29日の22:30に投稿される上記の動画版の方が数倍内容が濃くなっております(喋っているうちに濃くなったのと、画像の使用枚数もこっちのが多いし、編集も入れてるのでかなりわかりやすくなってると思います)
今回はLeo/needのイベントストーリー「This moment with you!」が、色々あるけど”個人的には”最高のイベントだった!!ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
デビュー曲が好調なLeo/need。バーチャル・シンガーバージョンの影響が大きかったとして、今後全ての曲でバーチャル・シンガーバージョンを作ろうという話をされる。しかし、一歌は何か思うところがあるようで……。
公式のあらすじから引用
描き下ろし楽曲
それでも僕らは歌うことをやめない
作詞・作曲:葵木ゴウ 様
イベントストーリーまとめ
ソリス・レコードの事務所に呼び出されたLeo/needの4人はデビュー曲の売上が想定の倍であり、かなり好調な滑り出しであることを聞き、それを踏まえた今後の話をされました。
それは、今後リリースする曲全てでLeo/needバージョンとバーチャルシンガーバージョンの二つを制作して欲しいという事務所の意向。
またその条件で、炭酸飲料のタイアップの話も来ているとのことでした。
しかしながら、これから先、リリースする曲を全部、ミクに歌ってもらうという話に引っ掛かりを覚えた一歌は、真堂の助言もあり、その話を一旦持ち帰ることにします。
そしてセカイで行われた『デビュー曲大ヒットおめでとうパーティー』にて、
昔の一歌がどんな感じだったのかがヒントになるかもしれないというレンの言葉を受け、
一歌は昔の話を始めました。
そうして一歌が話したのは、
ミクを初めて見た時、ミクとの出会いのこと。
そしてそのミクを見た一歌が、翌日みんなにミクの曲を演奏しようと持ちかけたこと。
そして4人で初めて演奏をした時のこと。
そしてその後、もっともっとミクにハマっていったこと。
そして4人がバラバラになってしまっている時も、ミクの曲に励まされたこと。
そうして一歌は、ミクからいろいろなものをもらったと話し、
ミクには思い入れが、思い出がたくさんあるからこそ、『ミクに歌ってほしい』って思ってもらえる曲じゃなきゃ嫌だという気持ちに気付きました。
これから先、Leo/needで作る曲が全部そう思える曲になるとは限らず、その想いを一歌の”信念”として大事にすると言ってくれた3人の言葉もあり、
一歌は、”全部の曲のバーチャルシンガーバージョンも作る”という方針は断ることにします。
そしてタイアップに関しては、”ミクに歌ってほしいと思える曲にできるか”という方向で考える一歌でしたが、
当然同じように”ミクに歌ってほしい歌にできるかどうか”という悩みがつきまといます。
セカイの屋上で考え続ける一歌のもとにやってきたミクはそんな一歌の想いを受け止め、
一歌の作る曲なら、どんな曲でも歌われてくれるのが嬉しいと語り、一歌の背中を押しました。
そして一歌が出した結論は、
Leo/needとミクの曲にできると思ったからタイアップを受けるというものでした。
そしてタイアップの曲作りと、出場が決まっていたジャムフェスの準備が迫っていることを告げられ、より一層気合が入ったLeo/needの4人が見れたところで、今回のストーリーはおしまいです!
イベントストーリーの良かった点
今回のイベントストーリーは、自分がこのプロセカというゲームが好きな理由、そしてその中でも星乃一歌というキャラクターが好きになった理由というのがめちゃくちゃに詰まっていたことから改めてその気持ちを再確認でき、さらに待ちに待った描写も存在していてくれた最高のストーリーで、非常にめちゃくちゃ最大に満たされた気持ちになりました!!!!w
そんな今回のイベントストーリー、良かったところを楽しく語っていこうと思います!
めっちゃポカリ
青春っぽいCM、・・・
これ、プロセカってこともあってめっちゃポカリをイメージしたんですけど、しゅわデリサイダーってことはモデルは違うのかな、三ツ矢サイダーとか・・・?
まあでもLeo/needにぴったりでいいですね!
タイトルがなんか可愛いな!?真面目な展開じゃないの!?
1話で提示された”以後Leo/needの楽曲全てでバーチャルシンガーVer.も作る”という話に引っかかりを覚えた一歌はその話を持ち帰ることにし、きっとここから結構悩むストーリーになるんだな・・・と思った矢先
2話のタイトルが『しゅわしゅわとモヤモヤ』。
いやそんなポップなタイトルなのね!!!?!wwww
ってなって、急に気を緩めることができましたwww
そしてその緊張感が減った状態で見始めた2話では、一歌が昔の話をすることとなり、続く3話で
一歌とミクの出会い
一歌とミクの出会いが詳細に語られ、そこではイベントトップのイラストでもある、あまりにも可愛いイラストがババーン!と出てきて、もうめちゃくちゃいいですね!!!!!
このセリフや状況自体は過去のイベント『Live with memories』の6話でも語られており、そこでは次の日は寝坊しかけたということが語られていたわけなんですけど、その前後がより詳細に描かれたことによって・・・
Leo/needの始まりの始まり
ミクを知った翌日すぐに咲希と志歩と穂波の3人に演奏しようと持ちかけ、Leo/needの始まりの始まりとも言える、初めての4人での演奏の詳細が見れることになったわけです!!!!!
Leo/need推しとして、これをどれだけ待っていたことか!!!!!
もう本当に待ちに待った待望の初めての4人での演奏、そしてそれに向けてどういう話があったり、どういう行動があったのかというところがとてもよく描写されていて、これだけでもめちゃくちゃ満足度の高いイベントって言えちゃうくらいもう嬉しかった、大満足です!
で、これだけパワーのあるこの”初めての演奏”というものを
4人がバラバラなメインストーリー時点に描写してしまうのではなく、
また志歩がLeo/needから抜けてしまいそうになる時でもなく、
一歌が初めてミクに歌ってもらうための曲を作る時でもなく、
みんなへのお礼のライブをした帰り道の公園で約束を果たした3周年直前の『つなぐ星の歌』でもなく、
プロデビューに向けて色々あった中でもなく、
デビューしてから一歌の想いの再確認の描写に使ったのが贅沢過ぎるだろ!!!!!って感じでw
温めに温めた初めての演奏の話を”Leo/need4人の話”というよりは、”一歌個人の話”として出してしまうのが一歌推しとしては贅沢だけどLeo/needとしては・・・と思ったりもしましたが、じゃあ他3人がおざなりにされてたかといえば全くそんなことはなく、咲希は過去にも『雨上がりの一番星』とか『No seek No find』でしっかり描写された分を思い出すような表現が含まれていたり、志歩や穂波は星2・星3サイストを含めてめちゃくちゃ株が上がったりしたので、これはまた後で・・・!
またかつての一歌は”考えるより先に行動”なんて言われていたようなところが、しっかりと表れていた描写だったのが良かったなと!
よく考えれば一歌はギターの経験もないのに「演奏しよう」ってかなり凄い発想。
しかも確定で用意できる楽器は志歩のベース(と咲希のキーボード?)だけで、穂波に関しては演奏する楽器すら決まらないというような状況だったのにも掛からわず、一歌の一声で各々練習するところから始めて楽しく演奏しきるまでやりきることができたというのは、非常に昔の一歌らしさを感じさせる出来事だったように思いますね・・・(これに関しての他キャラの話も含めてさらに後述にて色々と・・・)
ミクへの公開告白みたいじゃん・・・
そしてそんな昔話をし、ミクへの想いを語る一歌の言葉があまりにも素直すぎて、なんか聞いてるこっちがドキドキしちゃう感じで非常に良かったですね・・・
さすがのミクさんも照れてて、いちミク成分を補給できました、たまらん・・・
サイスト
そして今回の交換所で交換できる星2星3のサイストでは、一歌の一声から始まったミクの曲の演奏をすることが決まった後のそれぞれの様子について描かれているのですが、こーれがどっちも最高に良かった、特に志歩!!!!!!
語っていきますよ~!!!!
穂波(終始穂波は負担がデカかったけど、一生懸命ないい子過ぎて・・・)
一歌は父親のギターというところから練習にもアテがあったし、咲希はピアノの経験があったことからキーボード、志歩は言うまでもなくもうベースに取り組んでいた中で、
一人だけ引く楽器がトライアングルとかリコーダーとか言われてた中から急に難易度の跳ね上がったドラムを担当することになり、本当に0から練習する状況にもかかわらず一緒にやってくれ、しかもめちゃくちゃ一生懸命に練習してるの、いい子過ぎるだろっ・・・!!!
でしかも中学の時はドラム以外の楽器もやっていたらしく、どれも結構弾けてたのに”一番かっこいいって思ったから”という理由でドラムを選ぶくらいには穂波にとっては大きな存在というか、出会いというか、そういうものになっているというのもいい!!!!!!
穂波の株がバク上がりしたサイストでした!!!!!!!
志歩が楽しみにしすぎてたという描写
もう志歩が全然ツンだけじゃないのって知ってるんだけど、それでもこの志歩が4人での演奏を楽しみにしまくっているというのがもうたまら過ぎる!!!!
「あ、あんまり期待しすぎちゃダメだよね。」って、もうそれが期待しすぎてるじゃん!!!!!
みんなのことめっちゃ好きじゃん!!!!!!
ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!(発狂)
で、しかもこれの何がやばいって、そんなに3人のこと想ってたのに
メインストーリー、そして『響くトワイライトパレード』『Resonate with you』とかでは、その3人から離れようとし続けてたんよ!!!??!?
こんなに3人と演奏できるってなっただけでワクワクしまくって楽しんでた志歩が、どんな気持ちでその3人から離れようとしてたんだ・・・と、WLイベントから志歩がもうどんどん好きになってヤバい!!!!
これは神サイストといっていいでしょう、ありがとうございます!!!!
プロセカイベストにおける”with”シリーズ
今回のイベントタイトルである『This moment with you!』ですが、過去のイベントにもこの”with”が使われているものがあります。
それは
Resonate with you
Live with memories
そして今回の3つ。
『Resonate with you』では、Leo/needから離れていっていまう志歩を繋ぎ止め
『Live with memories』では、離れ離れになってしまう兄妹を繋ぎ止めたという内容で、一歌視点で見ればどちらも繋ぎ止めたのがこの”with”の付いたイベントでした。
じゃあ今回の”with”では何を繋ぎ止めたのかといえば、それは恐らく
一歌の大事にしている”初音ミクという存在”なのではないかと。
自分がプロセカを好きな、そして一歌が好きと再確認できた理由
そもそも自分がプロセカを始めたのは、「音ゲーのSOUND VOLTEXがやりたいけど、ゲーセンでやるにはあれあんまり台数ないし猛者がいたらやりづらいから家でできるそれっぽいゲームないかなぁ?」というところから、昔ボカロ聞いてたしスライドがそれっぽく見えなくもないという理由からだったりします。
でもそれは始めた理由であって、ハマった理由ではないんですよね。
じゃあなんでハマったのかといえば、初音ミクたちの活かし方が、かつて好きだったボーカロイド文化の空気感に近かったからでした。
最初は音ゲーとしか見ていなかったプロセカですが、せっかくプロセカを遊んでいて、それにストーリーがあるんだったら読まないのは勿体ない!!と思い、初めてすぐくらいのイベントストーリーを読みました。(始めた時のイベントは『Knock the Future!!』でしたが、始めたてではポイントが足りずに読めなくて、次の『灯のミラージュ』が初めて読んだイベストでした。リンゴの話、めちゃくちゃ印象に残ってます。)
しかしながらそれぞれのキャラクターの背景を知らないため、ちゃんとストーリーについていくことができず、ここにも勿体なさを感じたため、ちゃんとメインストーリーから読み出したが最後、しっかりプロセカの沼にハマっていました。
そんな中でも特にハマったのはLeo/needのストーリーであり、星乃一歌というキャラクター。
Leo/needのストーリーはとにかく温かさが凄まじくて、おじゃる丸とかごちうさとかけもフレ1みたいなやつが好きな自分としてはドンピシャ、しかも一歌に関してはプロセカ始めてすぐに来たカラフェスでなぜかよく知らないのに見た目に惹かれて天井したキャラだったので意識が向いていたというのもあり、無事一歌とLeo/needを一番好きにな豆腐が一人誕生したわけです。
また、そうしてプロセカにハマっていく中で、プロセカというゲーム・コンテンツがどういう哲学で振る舞いをしているのかということも見えてきました。
それは、ものづくりをする方々へのリスペクトの高さ。
挙げればキリがありませんが、例えば箱イベに曲の描き下ろしをしてくださるクリエイターの紹介も一つ一つムービー付きで凝っていて、またその方の代表作品の紹介の後にコメントを紹介するのが生放送でしっかりとなされていたり、プロセカNEXTやプロセカアカデミーなどにおける新しい才能の発掘、またプロセカクリエイターズフェスタに代表されるクリエイターを主としたイベント。
とにかくどこをとっても、0から1を生み出すクリエイターの方々へのリスペクトが非常に高く、それのクリエイターをある種利用する形でもあるプロセカというコンテンツからしっかりとボーカロイド文化へ還元しているような形態であることに魅力を感じていました。
そしてその”作り手至上主義”とも呼べる環境こそ、自分がボーカロイドというものに魅力を感じた理由でした。
あくまでもぴなのん個人のボーカロイド歴史観にはなってしまうんですけど、初期のボーカロイド文化は”初音ミクが歌ってくれました”みたいな文言に代表されるような、”初音ミクというシンガーに曲を書き下ろす”というようなものが非常に多かったように思います。
しかしながら、当然初音ミクはみんなが使えるという条件が同じだったことから、”歌”ではなく、”曲”で評価され、それによって”歌に左右されず”、”曲”を作った制作者が評価されるという仕組みが非常に好きだったんです。
0から1を生み出すという最もすごいと思う人たちが正しく評価され、その環境を作ってくれた初音ミクをおざなりにしないことで初音ミクというものにも人格が付き、その2つが共存・協力しながら成長していくような状況を見ているのがとても心地よくてワクワクしたのを覚えています。
だからぴなのんは、ボカロPと初音ミクが好きだった、というわけです。
しかしそんな状況は長くは続かず、初音ミクに代表されるボーカロイドたちが歌うということの必要性がない、ボーカロイドを利用しているだけに見えるようなボーカロイド曲がどんどん増えていき、また歌い手の登場・人気上昇やボーカロイド曲のコミカライズ化など、0から1を生み出す人以上に生み出された1を活用する人が評価されているような状況を見るのが嫌になって2014年にはもうほとんどボカロ文化から離れていました。
そんな中、7年越しに出会ったのがこのプロセカというゲームで、そのプロセカ内では初音ミクを代表とするバーチャルシンガーたちをテーマにしたストーリーが展開され、一歌や咲希や冬弥や奏でも描かれているように作曲というものにスポットが当てられ、ゲーム外でもさっき言ったような0から1を生み出す人にしっかり還元するような試みや催しがなされていて、かつて自分が好きだったボーカロイド文化と同じ匂いがしているから、プロセカがこれだけ好きであるわけです。
またその自分の想いと通ずるものがあるからこそ、星乃一歌というキャラクターが一番好きになったんだと思います。
このプロセカの姿勢が変わらない限り、自分はどんなにクソイベ連発されてもプロセカからは離れられないと思うという話でもあるのですが・・・w
そうしてやってきたのが今回のイベント。
かつて自分がボカロ文化から離れた原因でもある、商業的なバーチャルシンガーの使用(”初音ミクと共に”という姿勢から”初音ミクを使う”という路線変更的な発想)というものがテーマとも言える内容で、正直ドキドキしながら見ていました。
それに対してプロセカは、そして自分の推しである一歌が出した答えは、
”初音ミクという存在を大事にしたい”というものだったわけです。
これに自分は一安心、を超えて非常に嬉しい思いでした。
かつての「プロセカ質問箱 夏休み特別編」で近藤さんが仰っていた言葉(まあこれはちょっと違う意味だろうけど)をお借りするようですが、「これでこそ俺たちの一歌だ!!!!」と言いたくなるような一歌の出した結論には、本当に本当に自分がプロセカと星乃一歌というキャラクターが好きな理由が詰まっていて、それを再確認できたストーリーだったなと思います。
またそんな一歌と対話し、背中を押してあげたミクのセリフ。
そしてこの表情・・・!!
自分には到底分からないことだとは思いますが、自分のかつて好きだったボカロPと初音ミクの関係性もこんなだったのかなぁなんてことを思って、自分はボカロ文化を外側から眺めてただけの人間であるにも関わらず、なんとも不思議なノスタルジーみたいなものを感じるようでもあって、温かい気持ちになって、すごいいい内容だったなと思います。
イベントストーリーの微妙な点(ストーリー設定の矛盾について)
Twitter上で、今回のイベントにおいて発生した過去の描写との矛盾というものが話題になっているのを見かけました。
確かにこれには自分もある程度違和感というか、キャラクターが語った一部状況に関して「そうだったっけ?」みたいな引っ掛かりこそ覚えたものの、結局スルーしてしまいました(できてしまいました)が、一応その矛盾を紹介すると共に、自分なりに解釈したものを合わせて紹介しておきます。
まずは4人の初めて演奏した場所と穂波のドラムについて。
これはメインストーリーの3話にて咲希が語った
「ほら、小学生の時だよ。いっちゃんがミクちゃんの歌好きだから、 みんなで演奏してみよーってなった時あったでしょ?」
「あ。あったね。穂波が吹奏楽部でドラムできるようになったから、 みんなで咲希の家に楽器持って行って……」
(中略)
「びっくりするくらいバラバラだったんだよね……」
「あの時はしほちゃんがムキになって大変だったよね~。 完璧にできるまでやる!って言って聞かないしさぁ」
というもの。
これを素直に受け取れば、今回のイベントで描写された初めて4人が演奏をした時の状況についてのセリフだと考えられますが、今回のイベント内で実際に演奏をしていた場所は音楽室でした。
また同様に上記のセリフから「穂波が吹奏楽部でドラムできるようになったから」とあるのに、音楽室での演奏後に家に帰った一歌のセリフでは
「穂波も、いつか吹奏楽部とかに入ってやってみたいなって言ってくれたし」とあり、この時点では吹奏楽部に入っていないことが確定しています。
これは正直やらかしと言って差し支えないものだと思いますが、個人的な解釈として
初めてのバンドをする
→ジャングルジムで流星群を見る)
→穂波が吹奏楽部入部(小5以降)
→そこでドラムができるようになった(と穂波自身が思えるようになった)
→ 咲希の家に楽器を持ち寄ってバンド(メイスト話、持ち寄れる楽器を持っていることの整合性も出る)
という解釈をすることで、一応矛盾確定という状態からは逃れることができるような気がします。
(まあそもそも未経験なのに楽器が持ち寄れている、しかもドラムといういきなり購入とかはありえないくらいハードルの高い楽器なので、やってみて楽しかったから購入したという流れと考えると結構自然な気がするのでこれは意外とアリな解釈かなと思います)
次に咲希の入院時期について。
今回のイベントでは、中学生の一歌が咲希と会った帰り道の電車でミクの曲を聞くシーンがあり、そこでは
「これから入院なんて……本当は、つらいよね」
「昔から病気がちだったけど、一緒に宮女に入れて これから青春するぞって張り切ってたのに」
「志歩も穂波も、最近はなんだか忙しそうで あんまり話さなくなっちゃったし」
とありました。
しかしながら、『雨上がりの一番星』の6話のセリフに
「うん。咲希が入院してすぐの時に、 みんなでお見舞いに行ったことあるでしょ」
「……? うん。あのすごく遠い病院でしょ」
「専門の有名な先生がいるから、地方の病院にしたって、 咲希ちゃんのお母さん言ってたよね」
というものがあり、今イベで描写された”これから入院する咲希と会った一歌が穂波や志歩と最近話せていない”というのは、遠くの病院に入院してすぐ3人でお見舞いに行ったであろう描写と矛盾します。
これに関しての個人的解釈は
一歌と穂波と志歩のクラスが離れてしまって、そこからギクシャクし出したというセリフから、咲希の遠くの病院の入院時期を1年生の終わり頃と断定し、
1年生の終わり頃に遠くの病院に入院が決まる
→入院してすぐに3人でお見舞い
→そこから1ヶ月もしないうちに一歌と志歩と穂波が少しづつすれ違い出す
→一歌だけで咲希に会いに行き、そこで今回の「これから入院なんて……本当は、つらいよね」というセリフを「これから入院(生活が続くなんて)……本当は、つらいよね」という意味で発した
という解釈にすることで、ギリギリ矛盾しているという状況からは抜け出せるかと思います。
まあ個人的には名探偵コナンのアニメをめちゃくちゃよく見ていて、あの作品は色々なことが起きているのに1年経ってないという時系列ぶっ壊れなストーリーな上に、しれっと両手ショットガンから片手ショットガンに描写が変更されるような作品に慣れてしまったからか、設定の矛盾という部分にはそこまで強い引っ掛かりを感じません。w
というのも、自分がストーリーを読む上で大事にしているのは、”何をした””どうしてそれをした”という事象(感情)的な方であり、それは物語の流れ(ストーリー内で何が起きているのか)や登場人物の人間性を理解・解釈する上で必要なことだからです。
実際、今までストーリーの感想として色々批判してきた部分のほとんどが、”ストーリーの構造的な違和”だったり、”ストーリー内におけるセリフ回しの違和”だったり、”キャラクターの行動原理の違和”などであって、物語の”流れ”自体が歪んで見えるようなものに関するものだったはずです。
例えるならば、人体の関節が逆側に曲がってしまっているのに普通に動いているようなもので、それはもう同じ人間とは思えないくらいの違和があります。(そんなんゲームでしか見ないけどww)
逆に”どこでやった””いつやった”などの、ストーリーを構成する情報の中でも記録的であるものは、世界観の緻密さを向上させ、物語の深みを増すことはあっても、そのストーリーを楽しむ上では究極必要ないと考えています。
例えるなら、人体の中の肋骨とかが少し折れてても、外から見てそれが人間とは思えないくらいの違和を感じることはない程度のことだからです。
ですから、個人的には”設定の矛盾の発生”という点において、そこまで取り立てて批判することはなく、今回の件に関してもそこまで重たく捉えてはいません。
(まあ一歌が急に理由もなくミクアンチになったり、咲希が急に「過去は屈強で風邪一つ引かなかった」とか言い出したらさすがにめっちゃ怒るけど、今回の件に関しては、あくまでもLeo/needにとって大事なのは”4人での演奏がLeo/needというものに繋がった””咲希の入院の辛い思い出も糧にして作曲に繋げ、今はもうその時の自分にも大丈夫と声をかけてあげられるようになっている”という事実のみが重要なのであって、それがどこでやったとかいつだったとか、全然本質じゃない、折れてはいけない骨ではないので自分はそんなに引っかかってないって感じです)
ただ骨が折れた状態の動きは自然ではないことも確かで、そういった物語を読む上での違和感・引っ掛かりというものは絶対にないに越したことはないのも確かであり、今回の内容そのもの自体は最高のストーリーだったけど、その設定の部分でケチが付いてしまった感は否めないのが残念なところです。
できることならこれに関して修正ないし、正しい解釈の仕方が公式から発表されたらいいな、とは思います。
とはいえ4周年を過ぎてから、少しストーリーにおける粗というべきか、クオリティの低下というべきか、というのものが多すぎるような気もします。
ストーリー自体は無料で見れるのであーだこーだ言うのも贅沢過ぎるのかもしれないですが、プロセカというコンテンツやそこにいるキャラクター達をより鮮やかにしてくれる根幹とも言えるものなので、もう少し力を入れてくれると嬉しいなという感想を併せて語っておこうかなと。
まとめ
今回のイベントストーリーは、自分にとっては最高だったと言い切っていいものでした。
しかしながらストーリーの設定上に齟齬が生じていると思われる状況となってしまい、自分はそんな気にしてないけど、声を大にして最高というのもなんか違うよなとなってしまっていて、これは難しいなというのが正直な気持ちですwww
まあでも自分は気にしてないんだから、このストーリーは最高だったと、胸を張って言いたいと思います!
ストーリーの設定に関しては、いつか自分も時系列整理やりたいと思っているので、一緒にやりませんか?wwwww(普通に勝手にやるので、出来上がったら運営に提出しましょうかね・・・w)
まあそんな感じでもうプロセカ4周年もやって来ますが、自分はさっき言ったように多少の粗ではプロセカから離れられない呪いがかかっていますので、いいところをできるだけ見つけて楽しめるように、そして悪いところも見つけて正しく物事を見れるように、これからも色々と精進していこうと思います!!!!
コメントお待ちしております!