今回はLeo/needのイベントストーリー「Parallel Harmonies」が、正直モヤモヤするストーリーだった!?ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
ついにLeo/needはデビュー曲制作へ!しかし真堂からは、咲希と一歌のふたりで共作をしてほしいと告げられる。最高の曲を作ろうと意気込む咲希達だったが、なかなかいい曲はできず……。
公式のあらすじから引用
描き下ろし楽曲
すれすれ
作詞・作曲:すこっぷ 様
作者であるすこっぷさんは、個人的な思い出として、プロセカに収録されている『アイロニ』だけではなく、『クライヤ』という曲も併せてめちゃくちゃに聴き込んでいたというものがあります。
また一時期少しだけやっていたjubeatという音ゲーでは『ケッペキショウ』という曲が追加され、それをきっかけにその曲もかなり聴き込んだのが懐かしいです。
その『ケッペキショウ』は上記に挙げた2曲に比べると少しトゲトゲしさのある歌詞だったり音やメロディに感じるのですが、その中にもどこか非常に寂しくも温かみを感じて、自分の聴いたすこっぷさんの曲にはなんとなく温かい冷たさといったらいいのか、そういう優しいイメージを勝手に持っていたりします。
あと調べて知ったんですけど。『トップシークレット』という曲もこの方だったんですね、めちゃくちゃ聴いてたよこれ・・・!
しかも自分の好きなラノベ『とある魔術の禁書目録』の作者である鎌池和馬さんの作品『ヘヴィーオブジェクト』のアニメの主題歌である『ディアブレイブ』もこのすこっぷさんの作詞作曲だったというのもあったり。
個人的に思い出のあるボカロPさんの中でもTOP3に入るくらい色々聴いてたんだなってちょっとビックリ。w
そしてなぜだか作者のすこっぷさんには、個人的に青のイメージを持っているので、青のイメージカラーを持つLeo/needの描き下ろしには非常にピッタリですごいなと。
ニーゴでもモモジャンでもいい感じになりそうな中、Leo/needに描き下ろしてくれたのは、レオニ推しとしては個人的にはハマっていてすごい嬉しいなと思いますね。
そして今回の描き下ろし、改めてこのすこっぷさんの楽曲の良さを知ったというか、また聴きたいなって思わせてくれたというのが一番の印象です。
自分がすこっぷさんの楽曲に感じていた心地よさというのが、歌詞やメロディがどこか独り言のように少しだけ語りかけてきて、でもやっぱり独り言で終わるような感じの、この付かず離れずで強く踏み入っては来ない感じの距離感であり、音もどこか幻想的な趣のあるような感じで現実の世界とは少し離れた世界に感じていて、本当に自分と楽曲との距離感がちょうどいいなっていう心地よさだったと分かった気がしますね。
寄り添ってくれるというよりは、ただ隣に座ってくれただけの一人と一人なんだけど、絶対独りにはしないという優しさをくれる感じ。
それが、プロセカというゲーム内で頑張るユニットを見るプレイヤー(自分)という距離感とも符号する感じであり、曲を聴いてくれた人の気持ちに寄り添う咲希の想いだったり、今回咲希の想いに寄り添って音楽にすると決めた一歌と重なるようで、とっても沁みましたね・・・
すごいいい曲だなって思います・・・いい曲だなあ・・・
ストーリーまとめ
レコード会社に呼び出されたLeo/need4人は
フェスへの参加が決まったことと
デビュー曲の作成、そしてその作成は咲希と一歌の2人での共作をして欲しいということを聞かされました。
それはふたりの曲が合わさることで、一つ壁を超えたLeo/needの音楽が生まれることを期待したことから。
そうして2人での作曲がスタートします。
初めての共作(3話~)
”一歩先のLeo/need”を目指して作曲を始めた二人でしたが
なかなかうまく行きません。
そんな苦戦していた二人を見た志歩が「作り方を変えてみるのはどうか」という提案をし、
お互いにコードを作ったものを交換して、そこにメロディを乗せてみる手法を取ることにしました。
作曲合宿(4話~)
そして後日咲希の家に集まって、作ってきたコードを聴き合い、そこにメロディーを乗せ合います。
ですが、お互いがお互いのメロディーに対して、どこかイメージと違うという印象を持ってしまう二人。
そこから何度も作り直しを行い、何度も話し合いもしますが
少し喧嘩みたいにもなってしまい、
うまくいきません。
そんな時にメイコがやってきて、息抜きにセカイに来ないかと誘われます。
セカイのミクたち(6話~)
セカイに来た2人は、現状のうまくいっていないことをミクたちに話し、
現状のできている曲を聴いてもらい、
その曲に込めた想いなどを聴いてもらいました。
そうして想いを受け止めてくれるミクたちを見た一歌は、さっきまでの自分はミクたちと違って咲希の想いを受け止められていなかったと反省し、
咲希自身もそうであったと反省します。
ただそれも、咲希と一歌に”クリエイターとしてのこだわり”があるからだと、受け止めてくれたメイコ。
そして今回の作曲は、咲希の想いを音楽にすることを一歌が決めました。
それは、いままでのミクたちのように、想いを受け止めて音楽にしたいという想いから。
そうして想いを新たにして始めた作曲は上手く進み、
アイデアもどんどん出てきます。
そうやって、一歌とミクたちに力を借りた咲希は、より一層気合を入れて作曲作業に励むのでした。
完成した曲(8話)
そうして完成した曲は、咲希が作曲寄りで一歌が編曲寄りというような作品になりましたが、
真堂のお眼鏡に叶う曲となりました。
そして作曲の途中に出た、バーチャルシンガーバージョンの投稿もしたいというアイデアを真堂にも話し、その了承をもらいました。
そして時はとんで2ヶ月後。
そこには、街中や学校やSNS上で
Leo/needが話題になっている様子が・・・
ってところで、今回のストーリーはおしまいです。
イベントストーリーの良かった点
今回のイベントストーリー、なんだろう・・・
なんか見終わった後に結構ダメージが残ってしまったなというのが一番強い感想って感じで。w
まあイベントトップイラストや追加カードのイラストなどから不穏さは感じていたとはいえ、2話までは和やかムード感満載だったのもあり、結構喰らってしまったなというのが本音ですねw
今でも正直色々と消化しきれていないんですけども、それが一歩先のLeo/needに続く道すがらだというのならどうにか受け入れる必要もあり、そういう自分の感情との折り合いを込めるという意図も含めつつ、好きなところなどなど語っていこうと思います!
タイトル
今回のイベントタイトルである『Parallel Harmonies』は、そのまま咲希と一歌の考えがうまくまとまらなかったというイベントストーリー内容を表していると考えられるわけですが、そこにもう一つ。
”Parallel”は「パラレルワールド」なんて言葉にも使われることもあり馴染があるかとは思いますが、その意味は”並行・平行”。
つまり、同時に交わらないもの同士が2つ(以上)存在しているということでもあります。
それをストーリーに照らしてみれば、作ったコードからメロディを付けあった曲が2つあったが、そのどちらもが調和(Harmonies)しなかった。
これはまあ、咲希と一歌、咲希の曲と一歌の曲、ざっくり大きく括れば1つながらも、そういった2つの意味で”Parallel Harmonies”だったわけですね、なかなか巧みなタイトルでいいなぁと。
かわいいシーン
このシーンとか、
このシーンとか、
このシーンとか・・・
可愛いシーンが多かった!!!
一歌の言い方がすごい可愛い感じだったし、「聴きっこ」とかいう可愛いワードもたまらんですなぁなんて、まさかこの後あんなことになるなんて知らないから呑気に見てましたよ、ええ。w
サイスト
今回のイベスト交換所で交換できる穂波の星2のサイスト、前編後編ともに最高でした!
穂波前編
前編ではレオニの4人それぞれの各家庭のカレーについて、咲希の家のカレーは野菜ゴロゴロ系の甘口カレー、一歌の家は中辛と話されていました。
ここで問題です!
日野森家のカレーは「甘口」「中辛」「辛口」どれでしょう!!!!??
正解は・・・・
甘口でした!!!!!
今回のサイストでは言及されていないのですが、過去のイベント『交響する街の片隅で』の3話で、志歩自身が「うちのカレーって甘口だったよね」って言っています!
まさかのカレーネタがまだ続くとは!!!!
これはいつかプロセカのイベントなんかがあったならば、「天馬家のカレー」「星乃家のカレー」「望月家のカレー」「日野森家のカレー」ってメニューをそれぞれ出したら面白いだろうな、なんて感想も持ったんですけど、どうですかね?
・・・まあ自分はプロセカのイベント、ぼっち参加も寂しいし、かといって一緒に行く友達もいないので参加できずに食べれないんですけどね!!!!!!!!!!!!wwwww
穂波後編
そして後編では、かつて『つなぐ星の歌』でもその様子が語られていた、咲希と志歩の喧嘩から始まる4人の流れを見せてくれるようでもあったストーリーが見れました。
ああ、こういう感じね、って思って、ここは大変癒やされた、というかサイストは本編見た直後に見るので、癒やしとして助かった部分だったなと思いますww
バーチャルシンガー
この”こういうことしかできない”という、バチャシン側から出た弱音。
このやるせないというか、切なさのある表情には、ある種無機質さのあるボーカロイドというもののイメージとはかけ離れたもので、そのギャップもあり、すごい引き込まれてしまいましたね。
これは能力的な”曲が作れるわけじゃない”なのか、セカイのシステム的なことで”曲が作れるわけじゃない”なのかは気になります・・・
ただ『Unnamed Harmony』では、リンが歌いたいと思う音に合わせて弾くという行為をしており、それを咲希がリンが作曲したものかと勘違いする描写はあり、システム的に作れないってことはないような気もするんですけどね・・・
ただそういったものを”曲”という形にまとめることができないというセカイの理があるんだとすると、そこら辺から新たなストーリーが生まれる可能性もありそうなので、注視していきたいところです。
ヒートアップする話し合い
そして話題は少し変わって、今回の一番インパクトのあった、咲希と一歌の軽い喧嘩のような、あの一幕についての話を。
まず、この言い合いの空気感のリアルさヤバくなかったですか!!?!?
曲作りがうまくいかないもどかしさ、自分の想いがうまく伝わらなくて相手に分かってもらえないもどかしさ、そういった苛立ちからか、少しずつ言い方や口調がキツくなっていく感じ。
マジで中の人(声優さん)同士が仲悪いんじゃないかとすら思ってしまうほどの空気感の悪さが表現されていて、マジビビりましたwww
そして、こういう友達とフワッとした感じで始まったことから軽く揉めてしまうような経験は、多分多くの人にもあって、それなりにグサッと来たんじゃないかって思うんですけどどうでしょうねw
少なくとも自分はなんかすごい気まずいような気持ちになったと同時に、あれだけ仲の良いレオニの4人(まあ今回は2人だけど)が、ガッツリ嫌な空気で揉めていたのがすごいショックで・・・w
穂波と志歩は、相手を思いやるが故の衝突だったけど、
今回のはその逆で、我を強く出し合った内容だったので、より今までのLeo/needっぽくない喧嘩の仕方だったのに面食らってしまった感じ。
自分は優しくも強い一歌が好きというので最推しなんですけど、そんな一歌がちょっと嫌な感じに聞こえる言い方をしているところもあって、結構ショックでしたね。
下手に丸い言い方をしようとしてるせいでより嫌味っぽくなっているって感じなのがかなりキツかった・・・
それと、ここまで強く我を出してくるようなタイプだったっけ?っていうモヤモヤもありました。
ただそれに関しては、一歌のサイドストーリー前編で、そういう風になってしまった自分自身ですら驚いているというか、ちょっと変に思っているような自省の描写があって、そのショックも少し和らぎました。w
たまにあるもんね、自分でも何であんなことしちゃったんだろう、あんなこと言っちゃったんだろうっていうことって。
で、それが自分の中でも大切なことだったり、こだわってることならなおさらヒートアップしやすくて、思ってるよりも攻撃的な言い方をしちゃった経験は自分にもあるなっていうので。
ただそれを本編中で見せてくれよぉお!!!!!!!
一歌への見方を混乱したまま8話の終わりまで駆け抜けちゃった感じで、この一歌のサイスト前編は一歌が飲み物を買いに行った一歌視点の話だから、本編に入っていても違和感はないし、できればそこで見せて欲しかったなぁと・・・
うーん、それをやると咲希バナーなのに一歌にスポットが当たり過ぎちゃうというのも分かるんだけど、一歌への印象を切り替えられないまま8話まで行っちゃった身としては、そう思ってしまうんですよね・・・
うーん・・・
ただそれだけじゃないような、なにかモヤモヤしている感情が残っているというのが今の正直な感情で、それが何なのかをちょっと考えてみようかなと。
このストーリーでモヤモヤが残ったのはなぜなのか
改めてこのストーリーを見たときを振り返ってみると、咲希と一歌の軽い喧嘩まではいつも通りモヤモヤすることなく見ていました。
それが、8話を見ている時はどうにも腑に落ちない感情を抱えていたので、原因は5話~7話の間。
最初は先述した咲希と一歌の軽い喧嘩のようなものが原因かと思いましたが、それは一歌のサイドストーリー前編でかなり払拭されたはずなのに、依然モヤモヤの程度は変わらず。
じゃあこの喧嘩の解決のところか?と思っても、別におかしなことを言っているようには見えなくて・・・
と原因が分からず仕舞い。
じゃあ逆に今回のストーリー構造を考えてみようってことで、なぜ咲希と一歌が揉めることになってしまったのかの原因を考え、結論から言うとそれですごくスッキリ、モヤモヤが晴れました。
今回のストーリーの発端は、真堂からデビュー曲は共作でLeo/needの一歩先を見せてほしいと言われたことにあります。
そこから、2人で曲を作り始めてみたらうまくいかず、作り方を工夫することで新たなアイデアを得ようとしたものの、うまくいかなかったというのが今回のストーリーです。
じゃあどうして揉めたのかといえば、”自分のこうしたい”を優先してしまっていたこと。
でも考えてみれば、それは当たり前なんですよね。
だって、今回の作曲には”一歩先のLeo/need”という曖昧なテーマのみが提示され、ゴールが明確に設定されていないから。
言うなれば、最高に楽しい旅行にしよう!って曖昧なテーマを掲げて、それぞれ観光やアクティビティ重視のギチギチスケジュールと、旅行先でのんびりするのがメインのまったりスケジュールだったら、それぞれ納得いかないのはそりゃそうって感じ。
超美味しい料理を二人で作ろう!って曖昧なテーマだけで、自分なりに超美味しい料理をイメージしながらそれぞれ食材を買ってきて、その食材を相手に渡してしっくり来る料理が出てくるか?っていう話。
カレーのつもりで買ってきた人参・じゃがいも・玉ねぎで、出てきたものがポテトサラダだったら「もっとパンチが欲しいな」とか「もっと温かさが欲しいな」みたいなこと言いたくなるし、それを言ったところでイメージはカレーなんだから、いつまでも望むものが出てくるはずがない。
だから今回の問題の本質って”二人の明確なゴールを設定・共有していないこと”なんじゃないかって。
『Unnamed Harmony』咲希が一番最初に作曲した曲だって
『Live with memories』で離れ離れになってしまう兄妹に届ける曲の詞を一歌が書いた時だって
『No seek No find』でいつもと違うライブハウスのお客さんにも届くようにって、咲希がより自分の想いと向き合って曲を作った時だって
一歌がミクに歌ってもらう曲を初めて作った時だって
すべて”こういう想いを込めた曲にするんだ”っていう、明確なゴールがあって作られていました。
なんならそれは、別ユニのストーリーでも語られているところでもあるレベルのことなのに、
今回は二人がそれぞれ別々にゴールを設定してしまっていて、”咲希と一歌の2人の曲として何を目指すのか”のゴールが設定されていない。
最初に作り出した時を見ても、特にそういうゴールについて話し合う描写はなく、ただ漠然と”一歩先のLeo/need”ということだけを意識して作っているような感じで
そういう曲に作るに向けての気持ちのすり合わせのところの問題のはずが、方法論の方に走ってしまう。
そしてコード進行を作る側は、作った時にはすでにもうゴールが見えている、つまりそこから逆算して作っているようでもあって、
それに対してメロディーを付ける側は、受け取ったコード進行からゴールを考える。
にも関わらず、その曲は”コード進行を作った側”の一人のものとして話が進み続けたら、そりゃいつまでたっても合わないでしょっていう。
で、その一連の反省どころを”こうしたいを優先しちゃってた”とか”押し付けちゃってた”みたいなところに見出している。
確かにそれでちょっと空気が悪くなってしまったのは事実で、それは謝ることは大切だし、謝れる2人はいい子なんだけど・・・。
で、あげく最後には”さっきの作り方は間違ってなかったんだ”って一歌が言ってる・・・
いや、方法論としては間違ってないけどやり方は間違ってただろ!!!って。
そもそも想いをぶつけ合った先を明確にしてないのが問題なんだよ!!っていう。
さっきの例え話で言えば、”楽しい旅行”じゃなくて、”楽しい観光ができる旅行にしよう!”とか”京都を楽しく観光しよう!”でどこ行くかをそれぞれ話し合うみたいな。
”最高に美味しい料理”じゃなくて、”最高に美味しいカレーを作ろう”にして、それがシーフードカレーなのかビーフカレーなのかポークカレーなのか、具材は何をいれるのか、などを話し合うような。
そういう具体性がなかったことが問題だったわけで、やり方は間違えてたでしょっていう。
そしてそれが、まあ少なくとも自分にはそういう、なにか本質と違うところで、前提を間違えたまま話がズンズン進んでいってしまって、それが最後まで修正されるどころか、ずっとズレたところだけ言及・反省され続け、そのまま終わってしまったという風なストーリーに見えてしまったことが、モヤモヤの正体でした。
逆に前提が間違っていただけだったから、途中だけ見てもおかしさに気付かなかった。
数学の計算結果がどこかでズレてしまったから間違えているんだけど、どこで間違えてるかが分からないみたいな、あの感じだったんだなと。
そういう、ズレたまま話が進んでしまってしっくりこないという意味まで込められた『Parallel Harmonies』なんだとしたら一本取られたって感じだけど、さすがに違うよね・・・?
イベントストーリーの微妙な点
多分今回のイベントストーリーは、こういう”クリエイターのしてのこだわり”が芽生えていることを自覚するというところが描きたかったのではないかと思います。
そしてそこを強調するために、クリエイターとしてのこだわりから衝突するというエピソードを用意したんでしょう。
しかし、それを表現するには、そもそも”クリエイターとしてのこだわり”からの衝突のところ以外で問題があってはいけなかった。
なぜなら、そのせいで今回の話の本質が”こだわり故の衝突”ではなく”共作への取り組み方のミスによる衝突”になってしまったから。
もしかしたら真の共作を次回に取っておきたい、みたいな意図もあったのかもしれないけど、そのせいで今回が犠牲になったぞっていうところもありつつ・・・
正直プロセカのストーリー制作陣は、エモーショナルな物語や表現を創ることには長けていると感じますが、そこにまっしぐらすぎるからなのか、こういったストーリーの構造的な要素を整理することは苦手なように思います。
『導く勇気、優しさを胸に』でもそんな話をしたばかりなのに、その次のレオニの話でも似たような話を今こうやってしてるわけですから・・・
ただTwitterなどを見ても、誰もこういった問題点を挙げていないんですよね~・・・
こちらの考えすぎ(もっと頭空っぽにして見ろや)案件なのか、それとも、プレイヤーの年齢層の低さもあってかまだそこまで気付くことができるほどではないからこれでもいいとされてるのかは分かりませんが、こういう構造的な要素を把握できる人材をストーリー制作陣に入れてほしいと思いますね。
(多分こういう構造的な要素は文系より理系のほうが気付けると思うんだけど、ストーリー制作が文系の分野すぎてあれなんだろうなみたいな推測をしている)
正直レオニは一番好きなユニットなんですけど、ユニイベが2連続で腑に落ちきらないストーリーを見せられて、ちょっと気持ちが離れ気味だったりしちゃってます。(といってもほんとにちょっとだけで、最推しであることには全く変わりはないです)
次のユニイベないし、関連するストーリーで挽回してほしい、そう思います。
まとめ
今回のストーリーは、今まで4人がバラバラの時ですら手を取り合っていた2人の衝突という、なかなかインパクトのある内容のストーリーだったと思いますが、流れそのものは面白かったなと思います。
今回は一歌が一歩引いたというか、一つ大人になったというような言い方もできるような収まり方になりましたが、
後に2人が真の共作するのも楽しみなところです。
また今回のストーリーの最後では、まさかの急に2ヶ月が経ち、SNS上でLeo/needが話題になっている様子が見られました。
そこまでの過程が急にぶっ飛ばされてしまうと、ビビバスストーリーと同じように温度感がついていけなくなってしまうぞという不安もありますが、WLイベまであと1イベ分はあるのでそこでの描写を期待、というか切実にそうであってくれと願っています。
追記(2024/04/28 アフターライブ視聴後追記)
今イベのアフターライブは、デビュー曲のリリース直後といった感じの時期として設定されていました。
そこではその曲が色々な人に聴いてもらえていてちょっとそわそわ~みたいな感じの話がされており、ミクもミクVerを嬉しそうに聴いているなどの微笑ましい情報もあったりしたかなり好きなアフターライブとなりましたw
また、本編最後の”2ヶ月後”という映像があったのにも関わらず、アフターライブでの時間はその”2ヶ月後”ではなく”リリース直後”であったため、その間の詳細なストーリーでの描写にかなり期待が持てるように思いますがどうでしょうね・・・w
安心していいか・・・?w
追記
最初はモヤモヤが強すぎて気付かなかったんですけど、スッキリしてから見直してみたら、この
一歌のミクへの想いの強さ。
改めて、一歌にとってのミクの大きさ、一歌の基盤にはミクがいることを強く感じられるような、「ミクみたいに」という言葉。
凄い良かったなと思います。
ミクが好きだから一歌が好きだし、一歌が好きだからミクが好きというのもあるんだろうなって自分の想いも確認した気がします。
コメントお待ちしております!