プロセカ イベスト「変わらぬあたたかさの隣で」 について語りたい!!! [感想・イベントストーリーまとめ]

混合イベントである「変わらぬあたたかさの隣で」が仕掛けたっぷりで面白かった!ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!

ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!

そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!

目次

あらすじ

年の瀬のある日。お正月に海外で働いている姉が帰ってくることを知り、喜ぶ瑞希。
幼い頃、姉と買い物をしたあたたかい記憶を思い出した瑞希は、またふたりで出かけようと姉を誘い——。

公式のあらすじから引用

イベントストーリーまとめ

過去のイベント『そしていま、リボンを結んで』で初登場した瑞希の姉。

その瑞希の姉がお正月に帰ってくることを知った瑞希はそれを心待ちにし、一緒に初売りへ行こうと誘うのでした。

いざ初売りへ(2話~)

そしていざ一緒にお出かけ。

お目当ての福袋を無事入手できた瑞希は、早速その中身をチェックします。

入っていたのは、まふゆに似合いそうな紫色のフリルのついたシュシュ。

そして瑞希に似合いそうなピンクのカットソーでした。

そしてそれを見た瑞希の姉は予定を変更し、瑞希に合うボトムスを探すことにします。

それは、瑞希の服を選べることが楽しみだったという想いからでした。

そんな買い物もひとまずは休憩で、近くのファミレスにやってきた二人。

そんな二人での買い物は、まるで昔に戻ったようだといった瑞希は

昔のことを思い出します。

瑞希の思い出(3話~)

小学生の瑞希は、お姉ちゃんが作ってくれたかわいい服を着て学校に行きました。

しかしそこでは、”変””なんでそんな服着てるの?”といった、否定するような言葉が投げられます。

そんな言葉に落ち込んでしまった瑞希は

帰り道にお姉ちゃんと出会います。

そんな瑞希の様子を察した姉は瑞希に問いかけますが

瑞希は”なんでもない”というのみでした。

そんな瑞希を見かねた姉は瑞希を買い物に行こうと誘います。

そしてその出先で、瑞希は自分の想いを話しました。

それに対して姉は、”かわいいものが好きなままでいい”と返します。

そして、瑞希の想いを大事にしてほしいと、そう話すのでした。

そしてその思い出があったから、今まで想いを失くさずに来れたと自身を振り返る瑞希。

そしてさらなる雑談に花を咲かせるのでした。

後半戦(5話~)

ファミレスでの休憩も終わりにし、買い物は後半戦へ。

するとそこには、天馬咲希と日野森志歩の2人がいました。

2人はそれぞれ兄と姉にお土産を選んでいるところで、

瑞希と瑞希姉は、その2人のお土産選びに協力をするのでした。

そして志歩はお眼鏡に叶うブローチを見つけることができました。

そしてそれの色違いが志歩に似合いそうだから、ちょっと付けてみてと提案する瑞希でしたが

志歩はそれを拒否し

お土産のブローチを買いに行きました。

しかし、先程のことが少し引っかかっていた瑞希。

そして詳細を聞いた瑞希の姉は、それをそのまま言ってみたらいいとアドバイス。

瑞希はそれを受け、志歩の元へ駆けていき

志歩にブローチのプレゼンをしました。

それを受けた志歩は、雫とおそろいとなるブローチも一緒に買うことにしたのでした。

帰り道(7話~

そしてそんな一日の帰り道。

瑞希の姉は、帰ってきた本当の理由が「瑞希の元気な顔が見たかった」というものであることを明かしました。

過去のイベント『そしていま、リボンを結んで』で語られた、瑞希の姉がフランスに立つとほぼ同時に加入したニーゴのメンバーたちについて聞かれたその時

なんと、奏とまふゆに遭遇します。

今までは家族とともにお正月を過ごしてきたまふゆが、今の状況下で色々考えてしまうことを以前から心配していた瑞希は、自分にもできることはないのかと考え

福袋で買ったまふゆに似合いそうなシュシュをプレゼントするのでした。

また、そんな2人へ、瑞希姉からよろしくの一声。

それぞれ(8話)

志歩は雫にお土産を渡し、

おそろいであることにも喜んだ雫。

そして、自分の分も買ってよかったと思えた志歩でした。

そして瑞希の方は

深夜三時。

瑞希姉が部屋にやってきて

そして瑞希に渡したのは、まふゆにあげたシュシュの色違い。\

奏や絵名の分もありました。

そしてその意味はおまじない。

今までの事情から、”これからも一緒に”という言葉に一抹の不安を覚える瑞希でしたが、確実に勇気をもらったのでした。

そして、今までに姉がしてくれたことにお礼をいう瑞希。

それを受けて瑞希の姉が語ったのは、デザイナーになるきっかけの話でした。

それは、瑞希が喜んでくれるのが嬉しくて、そこから自分の作った服でたくさんの人を瑞希みたいに喜ばせたいと思うようになってたというもの。

それを聞いた瑞希、そして瑞希の姉は

お互いを応援し合い

瑞希も頑張る元気を貰ったところで、今回のストーリーは終わりです。

イベントストーリーの良かった点

今回のストーリーは、ちょっと個人的にタイムリーな要素がいくつもあってすごい驚いたりもしたのですが、その分楽しめたりしたところもあったので、それらも含めて語っていこうと思います!

危なっかしい奏(1話)

ストーリー本編と一切関係ないところでも、ちゃーんと危なっかしい奏!!!!!

いやそこまでキャラ設定を徹底しなくても、そこまで奏をよわよわにしなくてもいいんですよ!?!?!wwwwww

1月2日(2話)

今回のイベントストーリーを見たのが、もうちょーど1月2日で、なんか今ちょっと外に出てショッピングモールとかに行けばこの2人に会えんじゃないか!?ってくらいタイムリーだったもんだから、なんかちょっとウキウキしてましたねwww

なんかそういう作内と同じ日付のときとか、アニメキャラの誕生日の日とか、ちょっとワクワクウキウキするよね。(自分だけですか?)

志歩の書道

当たり前のようにセカイで書道してるバチャシン。

なんかレオニのミクたちは、ワンダショのバチャシンに負けないくらいに自由でいいですね!ww

過去には映画見たりしてるからね彼ら。

そしてそこにあった習字セットは、きっと志歩の想いからセカイにあるものだって思うと、なんかそこもいいですよね。
習字も、今の志歩を形作っている一要素っていうのが、当たり前なんだけどなんか良い!何一つ無駄なものなんてない感かな?が良い!

また同様のイラストで確認できる後ろの黒板の文字とかは、これ咲希とかリンで書いたのかな?
こういう楽しみ方をしているのがほっこりレオニの真骨頂だし、それをストーリーとしてやらないってのが憎すぎる!!!見せてくれや!!!!wwww

そんなこと・・・あるかも!?

こういう調子乗りなところ、めっちゃ好き。

噂の・・・?

雫からしぃちゃんの話を聞いていたようで、目を輝かせて志歩のことを見ていた瑞希ですが

過去のイベント『隣に立つ、優しいあなたへ』では、同じように人から聞いていた穂波と出会っていて、瑞希はもう伝聞でレオニの1/2を制覇するっていう、とんでもない偉業(?)を成し遂げていますね!www

レオニのメンバーってみんな優しいし温かいから、話題にも出やすいんだろうなぁと、レオニ推しはいい方にいい方に考えてしまって、また気持ち悪い方に妄想が膨らんでっていってしまいそうなのでこの辺でストップ。。

あとは一歌と瑞希はまだ接触が0だけど、

今回のまふゆのサイドストーリーでもあったように、結構一歌は積極的に奏に対してアクションをし続けてるし、それに返答するときの奏ちょっと嬉しそうだし、過去にも奏が作曲仲間としてちょっとだけ特別な認識してそうなところもあるし、まふゆは作詞担当として一歌に対しての想いがちょっとあるっぽいし・・・

だから一歌もそういう伝聞で瑞希に知られてそうな可能性もあるのがまた楽しみなところだなぁ!!!!

モモジャン

この瑞希姉のセリフから、モモジャンの名声はフランスにまで響き渡ってるのか・・・?って思ったけど、さすがに瑞希が熱く語ってたところから知ったんだろうなぁ・・・

でもほんとに瑞希はモモジャン激推しなんだね、なんか、いいね。

志歩のかわいいどころ

実際の動物ではない、ブローチのうさぎに”子”って言ってるところが志歩の良さなんだよなぁ~!!!!!!

そしてこの志歩がもうね、絶対来るって分かってんなら避ければいいじゃん!?!?
それをちゃんと受け止めてるって、まんざらでもないんじゃないの~!!!全くもう~!!!!!!(ニヤニヤ)

あっちこっち飼育員体験のときと、そして今回とで、もう”クールな志歩”のイメージが崩壊するほど、可愛いところがピックアップされまくっててもう大満足ですね!w

バースデーでもあったんだけど、この可愛いところが最近加速しまくっているのは、えむと咲希のおかげでもありそうだよね・・・、ありがとうえむと咲希!!!!!

なんならアフターライブでも追撃ありましたからね・・・

カバンにつけてた雫とおそろいのブローチをじっと見てるとか、ああああああああああああ!!!!!!!!!!!(語彙の消失 LONG VERSION)

サイスト

志歩

志歩のサイスト前編では、レオニの4人みんなで初詣するシーンが描かれていました!

体育祭のイベントの時も聞けた、可愛すぎて~できない的なのが聞けたのも嬉しかったです!!w

まふゆ 後編

まふゆのサイスト前編では、ニーゴのみんなとセカイのみんなで年越しパーティーをする様子が見れたのですが、個人的にピックアップしたいのは、後編!!

奏がまふゆを気分転換にと、不器用ながら買い物に誘うところがもう温かいのなんのって!!!!!!

ここホント好きでした!!!

っていうか、二人の生活してる感がすごすぎて、なんかもう!なんかもう!!!!(語彙の欠落)

咲希

咲希のサイスト後編では、志歩とともにお土産として買った水筒を司にプレゼントするシーンが見れました!

ほんとこの兄妹は仲良いな・・・って心温まるサイストで、ちょっとここでは説明しづらい、空気感が良いという良さなので、ぜひぜひご自分の目で確認ください!
星2だからね!いけるいける!

この司のセリフに、両方エコーがかかってたのが個人的にはツボだった・・・www

ちょっとした考察

まふゆのモード切り替え

今回一番ビックリした、かつ感動したのが、瑞希の姉にすんなりと”いつものまふゆ”を見せたこと。

過去のイベント『クスランブル・ファンフェスタ!』では、まふゆはこの”余所行き”と”いつもの”のモード切り替え自体が無自覚的であるという描写がなされているのですが、今回はそのモード変更を自覚的に行っています。

これは過去のイベント『仮面の私にさよならを』のタイトルにあるように”仮面の私”を多少でも自覚して多少でも決別できたからなのか、それとも「ボクのお姉ちゃんだから」という言葉から、瑞希と同様の接し方にすればいいというところから無自覚的にモードが切り替えられたのか、どっちもありえる感じがするのが難しいところです・・・

いずれにしても、”瑞希の姉なら”という瑞希への信頼感の表れであることには間違いないっていうのが、なんだか温かい気持ちになるところです。

また、”いつものまふゆ”を見せれる対象が増えたのは喜ばしいことと言えるのかなと思いますね。
今のところそれができているのは、ニーゴのメンバーと、お父さんと、そしておそらく穂波だけなので、そこに瑞希の姉が加わり、”いつものまふゆ”でいられる温かい輪が広がっていっている感じがして、なんだかいいなって思いますね。

早くニーゴ全員幸せになってくれほんと・・・w

姉がくれたリボン、そしてシュシュ

過去に瑞希の姉が出てきたイベントは『そしていま、リボンを結んで』でした。

そこでは、フランスへ旅立つ姉が、瑞希にリボンを贈ります。

リボンに込められる意味を調べてみると、リボンは「結ぶ」ことから、”絆”や”良縁”といったものが見られます。

自分はフランスに旅立ってしまうけど、瑞希の味方であることを示すと同時に

当時加入を悩んでいたニーゴの人たち、ないしこれから出会う人達が瑞希にとっていい縁になるように、願いを込めて贈り、そしてそれがイベントタイトルの通り”いまリボン(良縁(ニーゴ))が結ばれた”結果となったわけです。

では今回贈られたシュシュですが、まず”シュシュ”というのがフランスの話し言葉で「かわいらしい」「お気に入り」などの意味を持つようで、瑞希に対する愛情表現の一つという見方もできそうかなと。

そして瑞希にシュシュを渡したことで、実質的に瑞希からプレゼントで奏や絵名に渡す形になるというところから、そういった髪飾りを贈ることの意味として「一緒にいたい」というものがあるようです。

この瑞希姉は二つも三つも先が見えているのか・・・?

また『そしていま、リボンを結んで』で瑞希にリボンをプレゼントし、そこから勇気を貰った瑞希がニーゴに入ることを決め、それが良縁となって今までの時を過ごしてきました。

瑞希自身も、リボンを貰った頃から今の状況に至るまでが、”いい方”に進んでこれたと考えているっていうのも、今の状況がいいものと考えている瑞希というのを感じられて、非常に心温まるセリフもありました。

そして今回、そんなニーゴと一緒に居たいと望む瑞希に、シュシュをプレゼントし、そこから勇気を貰った瑞希が頑張ることを決意した。

瑞希姉のプレゼントは、吉兆を意味していると考えることもできて、ちょっとこれは期待していいんじゃないの!?なんて思ってもいいんですかねぇ!?!?どうなんでしょう!?!?

”瑞希の想い”について語りたい

そしてここからはちょっとネガティブなことを言うので、瑞希ファンや瑞希姉ファンの方には先に謝っておきます、すみません。

今回作内で瑞希姉が、落ち込んでいた瑞希にかけた言葉は「全然変じゃない」というものでした。

これは過去のイベント『そしていま、リボンを結んで』でも描かれてたように、瑞希姉は、絶対的な瑞希の味方であることを表明し、精神的な依りどころとしていいんだよという、そういう優しさからの言葉だと思います。

これはすごく温かい言葉で、そして何よりも瑞希はその言葉に救われたんだと思います。

だけど個人的意見としては、やっぱり瑞希は”変”ではあるんですよ。

変とは”普通でないさま”であり、普通とは”いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま”です。
大衆の中になじまない存在は、やはり変と形容されるのは仕方ないことではあるんですよ。

だから、この「変じゃない」ってセリフは、救いにはなるかもしれないけど、ちょっと無責任じゃないかな?って、引っかかってしまいました。

だって瑞希姉は、”変”って言われるのが嫌だということは理解していて、これからも”変”と言われてしまう可能性も十分に理解していて、それなのに”瑞希は変じゃない”って、ただ”変”であることを否定するだけっていうのは・・・うーん・・・

まあだけど、そもそもこの”変”って、みんながみんな、大なり小なりどこかしらに持っているものだと思うんですよね。

瑞希はその”変”がちょっと人よりも大きくて、そして表面化しやすいものだったというだけで。

発想としては、過去のイベント『KAMIKOU FESTIVAL!』で過去の類がいったような、”みんなショーのネタ”に近いかもしれませんね。

だから、”変じゃない”じゃなくて”変でもいいじゃん”の方がいいんじゃない?って。
”変”であることを誇りに思えるくらい、そのままの存在ごと掬い上げるような言葉であって欲しかったなって。

”いい子じゃないまふゆをお母さんは求めてない”みたいなストーリーから”いい子じゃないまふゆだってまふゆ”というストーリーを同じユニットで書いておきながら、事実として一般的ではない瑞希を”変じゃない”と形容してしまうことに、うーんって感じ。

結局それって、変だと決めつけて瑞希を非難している、作内では”悪”として描かれている対象と、本質的に同じ”変か変じゃないか”の価値基準で語ってしまってるじゃんっていうね。

んでこれは瑞希の姉には直接話してはいないけど、瑞希の心理描写で[変=いちゃいけない]という図式があることから、よりつらい気持ちになってしまっている事も分かります。

だから、これからも”変”って言われることを理解してるのに”変じゃない”っていうのは、一瞬だけは正しく良いように見えて、実は全く本質的な救いではないのがなぁ・・・

それが過去のイベント『そして今、リボンを結んで』、この小学生時代の瑞希たちから見て未来の話では”変じゃない”ではなく、”瑞希の大切にしているものをわかってもらえない”というような物言いに変わっている感じが、瑞希の姉の成長も表しているんだよって言われるればギリ納得はできるけど・・・

でも別に姉の方の成長にスポットは当たってる感じ皆無だし、これを見ている我々プレイヤーの時系列は今回のイベントのセリフのが後だし、わざわざ遡ってまで見る人がどれだけいるのかっていうと、これもまたうーん・・・

各キャラの内面にだけ目を向けて、プレイヤー我々に全く目を向けていないような運営なら気にしませんが、プロセカはストーリーを通して我々プレイヤーにメッセージを伝えてきているように思うので、ここまで分かりづらい表現、もしくは”変じゃない”という表現そのものが、ちょっとどうなのかなぁと思うところです・・・

また瑞希の想いはずっと一貫して、”自分の居たいように居たい”と”それを受け入れてほしい(ないし、拒絶しないでほしい”の2つです。

これらの想いを持ち続けることがいいことであり、正しいことのように描かれてる本作ですが・・・

でもこれって、ちょっとワガママだと思いませんか?

っていうのも、つい最近読んだ漫画に、ちょっとだけ瑞希と似ているキャラが出てきたんですね。

そのキャラも自分がいたいように、カワイイ自分でいたい想いを持っていました。
でもそのカワイイを通すためにルールを逸脱してしまっていたから、目をつけられて、ああだこうだ言われてしまって、自分は自分でいたいだけなのにそれを否定されるのがしんどくなってしまい、逃げ出してしまったという経緯のものでした。
そしてそれを解決したのは”楽しくいるために、誰だって努力している”という、他の人の言葉と、それを受けて”周りのせいにしている自分”を自覚し、ルールの中でカワイイを突き詰める行動、努力することを選んだことでした。

これ、まあ瑞希とは状況が結構違うんですけど、でも共通しているところも多少あるかなって思ったんですよ。

前述の通り、人間って誰しもみんな少しは”変”で、それは大小様々で差はあれど、みんな社会の中ではその”変”をそれなりに隠して我慢して生きていたり、隠さずに生きている人は、その分だけ痛みを背負って、覚悟を決めて隠さない道を歩いています。

また、その”変”には”直接害型”と”間接害型”と”無害型”があると思っていて
直接害型は、いわゆる犯罪に繋がってしまうような変ですね。盗むのがやめられないとか、恋人や家族への暴力がやめられないとか、そういうの。
そして間接害型は、それを見てる人が不快に思うもの。街中に偶にいるずっと起こってるおじさんとか、やたら声が大きいとか、笑ってはいけない場面で絶対笑ってしまうとか、そういうの。
そして無害型は、誰にも迷惑かけてないけど変なもの。電車やバスから見える景色にナルトみたいな人が跳びながら走ってついてくる想像をついしてしまったり、横断歩道を白だけ踏むのをやめられなかったり、今ここでテロリストがやってきたらどう対処するかを妄想してしまったり、そういうの。

そしてこの場合、瑞希はどこに入るのかといえば”間接害型”に入ります。
人は異端なものや理解できないものを目の前にすると、不快になったり、不安になったりして、その結果非難したくなったり、排除したくなったりします。
そして全く悲しい話ではありますが、瑞希はそういう”異端な存在”と認識されてしまうことには間違いありません。

つまり、正直悲しく虚しくどうしようもない話ではあるのですが、瑞希も被害者であるのと同時に、そもそもその対象の存在から間接的にネガティブ感情を引き起こさせられた周りの人も被害者と言うこともできてしまうのです。

だからまあ、誰がどれだけ我慢するかっていう、そういう話なんですよ。

この”自分が自分でいたい””それを否定しないでほしい”という二つの想いはどちらも自分の要求のみであり、そしてそれに対して何かを我慢して社会と合わせることは”苦しい”というのみで、瑞希自身が周りとの折り合いをつける努力をしている描写は見られません。
かといってそれを突き通すほどの覚悟を、また瑞希は背負っていない。
問題を先送りにし続けることで、痛みを感じ続けながらも

何度も言いますが、社会の中で人間は、差はあれど”変”を隠して生きていたり、痛みを覚悟で突き通したり、なにかと引き換えに”変”を持ち続けています。
もちろん全員の”変”が許容されて、ありのまま、居たいままで居れたらこれ以上のことはないですが、全員がそれをしたら社会は周りません。
全人類の願いが叶ったら地球が爆発します。

自分が読んだ漫画のキャラは自分自身の我慢で折り合いをつけましたが、瑞希はまたちょっと状況が違うし、きっと瑞希はその”変”を捨てることは絶対にしない、そして捨てて欲しくもない。

だから瑞希必要なのは痛みを背負ってでも想いを貫いていくんだという強い覚悟、そしてその覚悟を持った瑞希を、社会とは関係なく、その”変”な瑞希でも関係なく慕ってくれる仲間。

今回のストーリー内に出てきたクラスメイトAに関して、実は「カワイイ!」と褒めるだけで、別に変とか言ってませんからね。
杏とか彰人とかも全然気にしてなさそうですし、きっとそういう人もたくさんいるはずです。

なによりそれは、作内で瑞希姉がもう言っていることでもありますし!!(だからやっぱり、このセリフのままで良かったんだよ、”変じゃない”なんて後出しで言わなくてよかったのに・・・)

そしてその一番の仲間がニーゴだったらいいよなって、そして瑞希姉からのプレゼントの件もあるから、かなり近いうちにそれが現実となるのでは!?なんてね。

個人的に、ニーゴはそれぞれ、

奏はメサイアコンプレックスから抜け出すまでの物語(ある種まふゆと同種の、自分を見つける物語とも言える)
まふゆは自分を見つけるまでの物語
絵名は想いの報われなさと向き合い続ける強さを手に入れるまでの物語(瑞希はある種もうこれを持っている)
瑞希は自分の想いと周りとの折り合う強さを手に入れるまでの物語(絵名は貫き通す強さをもう持っている)

なんだろうなと、今回のストーリーで結論を出してもいいのかなと、そこまで思ったりした回でもあったかなって感じです。

イベントストーリーの微妙な点

ねえ!!!

まとめ

一つ前で語ったことで、”瑞希が一方的に我慢しろ”みたいな論調に見えてしまうかもしれませんが、あくまでもそれは現実がそうなちゃってるから、そうするしかないみたいな感じ。
「世界は変わりません、自分は変えられます、さてどうしますか?」というのが前提の話です。

繰り返しにもなりますが、あくまでも自分の考え、理想は
『どうせみんな変。瑞希も変だし、周りのクラスメイトも変だし、これを書いているぴなのん自身も変だし、これを見ているあなたも変だし。どうせみんな変なんだから、人の変ももっと許容してあげればいいじゃん。それでも許容できないなら、黙って距離を取ればいい。』っていうもので、自分の変も許して貰ってるとこあるんだから、人のも許せたらいいよねって感じ
の、

まあほんとに類と同じようなものですので、どうかそこだけ誤解なきよう。

さて、今回のイベントストーリーはタイトルの通り、非常に心温まるものでしたね。

今回は兄弟姉妹に強くスポットが当たっていましたが、これ、いうなれば『天馬さんちのひな祭り』『夏祭り、鳴り響く音は』『ふたり、月うさぎ』の兄弟姉妹三部作の2週目とも言える内容だったのかなと思います。

今回ちょっと絵名の出番がほぼなかったので、またどこかで東雲姉弟のストーリーも見れるのかな・・・?
あとは、みのりには弟が、愛莉には姉と妹がいることも明かされているし、さらにえむには兄と姉がいるし、その辺が膨らんだりする兄弟姉妹ストーリーが今後まだあるのかな?なんて期待もしてしまうところです!

と、まとまったところでアレですが、今回は結構仕掛けたっぷりでもあったよね!っていう、タイトルの話もしたくて、

志歩のサイスト前編でレオニ初詣が見れたところは

実は年始の限定セリフで、その詳細を見ることができてました。

穂波が大吉引くところすっごい見たかったから、サイストにあってよかった!!!!そしてガチャで引けてよかった!!!

ありがとうカラフルパレット!!!!!

そしてそもそも今回のイベントに出てきた瑞希姉も、

実は年末の限定セリフで仄めかされていましたし、年始のボイスでも瑞希が初売りについて語っていました。

こういう仕掛けたっぷりなところはちょっと楽しいところではあるんですが・・・

何回も言ってるけど、この限定セリフ、どこにも告知ないのなんでだよ!!!!!!!!!!!!!!

これほんとある時Twitterで見かけるまで気づかなかったからね!?!?

まあ途中からにはなりますが、自分はそんな限定セリフたちをまとめた動画を作ってますので、見逃したものや始める前のものなどそちらでチェックしてみてくださいw
今回の年末年始のやつもちゃんとまとめてあるよ!!!

ってなことで、今回の最後に、どうでもいい豆知識を一つだけ。

まふゆと奏の買い出しの帰りに瑞希と瑞希姉が出くわしていることから、

奏の家から餅が消えたのが1月2日であることが分かりますが

年始ボイスから、1月1日にもお雑煮を食べていることが分かります・・・

やっぱお雑煮おいしいよね!!!!!!!(まじでどうでもいい)


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