窓のセカイに浮かんでいた0と1の正体は、ゲーム内にも存在するアレ!?【劇場版プロセカ考察】

劇場版プロセカに関する考察も、もうそろそろできるところがなくなりつつあるわけですが、そんな中でも今まで触れてこなかったことがありました。

それが、

この窓のセカイにある0と1って一体なんなの・・・?

という謎。

Youtubeでもこの件に関連しなくもないようなコメントをいただいたことから、その返信にてある程度自分の考えを出せてはいたのですが、なんとなくこれでは不十分な気がずっとしていました。

なので触れてこなかったというよりは具体的な答えを出せずにいたので保留にしていたような形なのですが、この間ふと「この数字ってこういうことなんじゃないか・・・?」という革新的な解釈のひらめきを得たので、ついにまとめるに至ったというわけです。

ということで、今回はこの数字の性質なんかを整理しながら、その数字がなんなのかという点とその役割について掘り下げていこうと思います!
よろしければ、お付き合いください!

目次

閉ざされた窓のセカイをしっかりと解釈する

閉ざされた窓のセカイ

この数字というのは、閉ざされたセカイの窓から砂とともに吐き出されるような形でこのセカイに現れていることが確認できます。

”閉ざされた窓のセカイ”なのに、窓が開いてる・・・?ナニソレドウイウコト?

いやほんとにね、映画始まって3分もしないうちに窓開いてますからねこれ、なにそれどういうこと!?ってなりますよね、自分もなりました。

となれば、数字の謎を解き明かすには吐き出される元であるこの”窓”について考えていく必要もありそうなので、まずはこの窓について整理していきます。

”閉ざされた窓”とはなんなのか

といってもこの窓は分かりやすく、”想いの持ち主そのもの”というような捉え方で問題ないかと思います。

エリア会話から確認できるように窓一つと想いの持ち主の想いというのは対応しているっぽいですし、

過去に自分が提唱した、ミクが預かっていった想いの集積でセカイができたという説とも合致します。

しかし劇中の人たちは、自分の想いを見ないように遠ざけてしまっていたり、自分に自信をなくしてしまっているような状態にありました。

これは、”自分自身や自分の本当の想いに対して扉を閉ざしてしまっている(閉ざそうとしてしまっている)”という言い方もできますし、自信をなくしてしまっていることで”未来や可能性が閉ざされてしまっている”というような言い方もできます。

つまりこれらが”閉ざされた窓のセカイ”と言われる理由であり、物理的に閉ざされてるわけではないということです。

また前述の比喩の説明的には”扉”という表現なのになぜ”窓”なのかという余談ですが、自分の提唱するバツミク≒2周年ミク説でも言っていたように”本当の想いをミクが預かってくれていた”と考えると、2つの空間を出入りするために使われる”扉”よりも、ある場所から顔を覗かせてお話できたりはするものの空間は隔絶されたままの”窓”というものの方が、人間とミクという関係性に近いということで窓が選ばれていたのだと納得がいきそうです。

マイセカイは窓じゃなくて扉なので別の理論を適用させるべきということで、この辺はいつかいい解釈を閃くのを自分で待ってる状態だったりもしますw

閉ざされた窓が開く瞬間

前述のように”自分自身や本当の想いを閉ざそうとしてしまっている状態””自信をなくしてしまったことで、未来や可能性が閉ざされてしまっている”ことから”閉ざされた窓のセカイ”と呼ばれているわけですが、

劇中の一歌も言っていたように、あのセカイの想いの持ち主たちが「本当は諦めたくない」「心の底では一歩踏み出したい」と思えていたからこそあのセカイは存在していたし、崩壊することはあっても消滅はしなかったんじゃないかと思うんですよね。

だから、窓が開く瞬間というのは、”閉ざされた窓”というのと逆の事が起こっているのではないかと考えることもできます。

”閉ざされた窓のセカイ”であっても、”少しだけ自分の想いに向き合おうとできた瞬間”であったり”少しだけできるかもって自信が持てた時”あの窓が開いていたんじゃないかと、自分自身を少しだけでも信じてあげられた時にあの窓が開いていたんじゃないかと、そう思うんですよね。

セカイ上部に存在した根っこの玉

(Youtubeのコメントで教えていただいたのですが、これは根ではなく果実のようです・・・ですが、まあそれなりに面白いこと言ってたと思うので残しておきます、参考程度に。)

そしてそう考えたとき、閉ざされた窓の上部の塊とそこから伸びる枝葉の動きを見た類が「捕食・・・いや、吸収している?」と言っていたことから生まれていた謎も 解決されるんです。

それが、あの玉みたいなものはなぜ数字を吸収しようとしていて、そして一体何を吸収していたのかというもの。

そもそもあの根はなんなのか

根っこが吸収を行っていた理由や吸収していたものの正体を正しく説明するためには、まずこの根っこがどういうものであるかを考える必要があるので、少し深堀りをしていきます。

突然ですが、みなさんは”サークリング現象”というものをご存知でしょうか。

それは、植物の根が鉢の中で円を描くようにグルグル巻きなってしまう現象のことであり、根詰まりの典型的な事例です。

この説明だけでも、もうピンと来てる人には来てるでしょう!!

そう、この上部にある根の塊のようなものはその”サークリング現象”によって作られてしまったようなものであり、それによって”根詰まり”を起こしている状態と言えるのです。

そして根詰まりしていることで起こる問題は”水がうまく吸収できず、栄養が行き届かなくなる”というものになります。

ここまで来れば、あの植物が0と1の数字から何を吸収し続けていたのかが分かってきますね!!

あの植物は数字から何を吸収していたのか

この項目だけでなく今後も出てくる要素なので、改めてしっかり整理します。

閉ざされた窓のセカイの上部にある根の塊は根詰まりを起こしており、水がうまく吸収できずに植物全体に栄養が行き届かなくなっているような状態にあります。

そして類が”吸収”と呼んだのは、上部にある根の塊から出てきた草(枝)のようなものが数字にまとわりつき、その数字から青さを奪っていった様子です。

つまり、この上部の根やそこから育つはずの植物(ウィッシュツリー)が”根詰まり”という現象によって常に栄養不足の状態となり、ようやく少し自分自身を信じてあげられたことで窓からセカイに出てきた数字もこの植物が吸収してしまって、やっぱり”自分を信じられない”という元の状態へと戻ってしまうというのが、この閉ざされた窓のセカイで起きていたことであり、根っこが数字から吸収していたのは植物(ウィッシュツリー)が育つのに必要不可欠である水や栄養に該当する”諦めたくない想い”や”一歩踏み出したい”というような想いだったと言えそうです。

自ら想いを閉ざしたり自信が持てなくなってしまっている状態では、当然自分の想いを叶えることなんてできないわけですが、その状態が更に想いを閉ざしたり自信を無くすことに繋がってしまうという悪循環。
根詰まりを植物自らでどうにかすることはできず、外からの力によって解決するしかないという点においても、劇中描写とある程度合致しそうです。(この一連の流れはスマイル*シンフォニーの歌詞に一番良く出ている要素な気もします)

あの0と1の数字はなんなのか

ここまで来れば、もう自ずとこの数字がなんであるかを理解することができるはずです。

そう、この数字とは”諦めたくない””一歩踏み出したい”という想いそのものであり、自分で自分を信じてあげられる気持ちであり、さらにその先へと向かっていく想いそのものだと言えます。

つまり、0と1の数字とは、そしてその青さとは、想いの持ち主たちの本当の想いそのものだったというです。

そう考えれば、閉ざされたセカイの窓に浮かんでいた数字が一部赤色や灰色に変色していたり一部が欠損しているような理由にも納得がいくはずですし、数字を吸収していた根があったセカイ上部には想いによって育つウィッシュツリーらしきものが存在していた理由も頷けます。
また”青”というのも”若さ”や”元気である”ということの象徴的な色であることからも、そのように考えられるかなと思いますね。(まあ本当の理由はミクカラーだからということなんでしょうが、自分の理論ではバツミクもこのセカイの想いの持ち主であるので別に矛盾はしないです!)

さてここまでで、正直なんとなくは分かってた結論にたどり着くまでにかなりの詳細な説明を要したわけですが、これまでに話したことがこの後の話にちゃんと効いてきます。

0と1の数字の正体に迫る

0と1の数字の性質・特性を改めて整理する

ここまでで説明したことによって

  • あの数字は本当の想いそのものである
  • その想いを根っこの塊は吸収しており、それが植物でいうところの水や栄養にあたるのではないか

ということが分かったかと思いますが、さらにまだこの数字には見て取れる性質があります。

それが、そもそも宙に浮いていることや、

円を描くように飛び回れること、

そして光を放っているということです。

なーんか、なんとなーく、それに覚えがないですか?

想いそのものでできた空間において、宙に浮いていたり、円を描くように飛び回っていたり、光を放っているように見えなくもないもの。

どこかでそんな性質を持つものを見たことがないですか?

そう、これです。

このセカイに飛んでいる三角形の物質は、あの窓のセカイにあった0と1と同じものなんじゃないかというのが、今回の本題です!!!!

それらを裏付ける根拠たち

ゲーム内セカイ描写

ゲーム内で確認できるセカイにて、この三角形の物質が浮いているのはどのセカイでも確認できるのですが、

ビビバスの広場の方のセカイを見てみると、劇中と同じような感じで、三角形が円を描くように回っていることが分かるかと思います。

また、一応レオニの教室のセカイやモモジャンも花畑も、うっすら円を描いているように見えなくもないです。

そもそもセカイというのは、スマホやPCにあるUntitledを再生することで来れる場所(もしくは、セカイに流れ着いた想いの欠片に触れることで訪れることができる場所)であり、電子世界的側面があることには間違いないはずなので、この三角形の素となるのが0と1という機械で扱われる二進数そのものである、0と1に還元できるものである可能性は十分にあります。

ミクと現実世界というものの特性とも一致

また、0と1の二種類しかない二進法を少し拡大解釈して”ミクが存在する2次元”を表しているみたいな捉え方をすれば、5ユニットたちの”キャラクターが存在するセカイが3次元的なもの”であることを表すために三角形が使われているというのも、あながちない話ではないように思います。

そう考えると、劇中エンドロール後に映った開かれた窓のセカイでは”数字”と”三角形”の両方が浮かんでいたのが2次元と3次元の境目的(または両方を併せ持った)空間であることの表現であり、それはつまりプロセカという”2次元的なゲーム”と3次元の現実世界”におけるミクと我々豆腐との出会いの表現であるという、過去に自分がした解釈(下記動画)とも合致しますね。

セカイの成り立ちや位相解釈から考えられる点とも一致

さらにセカイというのは想いの欠片が育つことで発生・誕生することが『キミと、セカイの始まりで』にて語られていたわけですが、想いが強いことでセカイになるのであれば、セカイの中は現実世界の大気(空気)に当たるような形で想いが満ちていると考えることもできそうです。
そしてそのようなその大気(空気)に当たるような想いがあるからこそ、地球を地球足らしめているように、セカイがセカイとして成立していられると考えることもできそう。

となれば、劇中においてセカイが崩壊してしまった理由も、その想いが不足(ないし根詰まりした根っこに吸収され続けてしまった)ことが原因であると考えることもできますし、

そもそもオリミクに近いところにあったはずの真バツミク階層が、バツミク階層に落ちてきてしまった理由も、セカイ構成要素が不足(破綻・欠落)したことでその階層を維持できなくなって”壊れたセカイ”になったと考えることもできそうです。

(セカイの狭間はプレイヤーとオリミクの想いからできてるし、ウィッシュツリーセカイは5ユニ+オリミクさんたちの想いというかなり想いの総量が多そうなのにセカイとして成立しきるまでに時間がかかってたり、『セカイに響け!Your Song』で行ったセカイもオリミクからの応援したい気持ちからできていたり、上の階層ほどセカイを維持するのに必要な想いの総量は大きい説もありそうな気がしています。)

実際、「閉ざされた窓のセカイ」では三角形の物質を一つも確認することができませんでしたが(バツミクがスマホから出てきた時は白い三角は確認できた)、5ユニットが「開かれた窓のセカイ」に呼ばれていたシーンになると、0と1の数字が確認できなくなった代わりに三角形の物質が確認できるようになっていることからその可能性は十分にあると思います。
(ハローセカイ歌唱中やエンドロール後の映像では数字と三角形を両方同時に確認できますが、ハローセカイは本来の姿を取り戻している最中なので問題なし、エンドロール後の描写は現実の我々とを繋いだ別描写と考えられたり、劇中から時間が経ってまたちょっと挫けてしまった人も少しいたけどセカイの中心的人物のミクが諦めないからセカイはもう大丈夫と考えることで矛盾はしません)

(またこれをYoutubeのコメントでいくつかいただいたような”不完全なセカイから完全なセカイになったんだ”という解釈もできなくはないのですが、映画タイトルには”壊れたセカイ”とあることから一度完全なセカイの状態があってからの変化であると考えた方が自然であり、やはり不完全なセカイ説に100%の賛同はできないなと思いますね。一度できたセカイに必要な要素が欠落して不完全な状態になってしまったと個人的には解釈したいところです。)

発光している数字

さらにさらに、劇中の0と1の数字は発光していたわけですが、

セカイの素となる想いの欠片は発光していることが作内の至るところで語られています。

つまり、劇中に出てきた0と1とは本当の想いそのものであり、想いの欠片の素でもあり、セカイに浮かんでいる三角形の物質でもあるわけです。

またゲーム内にて、想いの欠片はしばらくすると消えてしまうことが語られていますが、その素とも言える三角形は結構すぐに消えていってしまっていることからも裏付けられるかなと思います。

強さとしては、セカイ>想いの欠片>キレイな0と1≒セカイの三角形>/一部破損している0と1>灰色になりきった0と1 みたいな感じ。
セカイの三角形以上のものは本当の想いそのものである性質上すぐにセカイの一部と同化していくことで消滅していき、逆にそれ以下はセカイの本当の想いとは違うので同化できずに残り続けていたと考えられます。

さらに、セカイを構成する本当の想いそのものである数字は窓から吐き出された後に上方向に浮かんでいくのに対し、その数字の欠けた部分からできたであろう砂は下方向に出ていくのも、このセカイに満ちている本当の想いと違うから(本当の想いよりも密度が低いから)、数字と同じ挙動を示さなかったと考えられます!

瞬電の理由も説明できる

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動画撮影中に閃いて喋ってるだけのやつなので、そっち見てください!w

おわりに

そしてこれで、劇場版における大方の謎はこれで解決仕切ったのではないでしょうか!?

この考察シリーズは今まででは考えられないほど多くの方に見ていただけて、とても嬉しく思っています、ありがとうございます!
あともう一つの緩めの考察と、あとは各キャラの家の場所考察は絶対にやろうと思っているのでよろしくお願いします!!!

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