混合イベントである「想いをのせて!Dream Stage」が、今までと違う、本当にトンデモないストーリーだった!?ってなことで、ストーリーをまとめつつ好きなところについて語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
シブヤ区では、各校の生徒が一緒にパフォーマンスや展示を行う『シブヤ区高等学校合同文化祭』が開催されることに。実行委員になった寧々は、シブヤ区の生徒達と協力して『ミュージカル』をすることになり……
公式のあらすじから引用
イベントストーリーまとめ
神山高校の2年A組のHRで発表されたのは、シブヤ区の高校生みんなで文化祭をやってみようというイベント『シブヤ区高等学校合同文化祭』というもの。
その内容はなんでもありの大きな文化祭といった感じのもので、各学校から実行委員を数人ずつ募集しているという話の後
かつて『神山高校芸術祭』の時に監督としてクラスをまとめた経験のあった、ショーユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」に所属する草薙寧々に、実行委員をやってくれないかという話が来ます。
比較的内向的な性格の寧々は、知らない人たちと協力してやっていかなければいけないという状況に尻込みしますが、
経験として、そしてショーを作る勉強にもなると思うからと、その話を引き受けることにするのでした。
そしていざイベントに向けてのミーティング第一回に参加する寧々は、その『シブヤ区高等学校合同文化祭』略して『シブ学祭』のメインが「ステージパフォーマンス」と「展示全般」であることを知り、自身との関連も深いステージパフォーマンスの担当を選ぶことにします。
そのステージの中には、企画から運営まで全て実行委員が行うステージもあって、
何をするかの話し合いの中での寧々の提案により、ミュージカルをやることになり、
また「ある程度勝手をわかってる人がいい」という理由からリーダに選ばれたということをユニットの仲間たちに話すと同時に、
自身が書くことにした脚本に関するアイデアをもらうのでした。
またそのステージをやる上で必要な役者、曲を作る人、演奏をする人、美術や衣装の係の人をどうするかという悩みにぶち当たりますが、
偶然出会ったMORE MORE JUMP!の桃井愛莉に人集めを手伝ってもらうと同時に
役者としての出演を依頼。
また自身もクラスメイトであるVivid BAD SQUADの東雲彰人や白石杏、またかつてから交流のある同じくビビバスの青柳冬弥、そしてその話を聞きつけた暁山瑞希も協力してくれることとなり、
数日後には、さらにLeo/needの星乃一歌、天馬咲希、日野森志歩、望月穂波の4人と、
愛莉と同じアイドルユニットに所属する日野森雫、そして東雲絵名も協力してくれることとなりました。
そうして役者班となった桃井愛莉、白石杏、星乃一歌、そしてワンダーランズ×ショウタイムのメンバーの鳳えむと天馬司、そして演出家の神代類と共に色々なことを決めていき、練習をしていきます。
また曲作り班は、役者と兼任で星乃一歌と、天馬咲希、青柳冬弥の3人が担当。
冬弥はセカイのバーチャルシンガーたちに聞いてもらい
一歌と咲希は、ファミレスで偶然出会った、東雲絵名や暁山瑞希も所属する4人の音楽サークル「25時、ナイトコードで。」のもう2人である宵崎奏と朝比奈まふゆにアドバイスを貰いながらブラッシュアップしていきます。
そして演奏班はLeo/needの日野森志歩が担当し、強い気持ちで演奏をまとめ上げる姿を見ることができました。
また美術班は東雲絵名と鳳えむとLeo/needの望月穂波が担当し、
画家を目指す絵名の采配もあって、良いものを仕上げていきます。
また衣装班は日野森雫と暁山瑞希が担当、
またかつて『最高のクランクアップ!』で行われた「神山高校芸術祭」にて寧々が監督として映画を撮影した際に仲良くなったクラスメイトの立花さんもいて、進捗は順調のようです。
また仕事の都合で参加はできなかったMORE MORE JUMP!の花里みのりと桐谷遥、そしてVivid BAD SQUADの小豆沢こはねの3人も応援にやってきてくれたりもしながら、色々と仕上げていき、
ついに迎えた本番。
衣装、
曲作り、
演奏、
美術、
そんなみんなの想いが乗ったステージは、大成功に終わりました。
そんなショーを終えた寧々はみんなに感謝を伝えると同時に
自身のこれからのことを想い、
みんなで最後の片付けに向かっていくところで、今回のイベントストーリーはおしまいです!
今回のイベントの中で気になる組み合わせ
もしも今から新たに始めてこのストーリーを読み、今回のストーリー内で気になったキャラや組み合わせがある方、もしくは特定のユニットのみのストーリーだけ追っかけていたから他のキャラクターには興味なかったけど今回で面白そうとなった、などなどある方は、以下を参照してもらえるとそのキャラ・キャラ同士の組み合わせが出てくるストーリーを知ることができますので、ご活用ください!
なお3周年までのざっくりストーリーのまとめ、そして3周年後はイベントごとにストーリーまとめを行っていますので、そちらもご活用ください!
今イベに盛り込まれた要素と、その要素が出てくる過去イベリスト(軽く見ていい感じのやつ)
今イベは144番目です!!(ゲーム内で探す時の目安にしてね)
寧々の成長・立花さん
今イベにおいて、寧々のことを”監督”と呼んでいた”立花”というキャラに関しては
3周年以後の114番目のイベントである『最高のクランクアップ!』で出てくる組み合わせです。
内向的な性格である寧々と、典型的なギャルっぽい雰囲気の立花さんとのやり取りが見れるこのイベントは必見です!(残念ながら『最高のクランクアップ!』の方では立花さんにはボイスがついていませんが、いずれ付くかも!?)
愛莉の役者依頼のきっかけとなった、アドリブばっちりな山でのショー
寧々が今回愛莉に役者として依頼する上での裏付けになっている”山でのショー”というのは
81番目のイベントである『新春!?獅子舞ロボのお正月ショー!』内にて行っていたワンダーランズ×ショウタイムのショーに偶然出くわしたMORE MORE JUMP!が、急遽そのショーに飛び入り参加したシーンがありました。
このイベントはワンダーランズ×ショウタイムのストーリーを一つ進めるきっかけにもなったキー的なイベントでありながら、全ユニットを巻き込みながら非常に楽しく軽快に進んでいく楽しいイベントです!
日野森姉妹
作内において姉妹・兄妹(姉弟)キャラというのは他にもいますが、今回言及のあった雫と志歩の姉妹の話は
33番目のイベスト『ふたり、月うさぎ』で見ることができます。
今回少しだけ見れた様子とはちょっとイメージの違うかもしれない、心温まる話となっているのでオススメです!
司と咲希の天馬兄妹のイベント
16番目『天馬さんちのひな祭り』
絵名と彰人の東雲姉弟イベント
29番目『夏祭り、鳴り響く音は』
咲希とえむと愛莉
今回イベントにおいて、”愛莉ちゃんセンパイ”と愛莉のことと不思議な呼び方をするえむと、愛莉の歌う曲を率先して作りたがった咲希がいましたが、
この3人の組み合わせは、48番目のイベストである『秘密の♡バレンタイン大作戦!』で見ることができます。
バレンタインをテーマにした、非常に可愛らしいイベントで見てて癒やされるので、癒やしを求めている方にはオススメのイベストです!
絵名・えむ・穂波でのお絵描き
今回美術担当として一緒になっていた絵名・えむ・穂波の3人の組み合わせは、
同じく絵を描くということをテーマにし、画家を目指す絵名と絵を描くことが苦手な穂波を中心にストーリーが展開された70番目のイベントストーリーである『好きを描いて♪レインボーキャンバス』で見ることができます!
えむの天真爛漫さもアクセントとなってテンポ良く進んでいくので、見ていてなかなかに楽しいストーリーです!
桃井愛莉呼び
今回結構真面目なシーンにおいて、なぜか”桃井愛莉”とフルネーム呼びをしていた司ですが、
どうしてそういう呼び方をしているかが語られたのは、3周年直前と言える時期に行われた99番目のイベントである『一期一会な百鬼夜行!?』で語られています。
ストーリー自体もなかなか面白いものとなっていますので、そのままストーリーごとお楽しみください!
今イベに盛り込まれた要素と、その要素が出てくる過去イベリスト(本編結構ガッツリ系のやつ)
今イベは144番目です!!(ゲーム内で探す時の目安にしてね)
冬弥の作曲における汲み取り力の話
今回、脚本の登場人物のことをより詳細に汲み取って曲に落とし込んでいた描写のあった冬弥は、
過去の71番目のイベスト『Walk on and on』や、3周年以後の125番目のイベスト『The first conserto』などで作曲に向き合う描写がなされていました。
しかしながらこのキャラがどうしてそういう能力を持っているのかという根幹のところはメインストーリーを読むことで分かりますので、メインストーリーからVivid BAD SQUADの沼にハマってしまうのがベストかと思います!
志歩の妥協をしない取り組み方
今回のイベントで”妥協したくない”と強い想いを語った志歩に関しては、
今回と同じような状況に遭遇した時のことが語られた、50番目のイベスト『あの日、空は遠かった』や
そんな性格を貫いていくという気持ちが固まるきっかけとなった憧れの人との出会いが語られた、3周年以後の110番目のイベスト『Stick to your faith』などがあり、どちらも志歩のキャラクター性を詳細に知れる良いストーリーです。
またこのユニットが所属するLeo/needは最推しであることからもう少し言及するなら、メインストーリー→響くトワイライトパレード→Resonate with you の初期の方に開催されている3本のイベストも非常に読みごたえがあり、この3つも連続で、なんなら上記の2つよりも先に読むことをオススメいたします!!!
愛莉の動き(Chase my IDEAL IDOL!
今回、偶然寧々と出会ったり、緊張が伝播していってしまうような状況を打破するなど、要所要所で大きな働きをしていた愛莉は、かつてはバラエティアイドルとして活躍して評価されていたけれど、自分の理想とするステージの上から希望を届けるアイドルとのギャップに苦しんでいた過去を持つキャラクターです。
そんな葛藤がしっかりと描写されていたのが、31番目のイベストである『ハッピー・ラブリー・エブリデイ!』であり、
またそんな愛莉のアイドルとしての進化・真価を見れたのが3周年以後の138番目に行われた『Chase my IDEAL IDOL!』でした。
これらイベントの内容は、愛莉にとって大きな意味のある出来事となったであろう描写が描かれていて、非常に印象深いストーリーです!
瑞希と絵名
今回、ショーの上映中に会話なくコミュニケーションをしていた瑞希と絵名ですが、実はこの2人の関係性はかなり深く、
39番目に開催された『ボクのあしあと キミのゆくさき』でその詳細が語られています。
多くを語ることはしないので、ぜひ声やビジュアルや雰囲気に惹かれた方は読んで見てください!
イベントストーリーの良かった点(こっから感想)
今回のイベントストーリーの第一印象・・・
めっちゃ良くできたストーリーじゃねえか!!!!!
でしたw
やはりワンダショ系のストーリーは話が面白いなと思いつつ、そこに盛り込まれた要素もかなりよくできていて、過去の周年系のイベストと比べてもかなり質の高いものだった気がします。
そんな今回の良かったところ、好きなところについて語っていきます!
まずは、周年イベントストーリーとして見たときに
過去の周年系イベントストーリーを振り返ってみると、
1周年の『スクランブル・ファンフェスタ!』では、一歌・みのり・こはね・寧々といったニーゴを除く各ユニットから1人ずつのキャラクター達が出場するイベントに向けて色々と取り組む中で、ビビバスとワンダショそれぞれのユニットに教えを乞うといったストーリー展開であり、それを見に来たニーゴの面々とモモジャンとの絡み、控室にいる一歌を応援しにいくレオニの話なんかもあり、それぞれのユニットのイメージ感を分かりやすくした表現だったかと思います。
そして2周年で行われた『この祭に 夕闇色も』では、主にイベントのスタッフになったニーゴのまふゆを通してそれぞれのユニットの魅力を描きつつ、ユニットを超えた絡みも含めてまふゆというキャラクター性の表現も強めた内容でした。
そして3周年は『ハロー・グッド・デイ!』で”進級”というのをテーマに、今までの振り返りをしながらも未来に向けて気持ちを作っていくそれぞれの様子が描かれていました。
こうやって振り返ってみると、3周年は”進級”という過去ありきのものであるという特性からか少し外れている気もしますが、1周年の『スクランブル・ファンフェスタ!』と2周年の『この祭に 夕闇色も』では、そのイベント1つだけを見た時でも、ちゃんとそれぞれのユニットのイメージ感を持てるような作りになっているような気がします。
これは”周年”というタイミングで新規ユーザーが増えることをある程度見越してのストーリー作りをしているからと考えられるんですが、かといって既にプロセカを遊んでいるユーザーにとって飽き飽きするようなストーリーでは決してなく、新規勢もすでに遊んでいる人もどちらも両方がちゃんと楽しめるという点でかなりよくできたストーリーだという感想を持っていました。
しかしながら今回のストーリーは、その今までのストーリーと比べても凄まじいというか、とんでもないことをしたなという印象を持っています。
というのも今回、本当に見ていてビックリしたんですが、それぞれのユニットが同じ場所で事に当たっているというシーンがバナーである寧々を通して描かれたワンダショ以外ではほとんど存在していません。
Leo/needのシーンが凄く分かりやすいのですが、1ユニット内の担当があえてバラバラにされており、志歩や穂波のシブ学祭の準備中におけるレオニ内での絡みはありませんでしたし、一歌と咲希も一緒に登場こそしていますがこの2人同士での会話はほとんどないと言えるような内容でした。
他ユニットでも同様であり、愛莉-雫も分かれていて、杏-冬弥も分かれていて、瑞希-絵名も分かれています。
それぞれの担当内では、多少過去イベでも見たことある組み合わせで被っているという話もありますが、個人的にはそれは「もっとこの組み合わせが見たかった!」という要望に答えてくれたという面も持っていると思うので、これはこれで十二分に嬉しい!というところでもありますw(絵名・えむ・穂波の3人の組み合わせホント好き)
つまり今回のイベントストーリーは、今までと同じように初見でも楽しめるような内容にしつつも、その描き方は今までのような”ユニット”単位の表現ではなく、”各キャラクター”単位の話として描かれていたということなわけです。
まあとはいえ奏とまふゆなんかはサイストで補完されていますが本編上ではやや弱めな描かれ方ですし、彰人やみのりや遥、ワンダショの面々もやや弱めな気もするので、正直キャラクターの描き方や深堀りされ具合には差はあります。
それでもユニット単位なら究極5つの場面・表現で済むところを、今回はあえてそこをバラし、ユニット単位から考えれば4倍にもなる20キャラクター分の表現をしっかりと入れ込むことで初見の人でもキャラクター感を掴むことができるような構成になっていました。
特に咲希や冬弥や志歩や絵名やえむや瑞希や愛莉あたりの描かれ方は、初見だったとしてもそのキャラクター性をかなりしっかりと掴みやすいような感じで、めちゃくちゃいい表現だなと・・・
個人的にその中の志歩に関してのシーンは、過去のトラウマ的場面と重なりながらも、今回はしっかりと想いを伝えて、それを受け取って貰えて良い方に進んでいったという、初見の人はキャラクターを掴む上で分かりやすく、また既に遊んでいる人にとっても含蓄のあるシーンとなっていて、とても印象的ですごい良かったです。
また前述した過去のイベント『最高のクランクアップ!』で登場した立花さんすら登場しており、”4周年から実装した主要キャラ以外のボイスの実装”による感動というメタっぽいところから、”過去イベのモブキャラ”すらも更に引き立ててしまうという、1イベでどこまでやってのけるんだって感じの内容だったりもしますね。
さらにさらに、そんな要素を盛り込みまくりな中で、一切の違和感なくバーチャル・シンガーたちもちゃーんと登場させていますし、
作中劇に関しても、予め概要は説明された中でも本番の描写でしっかり感動できてしまったくらいには楽しめるという、盛り込まれている要素を見ても良い、ストーリーの運びもキレイであり、飽きることもないしダレることもなく整っている、作中劇もちゃんと面白い、どこを見てもかなり質の高いストーリーでした。
つまり今回のイベントストーリーは、ユニット単位ではなくキャラクター単位という難しい表現をしているにも関わらず、数多の要素を盛り込みながらも一切ストーリーの運びに無理がなく、話自体もちゃんと面白いという、スーパーハイパーウルトラスペシャルストーリーなわけです!(ババーン)
またそれだけではなく、前述の通り、過去にも見た組み合わせが存在しているということは「今回で興味を持った組み合わせから過去イベを読む!」などといった若干の誘導ができるということにもなり得ますし、ユニットがバラバラにされている=ユニット内での組み合わせではないことから、その誘導先も本編に絡んできづらい混合イベントで気楽に見て良い(キーストーリーの表示がなければ気軽に見やすそう)的な観点から見てもすごいよくできているな~と思います。(ただどのストーリーを見ればいいのかは分かりづらそうなので、イベストまとめの後に書いてみた)
また繰り返しになりますが、モブキャラの中でもかなり印象的だった立花さんにボイスがついているというのを感じれることで、フルボイスというものの凄まじさというか、ありがたさというか、そういったものを感じさせてきたストーリーであったのも本当にすごい。
4周年のイベントストーリーとしてこれ以上のものはなさすぎる!といった感じで、本当にひたすらにどこを見ても優れている無駄のないもので恐ろしいですね・・・w
ユニット単位ではなくキャラクター単位で分かりやすく描き、モブキャラの表現まで出してアプデの凄さというメタ的も表現も組み込み、しかもストーリーの運びは一切の違和感なくちゃんと面白いって、こんなことできちゃうんだ!?すげーなっ!!!ってめちゃくちゃ驚きましたし、かなり感動しました!!!!
マジでワンダショ系のストーリーの質が高すぎて毎回ビビらされているわけなんですが、もしワンダショのライターが書いているとすれば今回ワンダショキャラたちの表現がやや控えめ(ワンダショ風味がかなり抑えられてたように見えた)のも納得、なんて話もありますw
寧々の成長
バナーキャラである寧々を中心として話が展開していったのが今回のイベントストーリーでしたが、そんな寧々から見える各キャラクターのみならず、寧々自身の成長がふんだんに盛り込まれたストーリーだったかと思います。
過去のイベント『最高のクランクアップ!』でもその姿勢は見ることができていましたが、
今回は、前回の時よりも断りやすいような状況だったのみも関わらず、自らの意志で持って慣れない環境に飛び込んでいくような姿勢が見れました。
また寧々は『最高のクランクアップ!』と今回とを通して、リーダーシップのようなものが育っているような描写とも取れ、”草薙寧々”個人が世界を目指す上での成長の表現としてもしっかりしていいなと思います。
司は結構本編上でリーダーシップを発揮している姿が見られましたが、同質の夢を持つ寧々にも同じ描写が必要でありそうながらもなかなか表現の差別化が難しそうな上に、性格的な面から寧々の方が色々と難易度が高いんじゃないかに思っていました。
しかし「司は、みんなを強く引っ張っていくリーダーシップ」「寧々は、周りに助けてもらいながら一緒に進んでいくタイプにリーダーシップ」という別の形であることが混合イベント内での出来事から示されていっているような感じがあり、それ故に司はワンマン系リーダーシップだから箱イベの本編で、寧々は周りの力が必要だからたくさんのキャラを登場させやすい混合イベントで、みたいな感じになっていて、混合イベント自体の使い方の上手さみたいなものも見える気がするのがすごいなと思います!!
レオニの担当(ビックリした話)
前述のものとやや重複しますが、今回はLeo/needの4人が全員バラバラのものを担当するという、少し驚きの采配がなされていました。
自分はこれを見ている時、「役者が一歌ァ!?」とまず驚き、
「でもまあ一歌って妙に肝座ってたりするから意外と適役か・・・」と落ち着いたところで・・・
「美術に穂波ィ!?!?!?!?」ともっと大きな衝撃が来るという、隙を許さぬ二段構えでした・・・ww
ただその驚きの采配によってバラバラになったおかげて、個人的に大好き過ぎる絵名・えむ・穂波の組み合わせがまた見れましたし、
何度もこの画像出してごめんね・・・
志歩の過去のトラウマとも重なる場面を乗り越えるという、ちょっとグッとくるシーンを見ることができたので、これは名采配だと思います。
非常に満足です、ありがとうございます!!!!
一歌、咲希、冬弥、奏、まふゆ
またそんなバラバラの担当になったLeo/needですが、
その中で唯一一緒に事に当たっていたと言える作曲に関しては、一歌と咲希と冬弥が同じシーンに登場しており、
また後に作曲に関してのことで、奏やまふゆにアドバイスをもらうという描写もありました。
・・・
いやこのメンバーの作曲合宿イベ見た過ぎるな!!!?!
ということで、カラフルパレットさんお願いします、待ってます。(正直お願いしなくてもいつか来る気はしてる)
フルボイス(立花さん)
そんな寧々の”飛び込んでいく”という成長の表現がなされていた過去のイベント『最高のクランクアップ!』で初登場し、恐らく仲良くなったであろうクラスメイトの立花さんに・・・
声が付いた~!!!!!!!!!!!
もうちょい低い感じの声かと思ってたけど、キャピッてるギャルな感じの声で、これはこれでイメージぴったり。
いずれは過去の『最高のクランクアップ!』にもボイスが付くんですかね、楽しみですw
フルボイスになったのに・・・(寝てるルカと公演中の瑞希と絵名)
そんな立花さんを始めとした、いわゆるモブキャラにもボイスがついたのにも関わらずというべきか、
脚本の内容について話し合いをしている最中に寝てしまうルカに対してメイコが無言のツッコミをしていたり、
絵名が担当した背景が登場した際、会話なきコミュニケーションを取る瑞希がいたり・・・
ボイスが付いた回で、逆にボイスのない表現を入れるという面白さ見せてきてる~!!!!!!!!wwww
いやもうね、さすがとしか言いようがない・・・w
全部にボイスが付くなら、あえてボイスのない表現も見せちゃうぜ?と言わんばかりのシーンに腰を抜かしましたw
せっかく全部にボイスが付いたんだから、今回、ないししばらくは「ボイスに感動するな~」だけでやっていけるのに、わざわざ「全部ボイスがあるからこそボイスのない表現が活きるんだぜ!」を初手で見せてきたわけですよ・・・w
これがもしワンダショ系のライターの方の所業ならば、以後のストーリー制作に圧をかけたとも言えるようでもあり”ストーリー制作に対する自信の現れ”だったりするのかななんてことも思いつつ、それを抜きにしてこの表現だけ見ても、やっぱワンダショは一味も二味も違っててハンパねえな!!!!と、改めて感服するところでもありますねw
ストーリーの進行が気持ち良すぎる
またそんなボイス外の表現のみならず、今回のストーリーは過去の周年イベストと同じように10話という、いつものストーリーよりも長い尺が使われていたわけです。
ただその尺の長さがあっても、表現すべきは20キャラクター+それぞれのユニットのバーチャルシンガーなので、決して長すぎるなんてことはないのですが、それでも今回のイベストの中には色々と飽きずに楽しむためのアクセントというべきか、そういう面白かったり楽しかったりといった色々な要素も入っていたと思うので、その中から好きなやつを抜粋して語ります!w
こはねもいる~!
みのりと遥とこはねの3人が差し入れを持ってきてくれた際、
その差し入れを持ってきてくれた3人の中にこはねを見つけた杏のリアクションがあまりにこはね好きすぎる感じで笑ってしまいました!w
親友の遥を差し置いてこはねにリアクションを取る杏、本当にワンポイントながらめっちゃいいシーンだったと思います、癒やされました!w
ただここは、みのり・遥・こはねというただの3人の名前を列挙して登場させてしまうと、3人同時にそれぞれリアクションをしないといけず、どうしてもテンポが悪くなったり、来た目的が微妙に異なることを表現する際にも色々不都合であるという点を解消するものとして、みのりと遥で一括りにすることで愛莉と寧々のリアクション、そして杏のリアクションからこはねもやってきたことを表現するという、そういうテンポ作りと分かりやすさの両立がなされている表現っぽい感じなのがすごいなと思います。
なんてことな一シーンに見えても、こういう技工が凝らされているようなのがたまらんですね、気持ちいいです。
またストーリーの運びとして・・・
上記でも語ったことに加えて、キャラクターの登場の仕方が非常に気持ちの良いものであったのが今回のイベストだったな~という感想を持っていて、
例えば愛莉と偶然であった寧々が人集めをお願いし、翌日杏と彰人にもお願いをするシーン。
後にそこに冬弥も加わって、これだけ神高で楽しそうなことが起こっているのに、そこへの嗅覚鋭い瑞希は一体・・・と思ったその直後
瑞希も参戦してくるという登場の仕方はめちゃくちゃ気持ちが良かったです。
また2話の寧々の悩みである曲作りや演奏というところは、「Leo/needに声をかけたらいいのに・・・」なんてことを思ったりもしたわけですが、
3話でしっかりとその通りのことをしているという形でLeo/needの4人が登場をします。
ただそんな予想通りの登場とも言えるLeo/needでしたが、そのLeo/needが担当するものは予想外で驚かされるというのも、いい意味で予想を裏切られた感じがすごく気持ちいい。
また6話で一歌・咲希・冬弥の3人が担当していた作曲に関する描写があった際には、「ここに作曲力の高い奏やまふゆもいたら・・・」なんてことを思ったり、「そのメンバーを入れた作曲合宿イベが見たいな~」なんてことを思ったりしてたら
同じ6話の後半で、その奏と一緒にいたまふゆに偶然ファミレスで出会って曲のアドバイスをもらうという形で登場。
また読まれたっ!!!!!なんてことを思ったりもしながらここも超気持ちいい。w
そして予め予定が合わずに来れないと言われていたみのりや遥はまだしも、もうストーリーの後半に差し掛かって来たのにセカイにちょっとだけ出たっきり一切言及がないこはねはもう出てこないのか・・・?ステージの観覧にだけ来るのか・・・?と思い始めた8話、
来れないとあらかじめ言われていたみのりと遥と共にこはねが登場。
みのりと遥もいなくて寂しいな~とも思っていたところからの、こはねもセットでダブル、トリプルパンチを喰らいましたww
このシーンを見たときはもう心を見透かされすぎてる感じがして恐怖すら覚えましたね・・・w
マジで良いように転がされてたんだなというのが気持ちいい瞬間でもありました。w
また逆に恥ずかしながら衣装班の描写において立花さんが出てくる可能性というのはすっかり抜けてしまっていたので、その立花さんが出てきた時には「そりゃいるよな!!!!」と嬉しくなり、また同時にボイスがついていることに感動するという、ここでも一本も二本も取られた感じだったのがまた気持ちよかったです!!!ww
マジでずっとたまらんストーリーの運び、キャラクターの登場でした!!!(このストーリー見ながら何回「カァーッ!!!!」と言っていたか分かりません!!www)
最高でした!!!!
司の自己紹介キャンセル
またこの司の自己紹介キャンセルのシーンはめっちゃくちゃ笑いましたwwwwww
寧々が隅っこにチラッと出て来ながらの自己紹介キャンセル、そしていなくなるタイミングまで絶妙で、立ち絵とセリフのみというなかなか動的な表現が難しい中でのテンポを作ってくれた面白い描写だったと思いますww
また右端に出てくる寧々、なんかこれ特有の可愛さがある感じがする・・・
真面目なシーンでの桃井愛莉呼びも面白い(これがワンダショの空気感)
また本番直前、ステージ裏で緊張が伝播していってしまう状況の中、それを打破した愛莉とそれに続いた司でしたが、
相変わらずの桃井愛莉フルネーム呼びなのがやっぱりおかしくて・・・wwww(フルネーム呼びの理由は一期一会な百鬼夜行!?で分かるので見てみてください)
ワンダショテイスト
今まで語ってきた通り、キャラクターの登場の仕方がとても気持ちよく、またところどころに挟まった面白ポイントのおかげで話自体にテンポ感や緩急が付くというのは、今までのワンダショのイベントの話の流れそのものです。
今回は主に寧々にスポットを当てつつも他キャラクター全ての魅力もある程度表現するというストーリー上、どうしてもワンダショの面々はいつものぶっ飛び具合を発揮できず、ワンダショ的な要素は少なかったように思います。
しかしながらそもそもこのストーリーにこれでもかと詰め込まれた様々な要素、あまりにもキレイなストーリーの運び方、そして何より日常でも真剣な時でもどこかひょうきんさを失わないような空気感を持ったストーリー進行自体がワンダショ的魅力そのものであるという点からすれば、今回のストーリー内でもワンダショの魅力は描かれてた!なんて言い方をしたくなるストーリーでした!!!!!!!!!!!!!!
みんなで一つの
なんかちょっとキリ良くなった気もするところなんですが、もう一つ。
今までのイベントストーリーの話で、「5つのユニットが1つのイベントに参加する的な形での全員参加」というのはあったんですけど、今回みたいに「5つのユニットのキャラクターたちが1つのイベントを作り上げるという形での全員参加」はなかったように思います。
これはついに、イベントに参加する側だけではなく作る側の能力・話ができるようになったということでもあり、
この画像が伏線的っぽいというところから、かつてから自分が予想、そして見たいと希望している”いつか5ユニットで一つのイベント的な何かしらをするのではないか”みたいな予想に近づいた!?なんてことを思ったりもするんですけど・・・
いや、それまさに今回の話じゃね?
っていうね。w
仮に将来そういうイベントが来ても、今回のイベントを超えるようなストーリーはちょっと想像できないくらいに今回が良かった気がするので、その線は薄くなってしまった気もしますw(とはいえ彰人やこはねやみのりや遥や奏やまふゆ辺りの描き方は物足りなさも感じたので、そこらへんが補強されれば・・・というのもなくはないけど、正直キツそう)
ただまあ予想というだけじゃなく、こういうのが見たいと希望していたのが「みんなで一つのものを作り上げるイベント」だったので、今回それが見れたということには変わりありません!!!
個人的にはすごく満足しているというか、いいものが見れて大変嬉しいです!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!
イベントストーリーの微妙な点
強いて言うなら面白すぎて記事が長くなりすぎたところかな!!!!!!
いやいや全然長文上等!!!!!!!
面白いストーリーばんざーい!!!!!
ありがとう~!!!!!!!!!!!!!!
まとめ
正直今までの傾向的には周年イベントって、既に遊んでいるプレイヤーも楽しめるけど、初見の人も楽しめるような内容であるが故にそこまで語ることは多くないんじゃないかということを思ってました、この記事を作るまではね。
それが書ききって見たらどうでしょう、なんと10000字を超えてしまうというトンデモない分量になってます、恐ろしや・・・
ただそんな面白い!好き!楽しい!最高!というストーリー語りができることこそが幸せであり、大変ありがたいことなので、このイベントの完成度の高さには感謝しかありません。質の高いストーリーをありがとうございます!!!
これからのストーリーも、このレベルのクオリティをじゃんじゃん頼むぜ!!!!!!!!!!!
余談(作内のこと)
宮女の生徒会長の名字、これテストに出そうですねw
余談2(自分のこと)
また今回の記事・動画から、ストーリーまとめ&感想を投稿し出してから2年目に突入です!
始めたきっかけは「ストーリーを見ることをずっとサボってしまうから、何かもう一つ楽しいことを付けたらちゃんと見るようになるよね」というもので、その動機は実は今でも変わっていません。気を抜いたらすぐサボっちゃうのがぴなのんです。w
さらにそれに加えて「”ストーリーまとめ”があれば、プロセカを共に楽しむ人にとって有用なものになるのではないか」ということを思ったので、途中からストーリーまとめの後ろに感想をつけるというそれぞれ独立したような形式にして、今の形になりました。
始めたときは5人くらいが見てくれるだけで御の字というか、めっちゃ見てくれて嬉しいなという感想を持っていた記事・動画も、今ではありがたいことに再生数が1桁に留まることはなかなかなくなり、すごいものだと3桁再生見ていただけているものもあるようで、ちょっと身の丈に余る感じすらありますが、大変ありがたく、そして嬉しく思っています。(このブログに関しても閲覧数というものがこちらからは見ることができるのですが、同じく1桁閲覧に留まっているものはありません、いつもありがとうございます)
しかしながらこの記事・動画の本質は、あくまでも”ぴなのん個人の感想・考察を語ることが楽しいからやっている”(≒それをやらないとストーリーを見るのをサボっちゃうかも)というものであって、誰かに共感して欲しいというものではありません。(当然共感してもらえたらめっちゃ嬉しいし、同じような気持ちで一緒に楽しむ仲間の存在を感じられるのはとても嬉しいことです)
ですのでこれからもその本質を見失うことなく、それでいて内容の質を上げていけるような努力をするという覚悟と、そして最大限プロセカを楽しんでいくという心意気を持ってこれからも色々やっていこうと思いますので、ボチボチ温かい目で見ていただけると幸いです!
1年間ありがとうございました、そして2年目もよろしくお願いします!
プロセカ、最高~!!!!!!!
コメントお待ちしております!