ぜひその全てを、自分の目で見届けてください!

(イベストを見た後で、以下の感想を見たら、色々な視点を知れてちょっと面白いかも・・・?)

以下ネタバレ防止用の空白を多めに取っておきます。

スクロールしきった先が、感想始まりです!(目次からも飛べます)

イベントストーリーの好きな点

さて、そんな今回の好きなところなんですが、正直あまりにも多いです・・・

ストーリーそのものの結末、そしてそこに至るまでの運び、演出、そこに散りばめられた構造的な要素、全てが今回の絵名と瑞希、ニーゴのストーリーを彩っていたと感じられ、本当に良かった・・・!

そんな良かったと思ったところの全てを語っていこうと思います!

瑞希の状況

前回のイベント8話視聴後から、ゲーム上では、瑞希はずっと湖のセカイにいたかと思います。

またライブTOPボイスからもその様子は窺い知ることができており、バイトのことを気にしていたことから、ニーゴ以外の外との関わりは頑張って維持している(頑張れている)のかもしれないという希望を持っていたのですが、

学校に長期間来ていないことや、メイコのセリフなんかから、その希望は結構ストーリー序盤に打ち砕かれたのがかなり印象的でしたね・・・

もしかしたら例の件が起きた直後の一瞬だけはバイトとかも頑張れたのかもしれないけど、ニーゴという居場所を失くしてしまったことにより、日が経つにつれてどんどんと瑞希の活力も奪われていっての今イベがあったんだと思うと、その苦しさを想像するだけでなかなかにしんどいものがあります・・・

温かさを失ったという反動というのがあるにせよ、中学の頃の瑞希もこんな感じだったのかなと考えることもできそうで、ここに至るまでの瑞希の境遇も計り知ることができるシーンでもあったような気がしますね・・・

瑞希の一人称視点とその表現

また、そんな瑞希の様子が描かれた6話~7話における、瑞希の一人称視点による演出は、すごく良かったなと思います。

終始視点の動きがどこか虚ろであるような雰囲気というのもその動きから表現され、また一人称であるからか、息遣いすらもはっきりと聞こえるような音源の近さ(ASMR的な感じ)っぽいものも感じられた気がして、瑞希自体は映っていないのに、その瑞希の様子や雰囲気がとても良く分かるいい表現でした。

そんな瑞希の、メイコと目が合わせらないようなどこかよその方を向いているシーンは、その瞬間の瑞希の申し訳なさや諦めなんかの入り交じるような心情がとても良く表れているようでかなり強烈に印象に残りましたね・・・

またこの一人称による演出は他にも大きな効果があって。

それは、7話初めて瑞希の立ち絵が映る瞬間のインパクト。

そして、

「――見つけた……っ!」という絵名のセリフの後に、瑞希の姿が初めて現実世界で確認できるようになるというところ。

ニーゴから、そして現実世界(ゲーム上)からいなくなってしまった瑞希を”見つける”ことができたのは、奏やまふゆやメイコやカイトではなく、またゲーム外からこのストーリーを見ている我々でもなく、そして瑞希自身でもなく、絵名という存在ただ一人だけだったという表現はあまりに良くできていて、とてもすごくかなりめっちゃ好きです。(メイコはいなくなった瑞希を見つけたのではなく、ずっと見守っていたという立場)

さらにそれだけではなく、瑞希の姿がそこで初めて映るということは、その瑞希の姿は絵名の目に映るものとしても表現されていて、逆に絵名の姿は瑞希から見た絵名ということでもあり、お互い一人称視点でありながらも二人称的な視点表現にもなっています。

そして絵名と瑞希の人生が、改めて再び交わった表現として二人が一緒にいる描写に切り替わり、それと同時に物語の視点がいつも通りの三人称視点でしかないものへとシームレスに戻っていくわけです。

この一人称から二人称を経て三人称へと変わっていく表現は、自分一人の殻に閉じこもってしまっていたようでもある瑞希が、絵名によって改めて外側のセカイへ出ていけるようになるという表現(その後の展開の示唆)とも捉えることができて、非常に趣向の凝らされた表現としてめちゃくちゃに喰らいました、マジですごく良い・・・!

また、このイベントTOP画像にも使われているクラマックスのこのシーンのイラストは、奏のサイスト後編から分かるのですが、おそらく奏とまふゆの視点。
つまり、このシーンへの移り変わり方である”2人の対話→3人称視点=絵名と瑞希で、奏とまふゆへ”という意味を持たせているようでもあって、ここでも人称的表現が使われているようです。
(しかもこのイラスト、絵名と瑞希の2人だけの世界に見えるけど、それを見ているのは奏とまふゆというわけなので、実はこのイラストにはちゃんとニーゴの4人がいるというとても温かいイラストになっているんですね、すごいいいじゃん・・・)

プロセカというゲームにおいては背景(一枚絵)と立ち絵、またそれらのちょっとした動き程度しか視覚的な情報は使えないわけですが、そんな中でもここまで巧みに人称による表現を入れ込んでより印象的なものにする手法は素晴らしいですし、かなり制限のある中で違和感を感じさせずにアニメや漫画のような表現を完璧にやり切るというのはとんでもないことだと思います・・・

類の”背中を押すべきではない”というセリフ、そして”ひとりじゃない”という心強さ

またそんなメタ的なところから見える良さというのは、主に4話での類のセリフ以後にとってもよく出ていたなと感じていて、それがこのセリフ。

おそらく、絵名の話を聞いて粗方の事情を察したであろう類の最初に出した回答は
「僕には、東雲さんの背中を押すことも、 引き止めることもすべきではないように思えます」
という、Yesでもないし、Noでもないものでした。

しかしその後に類が自身のことについて語った後、最終的に類の口から出たのは、実質的に(どころかもう普通に素直に)絵名の背中を押すような言葉であり、先程の言葉とは軽く矛盾が起こっているように見えます。(これが背中を押すべきでないって思っている奴の言葉かよっ!!(歓喜))

どうして前半と後半で発言が変わってしまっているのか。

それは、類が自身のことを語るにあたって、もしくは語る中で思考方法が変わったからであり、理性と感情の優位性が前半と後半とでは違うから。

前半は今の状況を客観的に見て、そして分析し、物事を冷静に見た上でのいつもの類らしい理性的な判断。
しかし後半は、そういったも理性による判断よりも、友人の幸せを願う類自身の感情というのが強く出ていて、非常に感情的で情緒的で人間らしい気持ちであると言える気がします。
(『全力!ワンダーハロウィン』や『カーテンコールに惜別を』で自身の感情への鈍感さが表現されていたところからのこの描写は、なかなか感慨深いものもあるわけですが、今回の話においてはメインではないのでこの辺で・・・)

瑞希のサイストのセリフを見るに、おそらく類は意図的かつ自覚してこれをしているというのもなかなか憎いところです。
類のことだし、どこまで見越していたのかは読めませんが、間違いなく影のMVPです。

そしてこの類がした理性と感情の優位性の入れ替わりは、今回のストーリーの導線を示す重要な鍵になって来ます。

そんな類の感情が強く出ている言葉から背中を押されたような絵名は、奏やまふゆ達から状況を少し見抜かれたこともあって、そこからみんなの協力を得ながら全力で瑞希を繋ぎ止めるために動き出す。

実はここもこの先の導線を示すものになっていたりもするのですが、それはまた後で。

今までは理性によって、色々考えてしまうが故にというような感じで行動にブレーキがかかり続けていたわけですが、

メイコと類が理性よりも自身の感情を優先することが良い方向に向くかもしれないと背中を押してくれた。

そこから、”こうやって走り回ってるのも、 きっと瑞希は、望んでない”というのも承知の上で、それでも自身の感情を優先してとにかくがむしゃらに動く行動ができるようになっていって、

瑞希に投げた言葉も、瑞希にとっての正しさとか論理みたいなものはほとんど後回しにして、ただただ絵名の気持ちの一点突破で瑞希を陥落させたわけです。

理性だけではなく感情に素直になった類の言葉というのが絵名の背中を押し、絵名の瑞希への大きな気持ちが瑞希の壁を突破した。

そしてその壁を突破された瑞希自身も、

「……一緒にいて、いいことないと思うんだ」
「そのうち、絶対……そんなままで “みんなと友達でいていいのか”って思うんだ!!」

という色々な事情を考えてしまう理性的な思考から、

「それでも、傍に居ていいって、ボクも思いたい……!」
「一緒に居ていいって、ずっと思えるようになりたい……っ!!」

そういったものを無視して、ただその瞬間の感情に素直になった結果が今回の結末を迎えたと言えるようなものでした。(後述にて、さらに詳細に語ります)

メイコもの発言でうっすら提示されたようでもあった”したいと思うことを”というのを、まずは類が話してみせ、絵名がそれを受け取って瑞希にぶつかって行き、瑞希にも伝わった。

数珠つなぎのように瑞希に繋がっていったこの表現は、類と瑞希の屋上組の絆、そして絵名と瑞希の絆を表現するものとして秀逸ですし、その後の結末までの導線を示すような要素が4話の時点で提示されているというのもすごく良くできている気がしてたまらないですね。
当然類というキャラクターの温かみという面においても、絵名の力強さという面においても、良い表現であることは言わずもがなで、非常に秀逸な表現だったと思います。

絵名との和解を終えて

また、そんな瑞希は最後絵名と共に奏やまふゆの元に向かっていって、二人にも自身のことを話すシーンが見られます。(詳細は奏のサイスト後編で見ることができますし、その話もまた後でします)

これは5話において、絵名が瑞希のことで悩んでいることがまふゆ達に見抜かれてしまった後、そのまふゆ達にも協力を頼んで瑞希を探すための行動を起こし始める絵名のセリフですが、

瑞希が、奏やまふゆやバーチャルシンガー達に自身のことを話すことができたのは、先の出来事で瑞希にとって絵名が今までよりもさらに絶対的な味方となってくれたこと、つまり”絵名がいるから話すことができた”みたいな構造になっているのもとても素敵だなと思います。

ここも、あらかじめ5話でストーリーの結末への導線が提示されていたようなシーンでもあって、今回は本当に構造的によくできているなと感動しますね・・・(構造的によくできているところはまだまだあるぞ)

奏とまふゆがいたからこそ絵名は力強く前に進めて、そんな絵名が絶対的な味方でいてくれるからこそ奏とまふゆにも自身のことを明かすことができた。
今回の話は”絵名と瑞希のストーリー”に見えがちですが、ちゃんと25時、ナイトコードで。のストーリーになっていて、その絆が表現されているというのも素晴らしいなと思います。

絵名の行動変遷

そんな今回のMVPすぎる絵名ですが、今までの絵名の瑞希に対する姿勢を振り返ってみると、今回に至るまでの行動が意外と面白かったりします。

今回のEDムービーでも桜が映っていたように、今回の話はある意味では『シークレット・ディスタンス』から始まる物語だったといえるわけですが、その次のイベントである『お悩み聞かせて!わくわくピクニック』での絵名の姿勢というのは、実は今回のイベントと同じような”絶対に瑞希の力になってやる(悩みを聞き出してやる)”という自分本位的な気持ちを絵名が見せていました。

しかしその後、頑なに話してくれない瑞希やメイコの言葉というのを受けて、”待っててあげる”という相手に寄り添った理性的な優しさを見せていた『ボクのあしあと キミのゆくさき』があって。

だけど今回は改めて原点回帰で、やっぱり絵名の自分本位な瑞希への気持ちが瑞希の壁をぶち破った。

実は絵名は、本当に最初の最初から”友達でいたい”という強い気持ち、瑞希の壁を破る正解を持っていたというのは、やはり絵名の凄さだなと思いますね。
やっぱ絵名って凄えんだよな。

そしてその事は、『お悩み聞かせて!わくわくピクニック』にて、瑞希がまんま言ってたりもします。

まさかこの時は、物理的に駆けつけてくる瞬間が未来にあるとは思ってもなかったでしょうけど・・・wwww

これに関しても、今回で結末を迎えた絵名と瑞希の物語の導線を示唆していたようでもあって、どこまで見越して作ってたんだか恐ろしくなりますね。
本当にここまで見越して作ってるなら、多分現時点でプロセカのストーリーは裏でもう完結してるという悲しさもありますし・・・

そんな今回瑞希の元に駆けつけてくれた絵名は、『ボクのあしあと キミのゆくさき』で見せた相手に寄り添うような理性的な優しさも取れるようになった上で、それでも自身の感情を優先して瑞希に向かっていくという構造になっているというのが、なかなかにシビれます。

ある意味では最初から正解を持っていた絵名なので、結局原点回帰になった今回は(ストーリー制作視点から見た時には)ややマッチポンプ的なストーリーという見方ができるのかもしれませんが、相手の事情まで考えを巡らせた上での行動が取れるとれるようになるというような絵名の成長があったからこそ、今回の瑞希の秘密に関しても冷静に絵名なりに受け入れて考えた上で答えを出せたとも言えるんじゃないかと思えば、全て必要な過程だったように思いますね。

もしかしたらかつての絵名なら、瑞希のことをやいやい言う人に片っ端から怒りをぶつけていくようなことすらしかねないというか、より”変わっている”ことが強調されてしまって瑞希が良く思わないようなこともやってしまい兼ねないとかまで誇張して考えると、同じく必要な過程と思いやすそうみたいなのもありつつ。

絵名のエゴはどこまでも優しくて強い

そもそも元来、絵名というキャラクターは分かりやすくエゴイストなんですよね。

ユニットストーリーなんかではまふゆも言及してたようなこともあったりするわけですが、そのユニットストーリーからは色々な経験を経て、絵名自身の視野も広がって来ているというのは先述した通りでもあります。

そんな絵名の強さは、やっぱり誰に何を言われても自分の想いに対して実に素直、実直であり、そしてその想いというのをしっかりと自覚できているというところ。

また、その想いが優しさの類の感情であっても”自分のため”と言い切れる芯があって、自分で理由を背負って、責任を背負って行動できるような強さがあるところ。(このシーンめっちゃ印象に残ってるし、すっごい好き)

そんな絵名だからこそ、自分の想いに鈍感気味な他3人はそんな絵名に力を貰うことが多かったのがこれまでのストーリだったりするかと思います。(夏祭りなど)

今回のそんな絵名の気持ちというのを”自分本位な瑞希への気持ち”という言い方をしてきましたが、それは決して”自分勝手”とか”自己中心的”というわけではないんですよね。

瑞希と話せなくなってしまって、瑞希がニーゴから離れていって、二度と会えないかもと思った絵名から出てくる言葉は”心配”というものだったことや、8話で瑞希に投げた言葉として”傷つけたくないって思うのは絶対変えられない”だったところに、その絵名の全てが現れているような気がして、このシーンは本当に好きです・・・
めちゃくちゃいい。

当然そのシーンだけではなく、瑞希の連絡が取れる相手(杏)を奪ってしまわないようにしていたり、メイコにそばにいてあげてとお願いしていたり、”瑞希と話したい””瑞希と友達でいたい”という想いに真っ直ぐでも、それ以外のところでは限りなく瑞希ための行動に溢れている(けど、それも多分、絵名はそうしたいと思っただけ、って言い切るんだろうなぁ)というのが、実に絵名らしくて良かったなと、改めて絵名というキャラがめちゃくちゃ好きになりましたね・・・(寝そべりぬいぐるみ欲しくなってきてる)

また今回の瑞希の壁をぶち破れたのも、この絵名が”とっても芯が強くて優しいエゴイスト”だったからというのがとても大きいのがこれまた面白いなと。

結局前回と今回とで瑞希が語った”一緒にいられない理由”とか”いたくない理由”というのは、最後に一言で表されていた”後ろめたさ”というものでした。

ここの言語化は実に見事だなと思うわけですが、ここが瑞希と絵名とで決定的に違ったところ。

絵名は”自分がそうしたいんだから、そうする”という思考。
そしてそれを、回り道しながらも貫いて来ました。

でも瑞希は、”自分はそうしたくても、それが否定されて傷付く結果となる”という環境にいすぎたからか、「一緒にいていいことない」「このまま離れたほうが、ずっとマシ」というように、損切り的な思考で最初から後ろを向いていて、ずっと”後ろめたさ”を抱えて生きているわけです。

でも絵名はそれを、に、極端に言ってしまえば、”私にはそんなこと知ったこっちゃねえ”とぶった切ったわけです。

瑞希の本心

そもそも瑞希の本心というのは、最後に瑞希がようやく吐いた
「ずっと、そうしたかったんだ……! 一緒にいても、後ろめたくない……そんな友達に、ずっと……!!」
「……なりたくって……! でも……っ、ダメで……!」
「……きっと……これからもうまくできない……っ」
「…………それでも……」
「……こんなボクでも……ほんとに、いいのかなあ……っ!?」

この5つのセリフ(特に(台本:このセリフ)1つ目のセリフ)に集約されています。

かつての別ユニットのイベントですが、『Find A Way Out』で謙が言った言葉である
「だから、いざという時は心より、自分の心臓を信じろ。 お前の体が熱く、強く、脈打つほうに進め」
「本当にやりたいことってのは、 体のほうがシンプルに教えてくれる」

というのが、個人的にはとても印象的です。

これを今回、瑞希の体の方がシンプルに教えてくれていたかのように、瑞希の体におきた”えずき”という現象が起きていたのは2箇所。

一つ目のえづきは、失ってしまった(と思っているもの)に向き合わなければいけないことへの拒絶。

絵名から連絡が来ていることを把握はしていた瑞希ですから、もしかしたら瑞希は、あの文化祭の日の時のまま時が止まってくれれば、まだ絵名たちとは決定的な別れにはならないような、そのことにさえ向き合わなければまだどこかで繋がっていられるような気がしていたんじゃないかと。

それが学校に行ってしまえば、絵名もいるかもしれない。
みんなが心配していろいろ聞いてきたらそのことを思い出してしまって、嫌でも向き合わされる。

そして二つ目のえづきに関しては、絵名が自分のところまで来てしまったことで、無理やり止めていた時計の針が動き出してしまった。
そんな状況になっても逃げ出した瑞希だけど、このまま逃げ切れてしまうと絵名との別れが決定的になってしまう、ということへの拒絶なわけです。

だから瑞希の本心はずっと一貫して、”絵名(たち)と一緒にいたい”というものだけなんですよね。

その周りにあった”一緒にいられない理由”だとか”嫌だ”って思っていたことは、今までの境遇が作り出した最低な状態に陥らないための防衛本能的なただの理論武装の建前であって、相手を遠ざけるために出す無理難題のようなもの(自分の本心に気付かないようにするための、すっぱい葡萄のようなものでもあるかもしれない)。

つまりそれは、瑞希にとっての防衛線だったわけです。
(これを意識的にしてたのか、無意識でしてたのかは分かりませんが・・・)

しかし、そんな瑞希の自己都合で固めた理論武装の建前は”自分がそうしたいから”だけでこちらに迫ってくる絵名には全く効かないどころか、自分が嫌だって言ったはずのことすら”変えられないけど友達でいたい”と、こちらのことなんてお構いなしに、ただただその防衛線を”友達でいたい”という一点でぶち破ろうとしてくるんですから、瑞希からすればもうめちゃくちゃです。

でも、そんな優しすぎるエゴイストの絵名だからこそ、どうせ効かないと理論武装の建前を瑞希に捨てさせることができ、そして防衛線の内側に入り込むことができ、そしてようやく全てのしがらみを無視した”暁山瑞希という一人間の本当の心の底からの想い”を聞き出すことができた。

また”関係性が変わってしまうのが嫌”とか”優しさが嫌”というように、自分ではない外側に原因を求めてしまっていたような瑞希を、全てを自分自身のエゴとして問題に向き合う真逆のタイプの絵名だからこそ、ちゃんと瑞希を自身の本音に向き合わせることができた、瑞希のエゴを引き出せたというような言い方のほうが正しいのかもしれません。

その後瑞希は、心の底からの想いを絵名に告げる。
瑞希も、この瞬間は絵名のように正しくエゴを発揮できていました。

そして、絵名がそれを”やっと吐いたか”と言わんばかりに受け取ることで、今回の問題は結末を迎えた。

ある面で見れば、どんな詭弁も通用しない猛将。
ある面で見れば、自分の心と向き合う方法を先んじて見せてくれ、そして導いてくれた、厳しくも優しい先生。

”東雲絵名という人間”というをこれでもかというくらいにカッコよく、力強く描いていて、プロセカ史上最強のキャラ描写だったんじゃないかと思います。
当然”絵(夢)と向き合う”という要素も絵名にとっては大きなものを占めていて、今回はそこの要素は薄いわけですが、さらにその根底にある”東雲絵名という人間”という、もっと本質的な描写を、今回最高の形でやりきっていたと思いますね、最高です。(絵名カッコよすぎてめちゃくちゃ好きになってしまった・・・という話はまた後で)

”先生”という面でいうなら、アフライでもメイコが”絵名から教えられた”と言って、”見守る”だけでなく、必要なら”守る”こともすると言っていたんですよね・・・
まーた絵名の強さが輝いた箇所が増えたよ・・・すごいな絵名は・・・

Re:文化祭

また前回の『荊棘の道は何処へ』の中で、唯一自然ではないというか、意図的に描写が入れられた感のあった、瑞希のクラスの謎解きゲームの話。

そこでは、瑞希の性格を考慮した絵名のメタ推理によって惜しいところまで行きながらも、正解にはたどり着けないという描写であり、これは屋上で瑞希から話を聞くはずが別の人から聞いてしまうという、寸前のところで正解にたどり着けないことを暗示していた描写だったという風に前回の感想で語りました。

しかし今回では「(もうこれくらいしか可能性がない。これに賭けるしか――)」と、一度は決め打ったものから、「(でも、本当に、いいの……?)」更にもう一つ踏み込んで考え、寸前で行動を変えたことで正解(瑞希)に辿り着くことが叶ったわけです。

しかも、文化祭の日と同じ”瑞希の性格を使った推理”によって。

つまり今回のイベントは、前回のイベントの文化祭の日のやり直しでもあり、あの瞬間へのアンサーなんですよね。

『荊棘の道は何処へ』にて、屋上で瑞希を”待っていた”絵名は、その瑞希が来る前に秘密を知ってしまい、

対して今回は、ただ瑞希が学校に来るのを”待つのではなく”、 自ら瑞希を探しに行き、

その後”何を言えばいいか分からない”ままに、ただ瑞希を追いかけ、

今回は明確に”話を聞いてほしい”という意志を持って瑞希を追いかけ、

その後捕まえて話を聞くも、ろくに何も言えないまま、

一度は瑞希を捕まえるも、振りほどかれて逃げられてしまうようなところもあったけど、

”去っていく背中”を見ているだけで追いかけることはできなかった。

そして最後はお互いに”向かい合ったまま手を取っている”。
物理的にも精神的にもちゃんと繋ぐことができたわけです。

どこまでも文化祭のやり直しで、全てを良いものへと塗り替えているこの構造は、文化祭での謎解きシーンが意図的に入れられていることからも狙って作られていそうで、とても感動しました。
”過去は変えられないけど、今からいくらでも塗り替えてはいけるんだ”という、今回の絵名の文化祭の日の後悔という視点や、瑞希の今までの人間関係の視点からも考えられるテーマにも見えますし、すごく作り込まれていて良かったです・・・!!

Re:ボクのあしあと キミのゆくさき

また、過去のイベントのやり直しという見方をするなら、8話のシーンもそうなんですよね。

『ボクのあしあと キミのゆくさき』の8話
「いつか——話してもいいって思ったら、話して。 それまで待ってるから」

絵名が瑞希に対して”待ってる”ということを告げるシーン。(離れようとしても無駄が、真相を知った今でも効いてるのたまらんね・・・)

これは、瑞希からすれば絵名に甘えている格好になっています。

対して今回は、最後の行動を瑞希に委ねるような絵名の発言がありました。

決定的なところは、最後は、甘えないで瑞希の意志で、瑞希の口から。

だからこのシーンは、長い間待ち続けた絵名が、回り回ってようやく瑞希の口から、その想いの言葉を聞けたという瞬間でもあった。
過去の屋上での日のやり直しでもあり、瑞希の口から”一緒にいたい”という言葉を聞くことができた。

『ボクのあしあと キミのゆくさき』の続き。

それでもその場所をくれるまでの過程は、瑞希が本心を伝えられるようになるまでの過程は、どこまでも絵名の力が大きくて、やっぱり甘えてる格好になっている。

だから、『ボクのあしあと キミのゆくさき』の繰り返しでもある。

マジで構造的によく出来すぎてるんだなこれ!!!!

絵名と瑞希の絆

また絵名の話になってしまいますが、この視点の切り替えというか、瑞希の性格からの推理で気付きを得たのは絵名だけだったというのも、絵名と瑞希の絆を感じさせるのが良いなと思います。

先述にて、瑞希を”見つける”ことができたのも絵名だけだったという話はしましたが、そもそも瑞希の”補習に来ない”という正解にたどり着けたのも絵名だけなんですよね。

メイコのサイストで分かるのですが、バーチャルシンガーたちは”瑞希は家族や周りのみんなを大切にしているからこそ補習に来る”という結論を出していて、まふゆのサイスト前編からも2人はそれなりの確率で瑞希が学校に来る可能性を信じているっぽいことが分かります。
(実際に来たときの対策を並べた上で「あとは、瑞希が来てくれれば……」と言っている、 単純にまふゆや奏の方から補習に来ない可能性の話が出てきてはいないというところから、来る可能性の方をより信じているんじゃないかという解釈をしました)

そんな中、絵名だけが”瑞希が学校にすら来ないかもしれない”ということを考慮し、その上で瑞希が行きそうな場所を当てて見つけることに成功しているわけです。

走り回って見つけ、そして救い出すような構造は、かつてのイベント『お悩み聞かせて!わくわくピクニック』で崖下に落ちた絵名たちを助けるために瑞希が走り回ったものにも見えて、両者の絆が思い出される印象的なシーンです。

変わる風向き

また、”学校に来るだろうからそれに賭ける”だけではなく、”もし補習に来なかったら”という可能性まで考えるという、絵名の全力性というか、後悔しないようにという行動の力強さ。

そして瑞希が来るならここだという、瑞希への理解度。

しかし瑞希は
「(Dear Ribbonの、新作……?)」
「(今日発売したんだ。 全然気づかなかったな)」

というセリフから考えるに、”自然と足が向いていた”とか”新作とは知らずにただ見に来た”というだけで、新作を目当てに来たわけじゃない。

それでもそこに瑞希がいてくれた運の良さ。

(リボンに込められる意味「絆」とか「良縁」というのから考えると”Dear Ribbon”って、”親愛なる絆(絵名・ニーゴ)”じゃんって、動画編集中に気付いた・・・ここでも状況の良化を示唆してるとは・・・)

だけどその運は絵名が行動したからこそ掴めたものでもあって、この一連の流れすべてが絵名に味方してくれているというような安心感。

そんな空気感を持っていた、絵名が寸前のところで別の行動をし出したことでついに攻めに転じれるその瞬間の6話の最後から7話にかけてが、明らかに流れが変わったというか、ここから良い方に向かっていく空気に変わったところで鳥肌が立ちました・・・

ややそれが狙われてる感もあるのが悔しいところですが、それでもここから良い方に転がりだすというか、ここからは絵名のターンだ!!!ってなる瞬間の気持ちよさが相当ありましたね・・・。
プロセカ史上でも屈指の名シーンだと思います。
ほんとここめっちゃ好き。

立ち絵アップ(その他演出)

また自分は今まで、立ち絵アップ演出は”強調したい”という意図が透けすぎるから反対だという、立ち絵アップ演出アンチの立場を取っていたのですが、今回はとてもいい使われ方だったと思います・・・すみませんでした・・・w

ただ今回がなんで良い使われ方だったかといえば、絵名の顔を瑞希の背中越しに見るという演出が先にあり、これは瑞希の表情は分からないながらも視線の動きだけは分かるという情報を意図的に絞る演出がまずあり、そしてこの時点でも普段よりも大きめの立ち絵で。
さらにその構図から絵名の方にフォーカスするという形で更にズームがなされ、その後のやり取りの後で更なるズームがなされるという、言うなれば多段階ズームだったわけです。

最初から立ち絵がやや大きめに表示されながらでなされていた演出は、明確に別の意図、かつ新鮮味のあって意義のある演出(後で語ります)だったことに加え、そこから段階的に複数回のズームによっての演出だったおかげで、急に立ち絵デカくなったな!?という違和感は、慣れによって比較的軽減されていたのが大きかったように思います。

最初の背中越しに見る絵名のズームは、背中越しの視界でストーリーを見ている我々の自然な振る舞いとして、多き声を出した絵名に視線を絞ることになるというのが普通の反応だと思うので、特に違和感はないんですよね。

”見せ方”としてズーム演出が使われるのは冷めちゃうけど、”見え方”としてのズーム演出ならいいという感じ。

またこのポケモンバトル(いい話なのにこの例えは不適切すぎるが的確なのでこれで許してw)のように二人を同時に画角に収める表現は画期的で、素晴らしいなと思いました。

というのも今までのストーリーというのは、複数人が画面内にいて会話をしていたしても、そのキャラたちは必ず横並びで表示されていました。
その場にどのキャラクターたちがいて、誰が喋って、誰の発言を受けて誰が次に喋りだしたのかが視覚的に分かりやすい表現ではあるのですが、どこまで行っても平面的であり、テキスト主体で”物語を読む”という感覚は抜けません。

しかし今回の表現では、奥行きを使って二人を向き合わせることにより、今まさに起こっている出来事を目撃しているような体験が得られます。
”読む”ではなく、”見る”ストーリーとして楽しむことをできるようにしたこの表現は、一つ進化したプロセカを見せられたようでもあって、すごくいいなと思いましたね・・・

さらにさらにそれだけではなく、今回の絵名と瑞希を表現するものとしても素晴らしいというのがあります。

今回二人がしていたのは”会話”ではなく、”対話”だったと思うんです。

二人だけがそこにあることを強く印象付けると同時に、しっかりと視覚的に対面させながら言葉を交わす。

今回のクライマックスをより鮮やかなものにするための表現方法として、最高のものだったと思いますね・・・

今回のラストシーンの感動は、この演出なしでは得られなかったものだと思うので、すごく良かったと思いますね。

立ち絵アップ演出アンチから、少しだけ肯定派に寄りました・・・w

まふゆがノリノリ

またそこまでメインなところではないのですが、今回まふゆが”瑞希のため”の行動をかなり前のめりでしているところがちょっと意外だなと思ったりもすると同時に、微笑ましいというか、温かい気持ちになりました。(当然絵名のためでもあると思うけどね)

サイドストーリーでも前のめりさというのは分かるのですが、今回におけるまふゆの活躍というのは、補習の情報を手に入れることを筆頭にかなり大きいです。

これはある意味では『ボク達の生存逃走』の恩返し的要素も含まれているのかなと思ったりするところでもありますが・・・
ただ単純にまふゆがニーゴでの時間をとても良く思っていて、瑞希がいないと寂しいし、瑞希が来ないと絵名もずっと暗いままだし、そもそものまふゆって優しさに溢れた子なわけですから、そういう”本来のまふゆ”的な要素を取り戻しているシーンにも見えて、少しグッと来たりしました。

今回のイベント、一つ一つのシーンが色々な意味に受け取れ過ぎて解釈がむずすぎるってばよ・・・

サイスト全部良い

今回のイベントで一番泣いたシーンは?とアンケートを取ったら、恐らく多くの人は8話の絵名と瑞希の対話シーンで迎えた結末のあたりを言うのではないかと思います。

だけど、自分はそこじゃなかったんですよね・・・w
当然そこもヤバかったけど、そこ以上に喰らってしまったシーンがあって。

それが、まふゆのサイスト後編にてされていた、まふゆと瑞希の会話の中の一つ。

このサイストに絵名は出てこない(厳密には遠くにいる絵名を発見するという描写で立ち絵だけは出てくる)んですが、この文字だけで、絵名の表情から言い方から全部想像できるようであって。
そしてそれはつまり、今までの日常が完璧に帰ってきたというのを見せられたということでもあるわけです・・・
これが一番ヤバかった。

なんというか、他の作品とかでも結構ありがちなんですが、問題解決の瞬間ではなく、その問題が綺麗サッパリなくなったことが感じられる描写の方がグッと来たりするんですよねw(これ変か?w)

で、おそらく今回絵名と瑞希のカードのサイストも、きっと後編の方は確実に本編後の描写があるのだろうという感じがすごかったので、

ガチャを引いてしまいました。
サイスト目的でガチャを引くという、今まで我慢してやってこなかったことをついにやってしまった・・・

だけどクリスタルを溶かすに相応しいサイストが見れて、正直全部良すぎてたまらんわけですが、その中でも厳選して好きなところを!

奏サイスト 後編

ガチャを引いたという話をしたあとに、星3サイストの話で申し訳ないんですが・・・w

このサイストでは、本編の最後に真っ白な画面で声だけ聞こえてきた、奏とまふゆにも自身のことを打ち明ける瑞希というのの詳細が見れます。

そんな瑞希のことを聞いたまふゆは「べつに謝ることじゃない」とサラッと流すのですが、奏は「わたし達の方こそ もっと早く、瑞希が悩んでることに気づけてれば……」というようなことを言っていています。

あ、これってもしかして瑞希があまりよく思わない対応なんじゃ・・・って思ったりしたんですけど、その後の瑞希の返しも「黙ってたのはボクだから……」と言いながらもちょっと暗い表情をしていて、どうすんだこれ・・・?って思ったその直後。

奏は瑞希の手を取るんです。
絵名が瑞希にしていたように。

実は同じサイストの冒頭、二人の様子を影から見ていた二人というのがあって、絵名が瑞希にしていたことを奏は見ていました。

つまり、絵名がした瑞希に対する姿勢の見せ方をそのまま奏は倣ってしたわけです。

絵名がいたから、先に”示し方”を見せたから、もしくは”絵名がそれを正解にしてくれた”からこそ、奏も瑞希に対してすれ違うことなく想いを伝えることができた。

自身の願いである瑞希を繋ぎ止めることを叶え、絶対的な友達として瑞希の隣に力強く立ち、仲間たちには”正解”を示し、”ニーゴ”を丸々救ってしまったようでもあるのが今回の絵名なわけです。
ほんと、すげえ奴だよ絵名は・・・

今回のストーリーはどこまでも絵名が輝いていて、どこを見ても絵名の凄さがあって、本当によくできているストーリーだなとしみじみしますね、マジで今回のストーリー好きだなぁ・・・

絵名サイスト 前後編合わせて

絵名のサイスト前編、時はおそらく本編開始前。
(サイスト内に、「今週は課題がない」という絵名のセリフがあるのに対してサイスト後編では本編1話に出てきた”安らぎ”についての課題の話がされている点と、行きそうな場所を書き出してみようとしている絵名のセリフがありその後本編5話のまふゆの「行きそうな場所をあたってみるしかない」というのに対して「”やっぱり”それしかないよね」と返している点から、本編前のサイストであると判断しています。)

そこでは文化祭前に瑞希とした約束の数々が語られるのですが、その約束は叶うことなく瑞希とは二度と会えないかもしれないと、絵名が弱気になっている描写がありました。

そこから今回のイベントがあって、

奏のサイスト後編があって瑞希がニーゴに帰ってきて、

まふゆのサイストがあって、

そして絵名のサイスト後編ではニーゴの打ち上げがあって、

文化祭前にした約束を叶えていくわけです。

そしてそんな日常を”安らぎ”と感じ、本編1話で語られた絵画教室の課題に向かっていくことができたというのが絵名のサイドストーリーでした。

アフライの絵って、この”安らぎ”の絵だったりするのかな・・・

最近読んだ本(というより、このイベントと関連するかもと思って読んだ本)の一説に、

「約束」とはそれ自体が一〇〇%守られる保証はなく、夢であり、祈りであり、希望であり、信じることである。「約束」は、双方的な関係の中でのみ成り立つ。

約束する側ではなく、約束される側がそれを受け入れ、もう一度信じてみるという危険を冒すことによって、かろうじてそれは成り立つ。

宮地尚子 『傷を愛せるか』増補新版 ちくま文庫 p.59より引用

というものがあり、まさにそれを表しているようなサイドストーリーだったなと。

この本を読む前から、約束というものは極めて不確かなものであるな、とは思っていました。
自分自身の経験としても、約束をしたのにそれが果たされぬまま疎遠になっていってしまった人がいるなぁという寂しさや無常観のようなものを感じてはいて、その”脆さ”というものについては考えるところがありました。

しかしこのサイドストーリーに関しては、その不確かな約束を取り戻し、日常を取り戻し、それが”安らぎ”となって、自身にもいい影響をもたらした。
正直うらやましいですね。ww

だけど、この脆くも温かくて美しい”約束”というものを、きちっとサイドストーリー前後編のみで表現するのは見事だなぁという気持ちになって、見終わったあとの満足感は凄まじいものがありました。
すごく良かったです。

瑞希サイスト前編

先ほどでも語ったように、個人的なツボすぎる戻ってきた日常を感じられる描写はこの瑞希サイストにもありました。

ナイトコードにログインする際の第一声(Amiaじゃなくて、”瑞希”なのいいよね。返しも”瑞希”だし、ナイトコード上での本名呼びはレアです)だとか、

泣いているのをごまかす瑞希だとか、

ニーゴに戻ってきたことをしみじみと実感する瑞希だとか、ずっとたまらんでしたね。

ちゃんとガチャ引く価値あったよこれ。w

瑞希後編

そして個人的に、いっちばんサイストのためにガチャを引いて良かったと思えたのが、瑞希のサイスト後編。

今までもさんざん語ってきたように、今回の影の立役者である類と瑞希の、屋上組エモエモ会話がふんだんに見れるサイストで、この1つのためだけにガチャを引く価値があるといっても過言ではないですね、それくらい良かった。

ああなったら&フフフ。お互い厄介な友人を

真っ直ぐな想いで強行突破されたという、新たに共通の経験を持った二人の会話。

今の状況が都合のいい夢じゃないかという瑞希に、

ショーの中のセリフのような言葉を返す類。

そして、”こちら側”に瑞希が来たことを歓迎する類。

実はこれ、『KAMIKOU FESTIVAL!』の7話『ふたりぼっちの屋上で』で語られた、中学の頃の類と瑞希のいつかのセリフに、中学と高校で場所は違えど、同じ屋上で答え合わせをしているという演出にもなっていて、とてもいいですね・・・!!!

また、類を屋上に呼び出したのは瑞希の方であることもそのサイストから分かり、『荊棘の道は何処へ』で最悪な思い出となってしまったあろう屋上も、以前のように温かい思い出のある場所という認識に戻れたのかなと安心するようでもあって、非常にいいサイドストーリー、本当に最高でした!!!!!!
このサイストを読めるというだけで、ガチャを引く価値は本当にある。サイスト史上最高クラス間違いなしです!

ネタバレなし配慮(エリア会話やライブTOPボイス)

冒頭の方に語った、『荊棘の道は何処へ』直後の瑞希の様子は、湖のセカイから見れるエリア会話やライブTOPボイスから分かるのですが、その状態が解除される(瑞希に光が戻る)のは、今回のイベント開催してすぐでもなく、イベスト読了後でもなく、12月6日以降だったというのも、個人的には素晴らしい処置だったように思います。

これが制作上の都合だったのか、あえてのことなのかは分からないのですが、イベント直後の制限解除では実質的にそのイベストのネタバレになってしまうというのがあることはちょっと懸念してたんですよね・・・
(実際、荊棘の道は何処へのライブTOPボイスはイベント開始直後からもう変わっていたはず)

それがイベント開催直後ではなく、ある程度期間を空けてからの制限解除というのは、読み終わるまでどうなるのか分からないハラハラ感が味わえてすごく良かったです!
(イベント開催イラストからきっと良いようになるとは思えてたけど、やっぱり確定してるのとしてないのとでは大違いだからね!)

前回考察の振り返り

今回の振り返りをするにあたって、動画の方で該当部分だけの動画を上げました。
記事の方と動画の方、好きな方で原文を確認してね!!

前回の『荊棘の道は何処へ』で瑞希がどう救われるかということに関して、色々と予想・考察したわけなんですが、その答え合わせをして置こうと思います。

なんでかって?

結構当たってたと思ってるからだよ!!!!!!

ってことで、早速振り返り!

半分弱当たり、半分強ハズレなストーリーの流れ予想

『荊棘の道は何処へ』感想記事では、現状見えている要素を整理した後、最後に実際のストーリーの流れのように予想をした箇所がありました。
まずはそれを以下に引用します。

この状況のままでいいわけないと納得いかない絵名が、瑞希に関することをもっと知りたいと思う

彰人や冬弥や杏あたりに事情聴取

同時期に、校内の噂とか絵名を見かけるなどして類がこの状況を察知

また同時期に奏やまふゆが、ナイトコードに来ない瑞希を心配し出すが、絵名は真相を言わず

絵名の様子から状況をある程度察したまふゆ個人で瑞希にコンタクトを取って瑞希で話し、瑞希の今の想いを聞き出す(もしくは類で同じ状況が発生する)

その話から悩む瑞希にバチャシンや類(まふゆ)からの言葉

絵名と瑞希がもう一度話す

とりあえずは絵名のわがままに乗るような形だったり、もしくは普通に瑞希の意思で一緒にいることにしてみる

後日奏にも話をして、絵名とまふゆは知ってたのに奏だけ知らなくてびっくり、でも「そうなんだ、話してくれてありがとう」的な感じで大団円

これ見てもらえると分かると思うんですけど、前半の当たり具合なかなかすごくないですか・・・?www(自慢)
4話くらいまでの流れはかなり近かったと思っていて、キャラの登場順(彰人→冬弥(名前だけの登場)→杏→類)なんかはほぼ完璧だったことには正直ちょっと驚いたりもしてましたww

ただそこからはちょっと詰めが甘い予想でしたね・・・

前回の最後、絵名は少し喰らってしまっているようでもあった気がしたので、”瑞希のことをもっと知りたいと思う”という予想をし、どちらかというと一歩引いて態勢を立て直してから瑞希に向かっていくのかと思っていたのですが、実際にはもっと絵名は前のめりで、とにかく強かった。

最初から引くことはせず、さながら本多忠勝のようにただただ正面突破を目指しているようなところは、自分が絵名というキャラの理解度が足りていなかったところ、見くびってしまっていたようで、かなり悔しいです。

この予想の百倍は今回のストーリーの方が面白いし、圧倒的に絵名が輝いていて最高だなと思います・・・
自分はまだまだですね。

およそ当たっていた(と言えそうな項目)

前回の記事では、上記のストーリー的に並べた予想をする前に、『荊棘の道は何処へ』終了時点で現状使えるカード的な感じで存在している要素から瑞希の救われ方を予想しようとしていました。

その要素整理をした中で、本当に今回に出てきたもの、つまり当たっていたと言えそうなものを振り返っていきます!

次(か次)のイベントで解決する

これはみんなが分かっていたことだと思いますが、アフタートークの開催が次のニーゴの箱イベ時という告知がなされたいたので、『荊棘の道は何処へ』で起こってしまったことの決着が次イベで付くというのは一応予想通りでした。

絵名の気持ち

またこれもみんなが分かっていたことだとは思いますが、前回の8話から絵名が抱いていた感情について。

瑞希のセリフに対して、
「っ……」「でも……それは……!」
と返した際の絵名の心情に関して、予想として”びっくりした以上のことはない”というような言葉に繋がるはずだったと予想していましたが、

今回明確に、それが合っていたことが分かりました。

もしそれ以外の感情が発生していたとしたら話は大きく違ったと思うので、そこをちゃんと理解できていたのは良かったなと思います。

絵名が持ちうるカードのリストアップ

あまり今回のストーリーの本質的なところではなかったですが、一応弟である彰人やその相棒である冬弥、またそこから繋がりを持てるかもしれない杏に話を聞けるという予想はあっていたと言えそうです。

ただ本編上では、瑞希が杏には連絡している(安否の確認がとれた)というところと、まふゆが冬弥から補習の話を聞いたという関わり方がメインの部分であって、直接的に絵名が持っていたカードとは言えないようであったので完全に当たっていたといえるかは微妙なところですね・・・

見守りに徹していたメイコが動いてくれる

前回の予想として、一連の事態を把握し得て、かつ瑞希に対してのアクションを一番起こしやすい存在としてメイコとカイトがいるということに言及していました。

”エリア会話での様子から、瑞希はおそらくセカイには来ているようですし、仮にそれがゲーム上の表現で実際にはセカイに来ていないとしても、スマホやPCから話しかけられるカイトやメイコは、瑞希をニーゴに繋ぎ止める上では非常に力になってくれそうな気がします。”
という前回でした予想は、カイトの方は特にアクションはなかったですが、メイコは最後の最後で瑞希の足を止めて絵名の元に届けるという大きな仕事をしてくれていました。

思っていた行動とは微妙に異なってはいましたが、メイコがアクションを起こしてくれるという点においては当たっていたいえそうで、良かったです!

類という存在

前回の要点整理の中で、一番の会心の予想というか、しっかりと言及できていたところに、類に関することがありました。
以下、そのまま記事内容を引用します。

状況はかなり違えど”受け入れてみる”という選択をしたことでかけがえのない仲間を手に入れた類という存在がこの状況を把握していそうというのもかなり大きいです。

類はワンダショのメインストーリーにて、司の失態以後、態度をちゃんと改めた司の話もろくに聞かずに、ただ”一緒にショーをする気はない”と突っぱね続けたキャラクターでした。
しかし半強制的に見せられたショーから司の想いを受け取り、そこからワンダーランズ×ショウタイムとして幸せな日々を送ることができているという経験の持ち主です。
繰り返しますが類と瑞希では状況がかなり違います。
しかしながら、もう一度差し伸べられた手を取ってみるという選択が良い方に向かうこともあるということを体験している類なので、そんなアドバイスもしてくれるかもしれません。

これは正直大的中と言って過言ではないんじゃないでしょうか!!!!
前回の時点で、この構造が見えていたというのは、プロセカに対する見方が間違っていない裏付けが得られたようで非常に嬉しいです!!!!!!

ただストーリーがどう展開していくかという予想が間違えていたので、このアドバイス(話)をする相手が絵名であることは読めていませんでした・・・w

完璧に当たったら当たったで微妙なんだけど、あと一歩で外してるのも悔しいんだよな・・・w

瑞希側の希望が通る形の解決策はないという点

またこれも大的中と言っていい予想だと思うんですけど、記事の中で”瑞希の希望は絶対に通らない”と断言しています。

普段自分は”~と思う”という言い方で断言しないように逃げている節がかなりあって、あまり断言し切らないような言い方を意図して気をつけていたりします。
そんな中でも珍しく断言したものがこの”瑞希側の希望が通る形の解決策はない”というものでした。

まあ状況を整理すれば、瑞希の想いは明らかに相反したようなものだったので、言い切るのは簡単と思うかもしれませんが、自分はとにかく断言しない人間なんですよ・・・w
これを断言できたのは相当な自信を持てるくらいにしっかりとプロセカのストーリーと向き合えたからだと思うので、非常に良かったなと思いますね。

絵名の回答

また前の項目に付随するものでもあるんですが、”解決策がない”から、絵名の出す回答も自然と”瑞希の要求には100%は応えられない”というものになるという予想も当たっていました。

前回記事を以下に引用します。

多分絵名は良くも悪くも素直ですから、瑞希の要求には100%応えられない(気遣いや優しさは生まれてしまう)ということを告げた上で、それでも瑞希が去っていくようなことになるのを全力で拒否するという解答を出すような気がします。

これに関してはもう完全正解でしょう!!!!!!!

一応本編上ではどういう言われ方をしていたのかの確認(ウイニングラン)をしようと思います。w

以下セリフと、抜粋した画像を引用

「……私はもう、そうなの! 1回後悔したら、そのあともずっと、ずっと考えちゃう!」
「そうやって考えることが瑞希を傷つけるのかもしれない! でも……でも……っ!」
「そうなっちゃうのは、 瑞希と、ずっと友達でいたいからだって……!」
「それは……わかってよ……っ!!」

「私は……瑞希と離れたくない」
「私の何かが瑞希を傷つけるなら、もうしないように努力する」
「それは……瑞希にとって嫌な優しさなのかもしれないけど」
「でも、傷つけたくないって—— そう思うのは、絶対、絶対、私は変えられない! それは、これからもずっとそう!」
「だって——瑞希は、大切な友達だから!!」

「私のことはどうだっていい!!」
「気を遣うのも、周りからあれこれ言われるのも——」
「瑞希がいなくなることに比べたら、全然、どうだっていいの!!」

いや~、もう完璧です。w(自画自賛)

マジでこの結論の部分があたっていたことが、何よりこの一連のストーリーを正しく見れていたことの証明であって、プロセカの見方が間違えていないことの裏付けになるというのが本当に本当に嬉しい。

瑞希の救い方、救われ方

”瑞希側の希望が通ることは絶対ない”から続く予想の最後。
瑞希がどうやって絵名の元に帰ってくるのかという点においても、まあ合っていたと言っていいと思えるものでした。

以下前回記事や動画からの引用です

「耐えられない」と言ってニーゴとの関係を諦めるのか、

ニーゴとの関係のために優しさを耐えてみるのか。

”みんなの中に生まれてしまう優しさを諦めて、ニーゴに戻って来る”

という予想。

これを今回の描写で確認してみると、

「ずっと、そうしたかったんだ……! 一緒にいても、後ろめたくない……そんな友達に、ずっと……!!」
「……なりたくって……! でも……っ、ダメで……!」
「……きっと……これからもうまくできない……っ」
「…………それでも……」
「……こんなボクでも……ほんとに、いいのかなあ……っ!?」

「迷惑、かけても……! ……イヤに、なっても……っ!」
「一緒に、いたい……!!」
「一緒に居ていいって、ずっと思えるようになりたい……っ!!」

というもの。

正直言葉はかなり違いますし、”優しさを諦める”なんて後ろ向きな表現ではないですけど、それでもその意味は、後ろめたくない友達になることはとても難しくても一緒にいたいというもの。
”優しさを克服できるようになりたい”という意識への変化によって戻ってきたというのは、完全に正解とは言えないものの間違いではないという感じがするので、正解の方に入れました。

(にしても、改めて見るとこのやり取りって絵名の主張を100通してるのすげえな・・・絵名のパワーハンパねえ、カッコいいわ・・・)

外れていた項目

逆にこちらでは外れていた項目と、どうして外してしまったかの反省会をし、次回以降の予想に活かそうという項目となります。

できれば大目に見てやってください・・・w

エリア会話からの瑞希の状態推測

随分前の項目で軽く触れましたが、瑞希がセカイに表示されているのはあくまでもゲームシステム上の表現であって、実際はそうじゃなかったようでした。

一応前回記事の中で”セカイには来ていないかも”という言い方をしているところもありますが、セカイには来てるかと思っていたのでこれはハズレと言ったほうがふさわしいでしょう・・・

瑞希の本心

今回、真っ直ぐすぎる絵名の言葉を受けて、ついに瑞希がこぼした本心。

「ずっと、そうしたかったんだ……! 一緒にいても、後ろめたくない……そんな友達に、ずっと……!!」

今までは、”関係性が変わってしまうのが嫌”とか、”優しさが嫌”という言い方をしてきた瑞希でしたが、それらはいわゆる建前のようなもので、本心は”後ろめたくない友達になりたい”(後ろめたさが苦しい)というものでした。

自分ではない外側に理由を求めるのと、”後ろめたさを感じる”という内側に求めるのとでは大きく異なるので、ここが読み切れていなかったことが、決定的な部分を詰めきれていない原因の一つのような気がしましたね。
(一緒にいる後ろめたさと向き合うことは、”カワイイ(自分らしさ)”を貫くことへの後ろめたさという自己否定なってしまいかねないから、外側に理由を求めて目を背けていたというのもありそう)

もう少しキャラクターの感情を把握する時に、外側と内側とか、本音と建前とか、言動の意識的・無意識的という部分にもっと注目して掘り下げる必要があるなという反省をしています・・・

絵名が瑞希のことを話さない

また前回の予想では、
”絵名から瑞希のことを話すことはない”
”だから、奏とまふゆには今回の事態は伝わりようがない”
という風に考えていたのですが、それは外れていました。

だって、まさか”話せないけど、協力してほしい”という展開が発生するとは思わなかったんだもの・・・

これは完全に、奏とまふゆの絵名への信用度とか、後は瑞希を思う気持ちを過小評価してしまっていたことが原因って感じがしますね・・・
(アフライで”絵名がいると騒がしい”って言ってたけど、その騒がしさはまふゆにとって好ましいものなんだろうな感すごかったの、めっちゃ良かったよね)

正論パンチを繰り出す人

また、瑞希に正論パンチを繰り出すのは、KAITOかまふゆになるんじゃないかという予想をしていたりもしたんですけど、めっちゃ絵名でした。

今思えば、そりゃそうだって感じなんだけど、どうしてこんな予想になったのかは以下。

まふゆと奏の絡め方

前回の予想、まふゆはもう瑞希の秘密に気付いているんじゃないかという予想をし、そこからストーリーの具体的な流れを予想していきました。

しかし実際は、まふゆが瑞希のことに気付いているなんて描写ありませんでした。
(一応まだ言及はされてない(「べつに謝ることじゃない」と「これからもよろしく」以外の発言がなかったし、奏に関しては”瑞希のことを気付いてなかった”とエリア会話で明確に表現されたけどまふゆに関してはそれがなかったという違和感も若干あるので可能性は0ではないですが、まあ多分違うんだろうなって思ってます。じゃあなんでユニットストーリーで瑞希の心の闇に気付けたんだろうか・・・)

ここがもう予想の致命的なミスというか、決定的なズレを生んでしまった原因ですね。
まふゆが瑞希の問題に気付いていると考えれば、絵名が話さなくてもこの問題に絡んでいけるし、瑞希に対しても接触していけそうだし、瑞希の拠り所の一つを絵名に近いところで先に作れるというのがデカいのでは?という、話の動かしやすさありきで前提を決め打ち過ぎてたところを反省しないといけません・・・
正直、やっぱり自分がしていたのはちゃんと予想だったなという安心感も少しありますが・・・

前提はあくまでも前提、その前提自体を疑ってかかったり、もっと複数パターンの前提で並行して考えていかなければならないなと思いました。

まあとはいえ、あくまでも”予想”なので、その中でも特に有力だと思うものを世に公開するわけですから、この先同じミスをしてるように見えても大目に見てください・・・w

当たっても外れてもいない、まだ残っている予想

前回記事からそのまま以下に引用します。

ショッピングとかの時などの着替え(試着)とか、スキンシップ的なことの距離感とか、どうしても性差から生まれてしまう問題はどうするんでしょうか・・・

そもそも瑞希視点だけであればそういったノンバイナリーやXジェンダーなどと言われるような属性を持つ人が社会の中でどう扱われていて、どういう想いを抱えているのかというのをテーマにしたものと解釈できますが、それを女性である絵名たちから見たときにはそういう人との付き合い方という別のテーマが発生し、更にもう一つ難しいテーマを扱うことになります。
上記で語った瑞希を救う方法というのは、あくまでも表面的な関係性の一時的な回復によって唯一無二な関係性になれるかもしれないという新たな希望を得るというだけのものであり、実際その関係性までたどり着くにはそういった問題に対して慣れていけるかという感じのもう一つの障壁が存在することになるので、これからの瑞希のストーリーはそういう方向で進み出すということになるのかもしれないという予想も補足として置いておきます。

今回絵名が出した回答、そして瑞希が戻って来るにあたっての変化の部分の予想の大枠がほとんどあっていたので、上記の予想に関しては否定されることなく残っているような気がします。

この先、どこまで踏み込んでいくのか、楽しみです。

前回した予想の振り返りまとめ

前回のイベントから今回のイベントに至るまで、
”どこか変な予想はないだろうか”
”不適切なことは言ってしまっていないだろうか”
”もっと良い予想があるのではないか”
と、めちゃくちゃ考えたりもしましたが、その悩みともおさらばです。
しかもそれを吹き飛ばしてくれたのは、予想をはるかに超える最高のストーリーでした。

そもそも前回では”瑞希をどう救うのか”って予想をしたのに、今回の感想の方では”絵名が輝いててスゲー!”って話ばっかしてて、瑞希の話全然してないんですよね・・・ww
それくらい今回の絵名はすごくて、自分がした予想なんて軽々吹き飛ばしてしまうだけの力強さがあって、とても爽快です。最高です。

今回は比較的当たったと言える要素が多かったというのもありますが、何よりプロセカのことを考えて、それを予想という形にまとめて、そして該当のイベントが来たとき答え合わせが楽しくてしょうがない。
もともと競馬が好きというのもあって、予想が大好きなんですが、それはプロセカでも同様のようですww

今回は自分としてはかなり当てることができたという印象を持っていますが、かなり外してもいるのも事実。

しかしこれに懲りずに、これからも楽しみながら色々な考察や予想をしていこうと思うので、一プロセカユーザーの発想をちょっと見に来る感じで、またブログや動画を見に来てくれると嬉しいです!

ちょっとした考察

今回の8話終了後に流れたムービーでは、水面に浮かぶ桜の花びらが映っていました。

おそらくこれは、今回で解決した瑞希の問題に関する物語の出発点である、『シークレット・ディスタンス』のイベントにて、ニーゴが4人で見た桜からの演出だと思うのですが、

この”桜”というものには何か特別な意味があるんじゃないかというのを個人的には考察をしています。

詳細は上記の記事や動画を見てほしいのですが、概要だけ話すと、桜というものは”出会い”や”繋がり”というもののメタファーとして描かれているのではないかということです。

そういう視点で今回を見てみれば、絵名が瑞希を繋ぎ止めたというシンプルな見方。

そしてさらに、奏やまふゆからすれば、今回全てを知った上で瑞希と出会うのは初めてという言い方ができるような気もしますし、その上でもなお繋がったままでいられたという見方ができそうで、この桜=”出会い””繋がり”説というのが更に補強された気がするという話でした!

イベントストーリーの気になった点

あるわけねえだろ!!!!!!

ありがとう絵名!!!
おかえり瑞希!!!!!!!

いや、気になるところ一つだけある。

瑞希補習大丈夫!!!?!?!!?!?!?!www

ちゃんと後日行ってるよね・・・!?!?www

ハッピーエンドかと思いきやまさかの留年エンドになってしまうのでは!!?!?!とか思ったけど、今の瑞希は絶対に百人力どこの騒ぎではないだろうから、元々に優秀さに加えて今のバフによって全部ぶっ飛ばしたんだろうなぁとかの裏側を想像するだけで微笑ましくてたまらんです・・・ww(描写してくれてもいいんだよ?)

まとめ

先にプチ好きなところ

どこに入れればいいか分からなかった、好きなところ。

なんか、奏の「しんどい」っていう語彙、ちょっと意外で好きかもしれない・・・w

なんかいつもなら、「キツいけど……」とか「ちょっと辛いけど……」とか、もう少し柔らかい言葉を使いそうなんだけど、「しんどい」って言葉を使うのはなんか意外でギャップを突かれた感じがして、なんかいいな・・・ってなりましたwwww
今までしんどいなんて言ってたっけ?

ちょっとだけ自分の話

本を買って読んだ話

今回の話を見る上で、自分とは違う視点で見ることができるようになるかもしれないと、Twitter上で見かけた本を購入して読んでみました。

その文章に書いてあることだけを知識や問題提起として受け取った時には、正直今まで自分が色々と考えてきたこと、思ってきたことの範囲内であるものがほとんどで、取り立てて新たな知見が得られたようなところはありませんでした。

しかしながら自分はエッセイというものを読むのは初めてであり、その著者である方の考え方や行動、また文章の運び方からその時の想いなんかを想像するのはとても楽しく、一概に”読む”と言っても色々な見方があるのだと学ぶことができた一冊だったと思います。

そして、そういった視点は今回の感想にも多分に活かされているかと思います。

今回のストーリーを見る上で、今までもある程度は意識してきたストーリー構造やストーリーの運びというものだけでなく、キャラクターの行動原理や心理状態なんかの感想は、この本を読んだからこそ生まれたものな気がします。(おかげてこれだけ感想が長くなってしまいました。今まで一番長かった感想記事(荊棘の道は何処への感想)の更に+10000文字くらいの文字数がありますww)

エッセイでも、啓発本でも、創作の物語でも、それを著した人の想いに触れ、書きたかったであろうものを想像したり考えたりしながら少しでも多く受け取って、それを自分の中に大切にしまっていくという行為は非常に楽しく、さらに有意義で充足感のあるものであることを、今回読んだ本とこのイベストから改めて感じることができたことが、今回のストーリーからもらえた一番の学びのような気がします。

プロセカのストーリー感想記事を書くようになってから、明確に本を読む回数が増えていて、そんな機会をくれるプロセカはありがたいですね。
正直機会がないと本なんてどんどん読まなくなっていきますから・・・

キャラクターの成長から勇気をもらって、自分も少しでも人間として成長していきたい。
特に今回のカッコ良くて強い絵名の姿を見て、すごくそれを思ったので、これからも精進していこうと思います!

絵名バナー(乗っ取り)の件について (ブログ限定)

今回の絵名バナーに関して過剰に騒いでいる人たちを見て、正直自分はかなり思うところがありました。
Twitterなどで、それがかなり漏れてはいるんですが、これでもかなりグッと我慢しているつもりです。

しかし、ここではその我慢しているものも全てぶちまけようかと思います。
だって、ここはSNSじゃなく明確に自分のサイトであって、自分が思ったことを書いていい場所だと思うから。

自分と同じような想いを持っている人、逆に今回のイベントに文句がある人以外は特に見る必要はないような文章を以下に記します。

かなり強い言葉を使っているようでもあるので、覚悟のある人だけどうぞ。

今回の騒ぎを見ているとき、どこかでブッダの名言として紹介されていた言葉が頭に浮かびました。

「花が好き」という人は、ただそれを摘むでしょう。

しかし「花を愛している」という人は、毎日水をあげるのです。

記憶の中から呼び起こしたので、細部を間違えていたらすみません。

今まで語ってきたところから、
”今回の話がいかに絵名を輝かせるものであったか”
”今回の話で絵名が輝いていたか”

が分かって貰えると思うんです。

今回の話は、ちゃんと”絵名”の話だった。
なんなら、絵名を輝かせるために瑞希が使われたという表現の方がしっくり来るレベルに。

確かに”初の絵名限定バナーでこのストーリーである必要はあるのか”とか、ペンライトとか衣装が・・・とかいう主張は、理解はできる部分も大いにあります。
前回で瑞希の問題を進展させるようなストーリーを書いたのは運営だし、そうなってしまえば絵名のイベントでこういうイベントをやらざるを得ない状況にしたのも間違いなく運営。
前回で追加のなかった絵名のエリア会話が今回少ないというのも、自分ももっと見たかったという想いはあるのでとても共感できます。
また、8話におけるBGMを逆再生すると瑞希のセリフが入っているというのも、やや過剰すぎる演出な気がするというのも理解できます。(今回のストーリーは絵名が輝きすぎてるから瑞希要素をちょっと足したかったのかなとか思うけど、まあ要らないよねというのには賛同です。逆再生演出って”逆”ということに特段強い意味を込めていない限りは、ただ仕組んだ側の自己満足的演出だと思うので、個人的にあまり好きではないというだけだったりもしますが。)

だけど忘れてはならないのは、瑞希の問題というのはもう絵名の問題でもあったということ。

絵名は『お悩み聞かせて!わくわくピクニック』の時から”瑞希の力になってやる”という気持ちを固めていて、その性格は幼馴染の愛莉の発言からも分かる通り、小学生の時から何も変わっていない、絵名の最高に強くてカッコ良いところなわけです。

ユニットストーリーでは結果的にまふゆのことを思ってじっとしてられなくなってセカイに来た絵名は、「そいつに一言言いに来ただけ」と、その行動の理由を自分に求めていますし、

『願いは、いつか朝をこえて』でのまふゆがまふゆ母と電話している時にだって、絵名は何を言われたわけでもないけど、そのまふゆの電話をとりあげてまふゆを庇うような行動をしますが、”見ていられなかった””ほっとけなかった”と、やっぱりここでも行動の理由を自分に求めています。

前でも語っている通り、絵名というのは人の問題の解決に力を貸す時だって、”その人のため”なんて言わない。
それは自分がそうしたいからするんだと、それは自分の意志であると、そう力強く宣言できる。

だから今回の話は、確かに瑞希というキャラクターが大いに絡んできたストーリーだったかもしれないけれど、絵名自身の行動で絵名が望んだ日常を掴み取るという、れっきとした”絵名の物語”なんです。

しかも、今回の絵名ははちゃめちゃに輝いていました。

ここまでのストーリーを見ていれば分かることだけれど、瑞希が救われることは同時に、絵名の問題も一つ解決するという構造になっている。
だから、瑞希が盛大に救われれば救われるほど、絵名の強さやカッコよさも引き立つわけです。(逆再生セリフの入ったBGMもそういうことだと思っています)

瑞希を救う舞台装置として絵名が使われたみたいなことを言っている人も結構見受けられたけど、むしろその逆。

絵名を引き立たせるための舞台装置が瑞希なんですよ。

少なくとも今回の話に関して、自分はそう表現した方がしっくり来ます。

(別にそうとは全く思いませんが、正直絵名のパワーがすごくて、”瑞希が救われる”という視点の感動が霞んでるレベルなのは事実だったりしますね・・・絵名がヒーローすぎて全部持っていったレベル)

絵名が好きだと言っているのにも関わらず、被害者意識やその先入観で絵名の良さがふんだんに描かれている素敵なストーリーに気付くことができず、絵名が絶対にすることはない”他人(瑞希や運営)のせい”にして過剰に攻撃をする人たちは、きっと”花を摘んでしまう人”なんでしょう。

そこにある花の美しさも分からないまま、ただ”花が好き”という純粋無垢さを免罪符にし、ただそれを所有したように振る舞うことが楽しいだけの寂しい人達。

”そういう形の絵名が好きな人たち”というのは、その好きな絵名からは絶対嫌われるはずです。
(なにゲームのキャラクターの存在をマジに受けてんだと思ってもらっても結構です、そのゲームのキャラから何も学べない、学ぼうとすらしない人たちに比べれば幾分もマシだと思ってます。)

だから、そういう人たちは、申し訳ないがとても”絵名という人間が好き(愛している)”というようには見えない。

”絵名が好きな自分が好き”であるとか、”絵名を消費している瞬間が好き”なのではないかと。

当然そういう趣向も認められるべきであるし、そういう人たちの方がむしろプロセカを支えている比率は高いのかもしれない。

またそれを内に秘めたままであるなら好きにすればいいと思うし、それもちゃんとプロセカの正しい楽しみ方の一つであるとは思います。
自分だってそれを好きな自分が好きというような楽しみ方をしているものもあるし、消費する瞬間を楽しんでいるところは少なからずある。

だけど、”好き”を免罪符にして何かを攻撃し出したら、それは途端に正しさを失ってしまうんですよね。
しかもそれは、その人たち好きな”絵名”であれば絶対にしない行動であるはずなのに、どうしてそんなことをしてしまうのか、理解に苦しむし、単純に同じプロセカを好きと思っている者として非常に悲しいです。

同じエゴイストでも、カッコ良くて力強くて、でも懐が大きくてどこまでも優しい絵名とは大違い。
自分の推しキャラを見習って欲しいと思わずにいられません。

改めてになりますが、今回の件に関して、至って冷静で理性的な批判をしている方に限って言えば、その主張に賛同こそできないものも多いけれど、先述の通り理解できるところは十分にあります。
全肯定が正しいと思わないし、議論が行われることも健全だし、批判の仕方が正しいのならば、それはなされるべき批判であることは間違いない。

しかしながら、こと今回に関しては素晴らしさの方を強く主張したい。
これだけカッコよくて、強くて、そして輝いていた絵名がそこにはちゃんといたんだ、っていうところと、そして瑞希と入れて幸せそうな絵名をしっかりと見てあげてほしいと、そう思います。

そうすればきっと絵名は、照れくさそうながらも誇らしい顔で「アンタ、なかなか見る目あるじゃない」って返してくれる、そんな気がするから。

ちゃんとまとめ

今回のストーリーは、ここまで続いた絵名と瑞希に関するストーリーの終わりというべきか、一段落というべきか、少なくとも大きな節目となったことは間違いありません。

これから瑞希の周り(主に宮女生徒たち)にもこの秘密が明かされるのか、それともそこは別になあなあのままでいくのか、そもそももう瑞希のストーリーってこれ以上何もないんじゃないかと色々考えてしまう部分はありますが、ひとまずは『荊棘の道は何処へ』から続いたこの出来事が最高の表現で良い結果に収まったことを喜ぶに尽きますかね・・・!

(本当は見たくもないのに)のところ、めっちゃくちゃ刺さってきたし、声優さんのパワーで刺されたところはデカかった。

またここまでに強めには語って来なかったすごいいいところに声優さんの演技があると思います。
佐藤日向さんのツイート(今は心無い人たちのせいで見ることができませんが・・・)にもあったように、しっかりとキャラクターに向き合って、命を吹き込んでくれたからこその今回の素晴らしいストーリーがあったと思うと、改めて声優さんの凄さを感じます。
この記事を書いた時点ではイベント終了前なのですが、後に行われるアフタートークも非常に楽しみで、今からワクワクが止まりませんね・・・(2イベント分のアフタートークってことなら、尺めっちゃキツそうだけど大丈夫なのかしらという不安もややありつつ・・・w)

アフタートーク見たけど、やっぱ例の件があるからか、やや遠慮がちに見えたのは気の所為か・・・(気の所為とか、ただ疲れてるとかならいいんだけど・・・)
また、正直前回イベントも絡めてもっと話をして欲しかったという気持ちもあったり。
瑞希視点のアフタートークがスキップされたのにも関わらず、瑞希側の話をほとんど聞けなかったのは悲しいけど、その話をさせなくさせてしまった状況に対する申し訳無さみたいなものもあり、なんとも難しかった・・・

また、個人的にLeo/needが好きということもあって、今回のストーリーはどうしてもLeo/needのユニットストーリーでの出来事と重ねて見てしまう部分がありました。

相手と一緒にいたいのに、その相手から拒絶されてしまって、どうしたらいいのかわからない。

最推しが一歌だということもあって、一歌と絵名を重ねて見るような見方もしていたと思います。

だけど、絵名の力強さは本当にとんでもなかった。
当然Leo/needの4人とは状況も違っていて、絵名の方は周りの人の力もあったことを考慮にいれる必要はあります。
とはいえ、Leo/needは再び4人になるのに2年間かかっているのに対して、絵名は1~2ヶ月で解決してしまったわけです。

これは絵名に強く惹かれてしまうのも無理ないですよね・・・?ww

正直今絵名がかなりキテます。ww
今までも都度都度で絵名はかなり好きめだって言ってたんですけど、今回のストーリーで株が上がりに上がってしまって、もうどうしたものかと・・・wwww

まあそれはさて置いて・・・w

改めて今回のストーリーは絵名が最高に最強に輝いていて、いい結末を迎えて、構造的な要素も本当によくできていて、本当に最高のストーリーだったなと、本当に満足度の高いストーリーでした!

瑞希側の幸せの感動はこの先の日常描写から無限摂取していけるし、今回はかなり絵名に持っていかれた感あるけど、ここから瑞希が存在しているだけで温かい気持ちになれるだろうというのも今回のストーリーの好きなところ(これからもっと好きになっていくであろうところ)ですね!

そしてそんな瑞希と絵名の物語が一段落してホッと一息・・・をつくまもなく、今度は仕事のオファーが来なくなってしまったという不穏を抱えたモモジャンのストーリーがやってきます。(忙しすぎる・・・w)
まあでもモモジャンは書き下ろし曲の曲調がヤバい感じではなかったので大丈夫かな?という気持ちもややあるので、比較的軽い気持ちで見れるのが救いだったりもしますが、まずは次のモモジャンの話、そして更にその先のニーゴのストーリーや、いつか来てくれと願う東雲暁山姉弟イベントなんかに思いを馳せながら、今回の感想はここまでとさせていただきます!

おかえり、瑞希!!!!!!!
カッコよかったよ、絵名!!!!!!!!!!!!!!!!

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