混合イベントである『You are my HERO!!』が最強クラスの混合イベント再び!?ってなことで、ストーリーについてまとめつつ、好きなところや良かったところなどなど語っていこうと思います!!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
日課のランニング中、司は困っている猫を助けたことをきっかけに仲良くなる。一方その頃、シブヤには猫をモチーフにした移動遊園地がやってきており——。
公式のあらすじから引用
イベントストーリーまとめ


体力づくりのためのランニングをしていた司は、池の飛び石で動けなくなっている猫を発見し、


ジャンプのお手本を見せることによって助けたことで知り合いとなり、


以後も、司がランニングのたびに顔を見せるくらいにまで仲良くなっていました。


そんな中、猫の飼い主が実は犬山さんという人物で、その人物が今シブヤに来ている猫モチーフの移動遊園地のオーナーであることも司は知り、



たまたまそこに同じくランニング途中で居合わせた寧々と、その遊園地に向かっている最中であった瑞希と愛莉の4人も合わせて遊園地に招待されることになったのでした。

しかしそんな移動遊園地も年齢による理由からこの場所を最後にするとのこと。

またそんな最後の瞬間に、この遊園地のオープン記念でやったショーをもう一度見れたら・・・と思っていることも司たちは聞いたことから、


司がそのショーをやることを名乗り出て、そして寧々も同じ役者として、


さらに愛莉や瑞希は衣装に関して、


さらにさらに後日には、愛莉や瑞希も役者として参加することになったり、みのりまで加わったりしながら、みんなでショーを作り上げていきます。

そうして迎えた遊園地最後の日、

観覧車の点検のために観覧車を止めなければならないというアクシデントに見舞われながらも、

その状況をショーへと昇華させた司の機転もあって、


無事遊園地の笑顔は守られることとなり、みんなで遊園地を笑顔で溢れかえさせることができたのでした。



そんな笑顔溢れる遊園地を作ったり、その遊園地の笑顔を守ったりしたヒーローの存在を改めて認識し、


最後にその遊園地の思い出をみんなで作りに行く、というところで今回のストーリーはおしまいです!
イベントストーリーの良かった点
相変わらずクオリティがぶち抜けていた今回
ワンダショバナーの時はいっつもストーリーが頭一つ抜けて面白い!ということを語り続けているんですが、今回も例に漏れず大変面白い話でした!
自分は過去の混合の最強格は、癒やし面において右に出るものがない『わんだほら~!?な肝だめし!』と、その雰囲気の良さがぶち抜けている『また、木の葉の色づく頃に』の2つだと思っていたのですが、そこに肩を並べるくらいに今回のストーリーは強かったですね・・・
丁寧なフォロー
今回の話は全編通して癒やし要素が爆発していたんですけど、その癒やし要素だけでストーリーを持たせていたわけではありませんでした。
むしろ見終わった後には本編の面白さの方が印象に残っているくらいで、満足感は凄まじいものがありましたね。
そしてそのクオリティの高さを感じられた一つの要因がこれ。


今回出てきた司と瑞希であるとか、寧々と愛莉であるとか、過去には一緒にショーのようなことをしているという関係性を少ない会話でしっかりと思い出させるのが素晴らしいと思います。
結構忘れてしまってる人でも”チョコレートファクトリー”と言われればホワイトデーイベを思い出せるし、”シブ学祭”と言われれば4周年イベを思い出せるような、そういうキーワードの持ってき方も綺麗です。


またみのりの話でも”ダンスを教えた弟子のようなもの”であるとか、そもそも司の桃井愛莉呼びとか、過去からの関係性があることを仄めかすことで過去のイベストに誘導するあたりも抜かりない。
これらのそれぞれが簡潔なセリフで語られていることにより、説明感が強すぎないままに自然な会話の一つとして組み込まれているのが本当に素晴らしいと思います。

また愛莉の猫アレルギーに関しての決定的な言及がないのも、これまた一つの技な感じがするのがすごいなと思ってますね。
愛莉の猫アレルギーの話をこのイベスト内で初めて知ってしまった場合は「猫アレルギーなのに、猫と一緒に行動って変じゃない?」という、見る上でノイズでしかない違和感を生んでしまいかねないわけですが、猫アレルギーであることをしっかりとは言及せず、”猫には触れないことを仄めかす”程度に収めてストーリーを進行させていくのはさすがすぎるなと。


あらかじめ猫アレルギーの話をエリア会話やサイドストーリーから知っている人は、愛莉はちゃんと距離を取りながら行動しているんだろうなという想像が容易につきますからね。
こういうセリフ回し一つ取ってもワンダショのストーリーというのは頭一つ抜けていて、さすがワンダショって感じです。
キャスティングの必然性



また今回はシブ学祭の時と少し似たメンバー構成にもなっているわけですが、これもまた”ショーに必要なものを1から準備するため”という必然性があるのもいいと思います。
個人的にですが、面白い混合ストーリーの書き始めというのは
「少し意外性のある組み合わせや行動から面白いストーリーが生まれる」という、化学反応的な
『みんなでエンジョイ!スポジョイパーク』とか『好きを描いて♪レインボーキャンバス』みたいなイベントと
「組み合わせるだけでも面白そうなストーリーが生まれる」という、カレーみたいな感じの
『天馬さんちのひな祭り』とか『また、木の葉の色づく頃に』みたいなイベントと
「ある程度必然性のあるキャラ達によって面白いストーリーが展開されていく」という、少しだけ予定調和な流れも見えるような
『ドタバタ cafe●REC!!』や『想いをのせて!Dream Stage』みたいなイベント
の3種類があると思っているのですが、ワンダショは特に3つ目でストーリーを上手に書きあげているのが凄まじいなと思います。
この3つ目だけに関しては”キャラクターで魅せる”ではなく”地の面白さで魅せる”の要素が強くなるので、下手をすると”キャラクターが動かされている”という感覚が強まってしまうと思うのですが、ワンダショバナーに関しては一切それを感じたことがないんですよね。
キャラの魅力ありきでストーリーを付けても少し浅さが見えてしまうし、ストーリーありきでキャラを使うとしかりと浅さが見えてしまうという中で、ワンダショのストーリーはストーリー自体の地の面白さにキャラの魅力が肉付けされていることで両方が際立つようなシナジーが発揮されているのが本当にトンデモないなと思います。
イベントタイトルの意味が深い!!

そして、ワンダショのストーリーのクオリティに関して一番分かりやすいんじゃないかと思うところが、このイベントタイトル。
このタイトルは8話で回収されるわけなんですが、


1話の”猫を助けた司がヒーロー”であるとか

”遊園地を最高のフィナーレで飾った司がヒーロー”というところまでは「タイトルの意味をここに持っていこうとしてるのね~」と結構読めるものではあったかと思うのですが、

さらにそこにもう一捻りした”犬山さんにとってのにゃん太郎もヒーローである”というのが掛かってくるというのは一本取られて、ものすごい気持ちよかったですね!!
しかもこの”にゃん太郎”というのは、猫にも、そしてショーでにゃん太郎を演じた司にも掛かっているだけではなく、


にゃん太郎を主役としたショーから遊園地が始まっているというところから、”夢の始まりを見せてくれたショー”とか”夢(遊園地)そのもの”というところに掛かっているようでもあって、単純な構造のままでは終わらないワンダショストーリーの奥深さを感じられる最高の終わりだったと思いますね、こちらもさすがワンダショといったところ。
癒やしすぎるストーリー
ただそんなタイトル回収の8話に至るまで、信じられないくらい癒やしが詰め込まれたストーリーだったのも本当にたまらなかったなと思います!(猫はズルいって・・・)
全編通して癒やし要素はすごかったわけですが、その中でも特にお気に入りのところをピックアップしていくつか。
可愛いのはお前だろ定期

可愛いのは愛莉の方だろ定期(前も同じことをどこかで言った気がするけど覚えてない)
-_-

愛莉と咲希が前にもしていた顔なんですけど、この顔めっちゃ好きなんですよね~!!
今回は瑞希のこの顔も見れて大満足です!!!!
記憶の中では瑞希がこの顔するのは初めて見た気がしますけど、どうなんでしょう・・・?
猫なのに、犬山・・・

全然どーでもいいかもですけど、猫なのに犬山ってなんでやねん!!!って思いましたねwwww
ポケモンでニャースの声優が犬山イヌコさんだったな~と思い出したりもしましたww
みのりサイスト



またみのりのサイストでは、前後編に渡ってにゃん太郎との仲良くなるまでの物語が描かれているのですが、これもまあ癒やされるのなんのって!!!!
ハシビロくんといい、にゃん太郎といい、みのりと動物が仲良くなる描写はなんでこんなにもハマるのでしょうか・・・ww最高ですね!
司がずっっと良すぎる
また全編通してずっと司が司してたのも最高だったなと思いますね!
こーんな癒やされるストーリーしてんのに


この辺イケメンすぎてヤバかった、マジで良かったです。


また、司の笑顔にする対象は猫にまで及ぶ感じ、最高です!!!!


さらに、この現実の状況すらもショーの一部に昇華してしまうという演出、これめっちゃ類テイストの演出じゃないですか!!?!
こーれがまたワンダーランズ×ショウタイムとして積み上げてきた時間を感じさせる描写でもあり、めちゃめちゃに良かったなと思いますね・・・!
微考察未達
またそんな司に関して少し疑問に思ったところなんですけど、

司の想いから生まれたセカイのミクには猫耳が付いていたり、


WLイベントストーリー内で力になったリオンというキャラはライオン(ネコ科)だったり、何かと猫に縁があるような気がしないでもないです。

また、もっと広げて劇場版プロセカに目を向けてみれば、咲希だけやたら猫と出会っていたりするので、天馬家って猫となんかあるのかな・・・?と疑いたくなります。
そこで司の自己紹介にも含まれる「天翔けるペガサスで天馬」というところから考えたのですが、そのペガサスがライオンの頭を持つキマイラ討伐で活躍した程度の関係しか見つけることができず、しかもそれではネコと仲良くなるのではなく倒す(敵対)する側になるというのはどうにも飲み込めないし・・・
また星座にしても、ペガスス座とやまねこ座やねこ座といった星座でも自分では関連性は見出すことができず、結局この考察は暗礁に乗り上げてしました・・・
天馬家と猫に何かしら関係性があるのか、それとも司と咲希のキャラクター表現に猫がピッタリだっただけなのか、謎は深まるばかりです・・・
イベントストーリーの微妙な点
ない!!個人的には最強クラスの混合イベでした!!
総括
前述した通り、個人的に今回は過去の混合イベントの中でも最強クラスのストーリーで、癒やしと物語の面白さの両方が詰まっているだけでなく、天馬司という人間の良さというのにも改めて触れながらも、その周りにいた別のユニットのキャラたちの魅力も最高の形で表現されていた気がします。
ほんとワンダショのストーリーのクオリティには毎度驚かされるばかりですが、このハイクオリティを見習っていけるくらいの能力をつけるために自分も精進したいと改めて思わされた、そんなストーリーでもあった今回でした!!
コメントお待ちしております!