今回はワンダーランズ×ショウタイムのイベントストーリー「The Power Of Regret」のタイトルって、今までにはなかった・・・?ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
いよいよ最後の修行先・森ノ宮歌劇団にやってきた寧々達。ここでもいい経験をして成長したい、と意気込む寧々だったが、男女別のチームになる上、えむは運営の勉強をするため、ひとりで稽古に挑むことになり……!?
公式のあらすじから引用
ストーリーまとめ
ついに最後の修行の場である、森ノ宮歌劇団にやってきたワンダーランズ×ショウタイム一行。
その豪華さに驚くのも束の間、
今回の修行は『森ノ宮音楽学園』という、森ノ宮歌劇団の役者になるための勉強をする学校でレッスンをするということと、
えむは運営の勉強、司と類は男子部、寧々が女子部とそれぞれバラバラに修行することになることが説明され、
バラバラになることを少し不安になりながらも、強い覚悟を持って望む寧々がありました。
そしてキツいバレエのレッスンや歌のレッスンをこなした後、
定期公演のオーディションがあることが話され、レッスンの中で素晴らしい歌を披露したというところからそのオーディションに寧々も参加することになります。
そんなオーディションは厳しいもので、日々『役に挑む実力がない』と判断された人から脱落させられていくような形式。
そんな中でも、自身の成長のために主役を狙うことに決めた寧々は、
早速練習を同じクラスの人とやろうとするのですが、
かなりピリピリとした空気が走っていて、
気圧されてしまいそうになりながらも、改めて覚悟を決め直すのでした。
そうして、ついに迎えたオーディション。
初日、2日目をなんとか通過できた寧々でしたが、同時に脱落していく人を見送らなければいけない苦しさも感じていました。
そんな一日の終わり、その日に脱落してしまったクラスメイトのノートが落ちているのを見つけた寧々は、そのノートを寮に住む本人に届けにいきます。
そんなノートの持ち主はすごく落ち込んでいて、目も腫れていて、そんな様子を見た寧々は労りの言葉を掛けるのですが、
「勝ち残ったあなたに、慰められたくなんてない!」という言葉を返され、そのまま走り去ってしまいました。
今の自分の行いに反省すると同時に、うまく気持ちの折り合いをつけられない寧々でしたが、
そこに通りかかったのは、学年トップで頭ひとつ抜けた実力を持ち、級長でもある白虎町。
そんな白虎町は、「心配してくれた草薙さんに酷いことを言ってしまった」と謝りたそうにしていた先程の件の人からの伝言を申し出てくれたようでした。
またそんな白虎町は寧々に対し、ここにいる人間はみんな最高の役者になるという夢を必ず叶えると心に決めているからこそ競うべき時は全力で競い合ってぶつかり合っていて、そこに情けをかけるべきではないという言葉を伝えます。
その言葉から、「経験を積ませてもらおうとか、学ばせてもらおうとか、どこかで受け身に考えてしまっている」という自身の覚悟不足を自覚した寧々は、
負けないように、しっかりと向き合って思いっきりやるという覚悟を固めたのでした。
そしてワンダーランズ×ショウタイムのみんなにも手伝ってもらったり、
家でも練習に励んだりして、
迎えたオーディション最終日。
練習の甲斐もあって全力を出し切れた寧々でしたが、
代役にすら選ばれることはなく、
悔し涙を流します。
そんな寧々は役を勝ち取った白虎町にお祝いの言葉を掛けに行きますが、
そこで白虎町から、寧々の演技を見せられたからこそ、負けられないと強い気持ちで望むことができたと、お礼を言われます。
そんなやり取りから、”ぶつかって成長する”という意味や、森ノ宮の仲間の形を理解した寧々でした。
また白虎町から、寧々の所属するワンダーランズ×ショウタイムについて聞かせてほしいという言葉を聞いて、
嬉しそうに語りだす寧々の姿があったところで、今回の話はおしまいです!
描き下ろし楽曲
ぼくのかみさま
作詞・作曲:羽生まゐご 様
イベントストーリーの良かった点
今回のストーリー、すごい見ごたえあって面白かったなと思います。
同じ方向の夢を持つ司の描写とは方向の違うインパクトがあったストーリーで、ようやく寧々ならではのパワーあるストーリーが読めた感じがしたのが最高にたまらなかったというのが第一印象です。
そんな今回のストーリーは全編通してかなり面白かったのですが、その中でも特に好きだったところについて語りつつ、少し気になったところなんかも語っていこうと思います!!
コネクトライブを思い出すノリ
今回の3話で、レンと司とリンとえむと類が寧々にパワーを送るシーンがあったわけですが・・・
これ可愛すぎるな!?!!?
これ高校生のやり取りとは思えない可愛さだよな、みんな純粋で良き・・・
ただこういうワンダショのノリってかなり好きではありながら、今回のノリは今までの本編上では見られなかったようなタイプのノリな気がします。
類まで一緒にノリノリでぱわ~とか言っちゃう感じが珍しいというか、それだけ心許している仲間となっているのも今までのストーリーを考えると感慨深いわけですが、こういうノリって
どこかコネクトライブを思い出すようなノリでもあって、アーカイブが見たくなりましたね・・・(本当にアーカイブはないんですかカラフルパレットさん・・・)
昔漫画家の人が、アニメ化されたことによってキャラクターのイメージがまた一つ加わってインスピレーションのもとになるみたいなことを言っていたような気がするのですが、コネクトライブからの逆輸入みたいな、そういうのもあるのかな・・・?ww
サイストなんかでも司と類の仲良し描写が見れましたし、
本編上でも、寧々がワンダショを頼りにしているような描写があったのも良かったし、
最後に仲間たちのことを嬉しそうに話し出す寧々なんかは正直たまらんポイントです。www
この辺のエリア会話もヤバかったですね、仲良しワンダショ無限に見ていたい・・・
今となっては”一ユニット”というよりは、”夢を持った4人の仲間の集まり”というべき関係性で、困った時には頼り、楽しい時は共有し、辛い時は支え合うような絆が感じられる、すごいいい4人だなという風に思いますね!!
そんなワンダショはミックスコネクトライブともいうべき、2ユニット(以上?)でのコネクトライブも控えていますし、それもすっごい楽しみになった描写でもありました!!!
今回のストーリーの裏付けとなった今までの混合イベント2つ
直近の寧々のイベントといえば、3周年過ぎたくらいの『最高のクランクアップ』と4周年イベの『想いをのせて!Dream Stage』だったわけですが、そのどちらでも寧々がリーダー的役割になって、事にあたるというイベントでした。
そして今回では、仲間と引き離されて周りに知らない人だらけの空間に向かっていくという人見知りな寧々にはなかなかにキツいシチュエーションであったはずなのに、大した描写もないままにそこをクリアしていきました。
これが寧々の成長を感じると共に、一人で動く時の描写に違和感がなくなるように混合イベントを使って描写されてきたというここまでのストーリーの運び方の美しさを感じて、今までの積み重ねが効いている深みがすごく気持ちよかったですね!
また逆に、
過去の2イベでは、”周りの人と一緒に””周りの人と助け合って”というような形で成功体験を得てきた寧々は、
今回も同様の形を取ろうとしたことで、クラスの人との軋轢を生じさせてしまった。
そういった今まで見てきた、やってきたこととは違う哲学もあることを知るという形で別の成長をするという今回の話の展開は、納得感の高さと展開の仕方の面白さ(意外性)を感じられたのも非常に好きでした!
またそんな問題が発生してしまったものの、相手も感情的になって言ってしまった言葉を反省している(寧々に対して悪感情を持ったままというわけじゃない)ということが聞け、白虎町から核心を突くような言葉から寧々にも成長が促され、ピリピリはしていても決して悪い人たちではないというのと共に寧々の成長につながる描写が入ったという、一描写へのフォローの綺麗さみたいなものも個人的には好きなポイントです。
以前からプロセカにはただ”悪い人”というものは存在せず、ただただ考え方や精神的な幼さや一時の誤りなんかで起こってしまう”悪い事”というのだけがあるという風に信じていましたが、今回でもそういう面が見え、寧々と井村さんは後に良い友人となれるようなビジョンすら浮かんでくる、そんな素敵なシーンとなった描写が本当に良かったなと思います。
どうでもいいことながら、少し気になった点
タイトルのOfのOが大文字なのレアじゃね?
本当にどうでもいい話ながら気になってしまったので。
今までのプロセカのタイトルの英語って、全部大文字か(『THE POWER OF UNITY』や『BREAK DOWN THE WALL』)、
(ひとまとまりの)最初だけ大文字か(『Resonate with you』や『No seek No find』)、
前置詞や冠詞以外が大文字(『Color of Myself!』や『Bout for Beside You』や『Knock the Future!!』や『Light Up the Fire』)というパターンで使われてきたように思います。(あと当然全部小文字というのもある)
しかしながら、今回はOfのOも大文字で書かれていて、今までにないパターンだったといえるタイトルなんですよね。
一応今までで初めてだったという点から、なんで初のタイトルにしたのかを考えてみたんですけど、イマイチしっくり来るものはありませんでした・・・無念・・・(なんか見つかったら教えて下さい・・・)
ただまあ前置詞だけじゃなくて、冠詞にまで広げれば、一応『Find A Way Out』で”A”の部分が大文字という表記は存在しているので、じゃあこのイベントとの共通点は・・・って考えても特にきれいな感じにはひらめけず。(強いていうなら、自分のやり方を見つめ直して、覚悟を持ちなおして頑張るみたいな話というところだけど、究極プロセカって全部それだからなぁ・・・w)
そうなるとこの大文字小文字ってどうやって決めてるのかがすっごい気になってきます・・・
ネットで調べると「キャピタリゼーション(英語のタイトルにおける頭文字の大文字化ルール)」なるものがあるらしく、一応それにすべて則っているようではあるのですが、それでも『Color of Myself!』と『The Power Of Regret』でOfの表記が変わるのが謎・・・
(Theが大文字なのにOfが小文字なのは一貫性がなくなるから的なことなのかな・・・)
(でも現状The始まりのタイトルは『THE POWER OF UNITY』と『The Vivid Old Tale』『The first concerto』の3つであり、フル大文字パターンと前置詞ないパターンと最初以外全部小文字パターンしかないので、PowerとRegretの頭文字だけ大文字にするなら最初のTheの頭文字も大文字にせざるを得ないからOfも大文字にしなきゃいけないみたいなルールなのかどうかというのの判別方法がないんですよね・・・)
(さらに言えば、『Find A Way Out』のAがなぜ大文字なのかが不明すぎる。他はフル大文字タイトル以外では一貫して文頭以外の冠詞は小文字で書いているのに、このタイトルだけはAが大文字なんですよね・・・わからん・・・)
このタイトルにおける英語の大文字小文字問題って昔からずっと気になってるんですけど、これ自分だけですかね・・・?www
まあ自分はこれから先でこの謎が分かるようなTheとかA始まりのイベントタイトルが来るのを楽しみにしたいと思います!www
ノベルゲーのような演出(冒頭)
今回のストーリーの冒頭、やってきた森ノ宮歌劇団の大きさを示すような演出として、一枚絵の一部を動かしながら数カットに分けて見せるという手法が使われていましたが、
この一枚絵を動かしながら見せるという手法は、『荊棘の道は何処へ』で初めて見られた演出でした。
今回でも出てきた顔アップの演出は、ボケ的なシーンはいいとしても、シリアスなシーンで使うのはどうにも安っぽく見えてしまう(ここを強調したいという制作的意図が見えすぎる上に、どうしてもボケで使われたシーンがちらつく)ことからあまり肯定的ではないのですが、
この一枚絵の使い方の演出については非常に良いなと思いますね。
切り取り方や動かし方、また画面の切り替えで色々な印象を持たせることができるというのが非常に強く、『荊棘の道は何処へ』では2枚の切り替えによって両者の見え方を感じさせ、切り替えのテンポによってことの大きさを印象付けるという非常に良い演出。
今回では訪れた場所がより壮大で豪華な施設であるということの表現として、辺りを見渡して目で味わっていることを感じさせるテンポ感の切り替えや、自然と目線が行くような場所がズームされていて、キャラクターたちが劇場を目の前にした時の感覚がそのまま伝わってくるようで、非常に効果的に使われている良い演出だと感じました。
解像度そのままにズームだけしているので、少し画質が粗くなっているというところに引っかかりは覚えなくはないですが、気になるところ以上にその演出から多くのことが感じられるというのが大きいと思うので、今後もあまり乱用しない程度に効果的に使っていって欲しいなと思う演出でした!
本当にちょっとした考察
白虎町
井村や森といった名字の中で、今回出てきた明らかに一人だけ異質な名前の”白虎町”。(正直これは名前の時点で一歩リード感あったのに笑ってしまった・・・ww)
というかこいつ、めっちゃイケメンだよな。
一歌を泉に落としたらワンチャンこうなりそうな波動を感じて、このキャラもかなり好きかもしれないって思ったりした・・・
かつてはフェニックスステージの歌姫”青龍院”や、アークランドのキャストである”玄武”という名字が出てきましたが、今回は白虎。
中国神話に出てくる四神のうち残すは朱雀のみとなったわけですが、4つの中で唯一日本の元号として使われた「朱鳥」というものが朱雀の別名であるという説から考えると、同じく神武天皇以前の時代を指す「神代」という日本的な名前を持つ類関係で登場するキャラに当てられるのかな~とか思ったりするわけなんですが、
こいつまだ名前分かってねえな?というのを思い出したりもします。
しかしながら、これまで四神の名前は役者にしか当てられていないため、この演出家らしき人が朱雀である可能性は低そうでもあり、なかなか難しいところ・・・(なんなら別に青龍院は司と寧々、玄武は司と類、白虎町は寧々に当てられてるって感じだからそういう統一性はない気もする)
また、そもそも想像上の生き物が名字に当てられているキャラクターは、みな若くて未完成状態であるというのが条件っぽくて、ストーリー時点で完成されていると思われる天満星一や風祭夕夏やライリーといった大人たちにはそういう名前が当てられてはいないように思います。
となると、まだその詳細が明らかになっていないものの、実力ある役者でありながら青龍院が”あの子”と呼ぶような年齢であることが確定していて、司と役作りの仕方が似ているという情報が出ている人物に朱雀という名が当てられるのかな~なんてことを思ったりもしましたね。(この言い振りから絶対後に出てくると思ってるんだけど、それっぽい人まだいないよね?風祭夕夏のことではないよね?)
ワンダショストーリーの登場人物の名字には、今挙げた中国神話の四神であるとか、獏とか鬼というような想像上の生き物の名前が当てられがちなわけですが、あと何が残ってるんだろうか・・・というのもなかなか気になるところですし、以後朱雀だけではなくそういう名字にも注目して見ていきたいと改めて思ったりもした今回のストーリーでした!!
まとめ
今回ストーリー本編に言及した感想はやや少なめかなと思うのですが、本編が物足りなかったかというと全くそんなことなく、むしろ整ったキレイなストーリーだったからこそ取り立ててここがいいと言えないというか、流れそのものが好きというような内容なので少なくなったという感じです。
正直面白さが少なめなストーリーも短くなりがちというのはあるので、今回面白かったのに短いのはどうにか回避したいとは思ったのですが、無理でしたね・・・w
でも面白かったと思うのは文章や動画の喋りの熱量なんかから分かってもらえるんじゃないかと思います。
寧々が脱落した人を見送っていく苦しさと、その後の慰めに関する話なんかは、”その苦しさから逃れて楽になるための慰めを咎められた”なんて見方もできる話であったり、全力でぶつかったからこそ正しく悔しがれる良さがあるみたいな、自分に振り返って考えさせられるようなところもあったなと、そんな深みもあった話だったという感想も持っていたりします。
やっぱりワンダーランズ×ショウタイムのストーリーは面白いなと、今回でも改めて実感できて良かったです!!
そして今回は寧々を中心に据えたストーリーとなっていましたが、別れた司や類なんかは星2星3サイストで結構厚めに補足されていた感じがするので、次は一人だけ経営の勉強をしているえむサイドの話だったりするのかな?なんて楽しみもあります。
司や寧々といった役者やその役者を引き立てる演出家である類とは違い、経営の勉強をするえむの話がワンダーランズ×ショウタイムとしてのストーリーの終わりに対して大きく作用するであろうことは、3周年以前の『あたしたちのハッピーエンド』からも確かなはず。
それぞれの夢を叶える時にはみんな違う場所にいると言われながらも、今は一時的な延命として一緒にいるようなワンダーランズ×ショウタイムが今後どういう方向に進んでいくのかという意味でも楽しみだし、単純にえむが好きなのでどういう話になるのかも楽しみだし、なによりワンダショの話は絶対おもしろいの確定レベルにクオリティが頭ひとつ抜けているので、そういう意味でも期待したくなります!(次えむじゃないかもだけどw)
またそれだけでなく絵名バナーによる瑞希の解決編になりそうなイベントも近々きますし、今後も目が離せないプロセカ、楽しんでいきましょー!!!
コメントお待ちしております!