プロセカ イベスト「Time to take off!」 について語りたい!!![感想・イベントストーリーまとめ]

今回はVivid BAD SQUADのイベント「Time to take off!」で明らかになった、冬弥の父親の猛反対とそこから意外なまでにあっさり態度が軟化していった理由が深すぎる!?ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!

ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!

そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!

目次

あらすじ

大河と謙が参加するイベントを観に行くため、ついにアメリカへ旅立つことになったVivid BAD SQUAD。期待に胸が膨らむ中、荷造りをする冬弥のもとに、意外な人物からのメッセージが届いて……。

公式のあらすじから引用

描き下ろし楽曲

作詞・作曲:煮ル果実 様

イベントストーリーまとめ

大河からアメリカのイベントに招待されていたVivid BAD SQUAD一同は、

ついにアメリカ行きの前日を迎えていました。

そんな中、冬弥の元に、現在アメリカにいる2番目の兄である秋志から連絡が来ます。

その内容は、別の州での演奏会があることから、アメリカにいる間に冬弥たちには会えないということ。

さらに、かつて冬弥の相談をちゃんと聞いてあげれなかったことへの謝罪と、

今の冬弥を認める言葉、

そして、なにか困ったことがあったら力になるということでした。

そんな前日の電話の話から、冬弥は、その兄の通う学校「ニューヨーク音楽院」に行きたいことを仲間たちに話し、それを快諾してもらった後、

10時間以上のフライトを目を閉じてやり過ごすという、冬弥にとっての試練へと向かっていくのでした。

そして一行は無事アメリカに到着し、

あらかじめ大河が予約してくれていたホテルのチェックインを済ませようとした時、

その予約が1ヶ月間違えられていたということが発覚。

近くで新たな宿泊先も見つからない中、

冬弥は、前日での兄との会話の中で、「困ったことがあったら、いつでも連絡しろよ」と言われていたことを思い出し、

その兄に連絡して、信頼できる人が迎えに来てくれることとなったのでした。

そうしてやってきたのは、世界的に有名なジャズピアニストのひとりであるロイド・ホッパー。

その人物は、冬弥の父親である春道と同級生らしく、

二人の通った学校でもあるニューヨーク音楽院に泊まらせてもらった翌日には、

その二人の昔の話を聞くことができました。

学生時代、ロイドが春道とコミュニケーションを取る中で、春道という人間は「クラシックに一途だけど、他のジャンルの音楽も大好き」であることに気づいたということ。

であるにもかかわらず、冬弥がストリート音楽を始めた時に猛反対されたのは、

かつて、ストリートで歌っている人たちにクラシックのことを馬鹿にされていたという経験があったからではないかということ。

そんな話をした後、かつてその春道もやったという、ニューヨーク音楽院の学生たちとのセッションに参加することを勧められました。

そして、様々な曲調、様々な楽器で創り出された音楽によって、

頭の中が真っ白になって、音に満たされるような感覚や、

音楽だけで通じ合うような感覚を、冬弥たちは得ます。

その体験から、父親である春道が同じことを感じたかどうかは分からないものの、「音楽をやっている人間が目指すところは、 本当は一緒なんじゃないか」という考えを持ったり、

「音楽は考えていた以上に自由」というような、冬弥の視点が広がって、

クラシックやストリートだけではなく、他の音楽の良さも学んで取り入れていった先に、冬弥の目指すストリート音楽があるという気持ちになったところで、今回のストーリーはおしまいです!

イベントストーリーの良かった点

『Time to take off!』

今回のイベントタイトルである『Time to take off!』、素直に受け取ればアメリカへの飛行機、つまり”日本を飛び立つ時”という視点で付けられた安易なタイトルに見えますが、

8話でのセッションの体験から、冬弥自身の思考・視野が向上する的な意味合いにも取れますし、

ストリート音楽を始めたことを決してよく思われていなかった兄から、今の冬弥を認めてもらえるような言葉を貰えたことから、過去の重荷を一つ外す”take off”的な意味合いにも取れそうです。

また、”カテゴライズしてしまっていた音楽というものを取り去る”という意味でも取れそうかなって感じもしますね。

そもそも”take off”が持つ意味がかなり広く、冬弥の視野が広がって成長したような今回の話においては色々な見方ができそうすぎて、どこまでが想定されている意味であるかは分かりませんが、冬弥が苦手な飛行機の回で冬弥自身が飛躍していきそうな話を描いてくるのは、なかなかオシャレな感じがして良いなと思いました、やりますね・・・

冬弥の魅力を改めて実感

そんな今回、改めて冬弥がここまで進んできた道の大変さを認識できたような気がします。

クラシック一家で、2人の兄もクラシックの音楽家としての道を順調に進んでいる中、

その兄2人や父親からは良く思われない中でストリート音楽をやり続け、その実績で以って、少しずつ認めさせてきた。

ここまでクラシック一家な環境の中、一度は「絶対に、いつか後悔する。 ——逃げ出した自分のことが、許せなくなる」とまで思わせた相手の考えを、「逃げたんじゃなくて、本当に進みたい道を、見つけただけだったんだ」とまで変えさせた冬弥の強さは、その部分に強くスポットは当てられてはいなそうながらも凄まじく魅力的な部分だなと思います。

それと、学校の裏通りを眺める冬弥が絵になり過ぎててヤバいね。
色気エグい。

翻訳こんにゃく~

そんな今回の話通して・・・

日本語で良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwww

正直英語で会話しているキャラクター達も聞いてみたかったし、これを機に英語の勉強を少しできたらいいな~と思わないでもないですが、ストーリーを見る上で大変すぎるからマジで翻訳こんにゃく状態で進行してくれて良かった!!!!wwww

セリフは日本語だけど、たどたどしい英語で喋っていることを表すために、わざと詰まりながら話してくれるのは少し面白くて良かったなと思いますねw(ただやっぱり英語バージョンも聞いてみたかったw)

便利すぎるセカイ

今回で追加されたエリア会話で、杏が日本食が食べられて良かったみたいなことを言っているんですが、食材ってどうやって調達してるんだろう・・・と気になってしまいましたw

というか、セカイという場所便利すぎるよね・・・いいなぁ・・・w

彰人はアメリカでも・・・(パンケーキ)

そして、

彰人がアメリカでもパンケーキ食べてるのに笑ってしまいましたww

ほんとパンケーキ好きだなお前!!!www

全身で情報を浴びてるという表現好き

そんな彰人がしてくれた今回の表現、

この、「こうやって街中に立ってるだけで、 すげえ量の情報を浴びてる感じがする」というの、めちゃくちゃ好き。
今回のストーリーの中で、一番好きな表現です。

自分は海外には行ったことがないので、厳密には違う話にはなってしまうのですが、森とか山とかの自然の中にいる時に似たような感覚があります。

そこにいるだけで、どこか胸がざわめく感じ。
五感すべての感度が高まっているような感覚。

これは、ただの非日常からくる高揚感なのか、それとも空間の新鮮さに体が強く反応しているのか、本当にその空間に情報量が多いのかは分かりません。

だけど、そう感じる空間というのは確かに存在していて、彰人のセリフからは状況説明のみならず、その実感が伝わってくるような感じがとても好きな表現で、すごく良かったと思います。

彰人サイスト、律儀

そんな一つ前のイベントで彰人は、凄まじい”律儀さ”というのを見せていたわけですが、

今回のサイストでもそれが見れて、「もうっ!もうっ!!」って感じで、ちょっとヤバかったですね。

別に餞別なんだから返さなくてもいいだろうに、律儀だな~彰人は・・・って感じなんですけど、仮にそのことを本人に言っても「絵名に借りを作ってるのが気持ち悪いだけだ」とか言いそうなのがもうヤバい。
彰人ってなんかいいですね、うん。

冬弥の父親の過去

また今回、冬弥の父親の過去が少し明かされたことで、冬弥がストリート音楽を始めたことに対して猛反対していた理由や、その後には意外にも態度が軟化していった理由の裏付けとなったような気がします。

この過去のエピソードから分かるのは、単に冬弥の父親がストリート嫌いになったということだけではなく、ストリートの人がクラシックを否定したという経験から、冬弥も同じように”クラシックを否定する人間になってしまう”ということに対する恐れもあったんじゃないかと考えたらば、他のジャンルも大好きでありながらも当初は猛反発していたことも頷けます。

そして、中学の頃からストリート音楽を始めた冬弥は、ずっと反対されながらもそれを続けていた中で父親の態度が軟化し始めたと思えるのは、冬弥が高校1年生の時の『Period of NOCTURNE』の7話で、冬弥がしっかりと父親と話をして以降。

その父親に話した冬弥の想いの一言目は、「父さん、俺は――クラシックが好きです」というものでした。

そこから冬弥は自身のクラシックへの愛を語り、

自身の行動の理由を明かし、クラシックを否定するのではなくその上に今の自分がいるのだと説明してみせたわけです。

そしてその言葉を聞いた冬弥の父親は、どうやらそのイベントを見に行っていて、冬弥の姿を自分の目でしっかりと見たような口ぶりをしていました。

今回語られていたように”他のジャンルの音楽も大好き”であるならば、そのイベントで目にした冬弥の音楽というのがクラシックで培われたものが存分に揮われているものであることを理解し、今もなおその想いを持っていることが言葉だけの上っ面なものじゃないことを理解したはずです。

前にクラシックを否定してかかったストリート音楽の人たちとは違って、冬弥はクラシックへの想いを持ったまま、クラシックを愛したままにストリートの音楽に向き合っていることを理解した。

だからこそ、

『The first concerto』では、曲作りに悩む冬弥の話を聞いてその認識を改めさせるような話をし、ジャンルは違えど本気で音楽に向き合う冬弥を励ますという行動があったのだと。

実際そこまで語られたわけではないですし、もしかしたら単にストリート嫌いになったものの冬弥の熱い気持ちが父親を動かしただけという話で、そこまでの意図が込められているわけではない可能性もあります。
だけど、この”冬弥もいつかクラシックを否定する人間になってしまうのではないか”という感情が猛反対の起因だとすれば、今まで微妙にしっくり来なかった冬弥の父親のちょっと意外にも思える軟化具合が全て腑に落ちるのも事実。

また、それを前提にした上で改めて『Period of NOCTURNE』と『The first concerto』を見てみると、その父親の言動の深みというものがグッと増していたりもします。
当時は冬弥の熱くて強い想いが父親に届いたシーンとして感動するところだったのですが、それに加えて、その冬弥の想いが父親の心に響くその瞬間一つ一つがより理解できるようにもなっていて、ものすごく味わい深いストーリーに化けまくっています。(本当に改めてもう一度見てみてほしい、自分はストーリーの見え方がかなり変わっていてビックリしました)

今まで冬弥のストーリーは、冬弥自身が淡白なキャラであることからやや物足りない印象を持つことが多かったのですが、その『The first concerto』辺りからそこにアツさが加わってきて、今回の話で味わいまで加わって、ちょっと今青柳冬弥が熱い!!!!って感じですwwww

キャラクターの親編は、あとまふゆだけ?

今回のストーリーでは冬弥の成長のみならず、前述したような”親の行動を理解する”という側面もあった”親編”とも言えるのが今回のストーリーだったかと思います。

過去には『Knowing the Unseen』にて、絵画教室の先生から父親の話を聞き、そして父親と直接話をしたことで”親への理解”が生まれ、その上で絵名自身の決意を固めるというような、今回に似た構造のストーリーがありました。

また『Light Up the Fire』では謙の口から語られた凪の真実というものがあって、それを理解した杏がその想いを背負って先に進む決意をしたストーリーがありました。

またまた、さらに遡れば『スマイルオブドリーマー』から『ワンダーマジカルショウタイム!』、そして『POP IN MY HERAT!!』にかけては、やや対立構造にあった兄や父親への理解というものがえむの中に生まれ、自身の決意を固めるような構造のストーリーに見えなくはない流れがありました。

そういう”親への理解”という観点で見たとき、唯一まだ残っているといえるのが

まふゆの問題の根源である母親であって、明らかに描写の深さも重みも強いので、この一連の流れのラスボスとして設定されている感がありそうです。

きっとこの前例たちと同じようにまふゆ母にもああなってしまった原因があって、それをどう理解・納得させるのかは難しいところがありそうですが、お手並み拝見といった感じで楽しみにしたいと思いますw
(正直あそこまで追い込んでしまっている以上「まふゆ母にも同情の余地あり!まふゆの強さに今後も甘えていきます!」みたいなのだけは本当に反吐が出るので勘弁してねという気持ちで、現実的に考えるならこのまま奏家でお世話になり続けて母親側の精神的成長待ちを時間で解決させたり、まふゆが自立するまで距離を置かせて初めて母親介入が要らなかったと気付くような感じにするか、朝日奈家に戻るけど母親は別居させるというところに落ち着かせるのがいい気がしています)

イベントストーリーの微妙な点

父親から続く名前、ちょっと怖いかもしれない

今回で、父親に対する理解ができて、過去の話の味わいも増したよ!といった中で言うのもなんなんですけど、青柳家の名前の付け方ちょっと怖い気がしないでもないです。

っていうのも、父:春道 の子どもが、夏(臣)→秋(志)→冬(弥)と春夏秋冬になっていて、息子全員にクラシックを仕込んでいるというのが、春道の続編を作っているようにも見えるなと。

ただ表現としては、

作内で冬弥が”ハルミチに似ている”と言われたのも、冬の次(先)にあるのは”春”だからなのかなとか、
兄の”秋”志が冬弥を認めてくれたのも、”春”から一番離れている季節だから頑固な春道とは違う行動を取れているのかなとか、
その名前から、性格的な部分まで含めて考察するのはとても面白そうなので、この辺は今後のストーリーを注視していきたいなという感じですねw

まとめ

正直今回のストーリーは、アメリカが舞台だったからなのか、結構独特な雰囲気が流れていたストーリーだったように思います。

そのせいかストーリーまとめを作る際も苦労していて、ストーリー内においてはすごく感覚的な部分の表現が多く、明確に言及しないまま”雰囲気””感覚”を重視した伝え方だったからなのかなと思っています。

ただこれはすごくいいことだなと思っていて、そもそもビビバスのストーリーは”歌”というのが物語の根幹であるにも関わらずその”歌”そのものが聞けることはほぼありません。(一部イベントのBGMとして使われているのも、作内で歌われている歌そのものである保証はない)

だからこそ今までの表現では、小説の地の文的なものをキャラに喋らせることでその説明をしていたわけですが、今回における表現は決定的な部分を言葉にしきらないような感じがあり、その”雰囲気””感覚””実感”というものを伝えようとしている風に見える描写がいくつかありました。(前述項目にもあったとおり、「情報を浴びてる」」という感覚的なセリフもその一つ)

これは一つ間違えたら”何も伝わらない”という事象が発生しそうなものであり、なかなかチャレンジングな表現であったようにも思うのですが、今回の空気感は非常に良かったと思うので、ビビバスの表現向上は今後も楽しみにしていきたいところです。

また忘れそうになりますが、アメリカでのイベントはまだ開催されていないので、次回のビビバスのイベントもアメリカ編ということで、そっちの方も楽しみですね。

今回でも軽く言及されていたスレイドとセドリックは出てくるのか、そして招待されたイベントはどんなものなのか、現在の謙と大河はどんな感じなのか、などなど楽しみはいっぱいです!

そして前回のイベントから今回のイベントまでで実装された、マイセカイ楽しんでますか!?w

自分はめちゃめちゃ楽しんでいて、音ゲーの方を全然触れていません!(ミッションヤバい)

ただとりあえず資源確保の最大効率が狙えるようになるマイセカイランク5は超えたので、ここからはのんびりやっていこうかなって感じなので、ボチボチ音ゲーの方もやっていきたいですね・・・(ただ庭の拡張とか部屋の追加とか早くやりたい気持ちもあって・・・w)

楽しいことがさらに増えてプロセカに使う時間がもうトンデモないことになりつつありますが、ストーリーもマイセカイも音ゲーも、全部全部やっちゃおの魂胆で楽しんでいこうと思います!!!!

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