今回はLeo/needの2つ目のイベントストーリー「揺れるまま、でも君は前へ」について語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
宮益坂女子学園では合唱祭を迎えようとしていた。
そんな中、合唱祭のクラス内のまとめ役として望月穂波が指名される。
しかし、クラスの中には合唱祭を全力で取り組みたい人と、他にもやることがあるのでほどほどにしたいという人がおり、お互いがクラス内で揉め始めてしまう。
そこで望月穂波が取る行動とは・・・
描き下ろし楽曲
作詞・作曲:Orangestar
イベントストーリーの良かった点
今回は体育祭の時と同じように、学校行事をテーマにした話でした。
そういうこともあってか、なーんか見に覚えのあるような話だなーと思いながら、苦い思いで見ていましたね。
正直いいところもたくさんあったのですが、そっちの方が気になってしまって、もうなんかあれなので微妙なところの項目で思う存分愚痴りたいと思っています。w
ということで良かったところなんですが、やはりレオニはもう4人が仲良くしてるだけでいいですね、本当。毎話言ってる気がするけど。
でもそれくらいメインストーリーで見たものが刺さっています。
しかも4人とも可愛いだぁ・・・なんかいい意味で高校生っていうより中学生って感じの雰囲気がね、動物園でパンダとか見て癒されるものと同じような気持ちになります。ええのぉ。
レオニのストーリーはほんとそれに限るのでそればっかりになりそうなんですが、他にも当然いいところがあったのでピックアップ!
レオニ最強
本当に一生仲良くしててくれ、んでそれを見せてくれ。最高すぎる。
怖かった
ちょっとこのシーン怖かった。この後に陰口言われる描写が入るんじゃないかって恐怖。
この感覚が穂波の感覚と完全に同じなんでしょうね・・・それを絵と文章から作り出す演出、すごすぎる!!いやほんと、類ばりの演出家がカラフルパレットさんの中にいるでしょ絶対!
メイコかっこいい
メイコかっこよすぎない?最初これ見て普通に「かっけぇ・・・」って声出た。
女性教師
このシーン、わざわざ「”女性”教師」って書いてあるあたりに、カラフルパレットさんの気遣いを感じますね。いつもお疲れ様です。
私でっか?
耳を疑いつつ5回は聞いたんだけど、絶対このシーン、「私でっか?」って言ってるよね!!「す」の音聞こえないだけど!!自分だけ!?
それが本当に驚いてる感もあるし、シンプル可愛いのでむしろ良いんだけど!!!なんならこういうのもっと入れてほしいかもしれない!!
メイコかわいい
メイコかっけえって思ってたら、唸ってるシーンが可愛すぎた。ギャップずるい!!
私の思う、一番優しい形
この辺の言葉選びが好みすぎて、プロセカは文字で見ても結構面白いなって。小説とかも読んでみたい。
ラスト
ラストがあまりにも思わせぶり!!!
こんなこともしてくるのね!!!!
次回が早く見たくてたまらんのだけど、この感想記事を書いている都合上で順番通りにしか見れないし、見るのに時間もかかるんだ・・・やめちゃおうかな(やめません)
イベントタイトル
「揺れるまま、でも君は前へ」っていうタイトル。
「君」って誰のこと?ないし誰から見ての「君」?って思いませんでした?
過去のイベントストーリーでいうと、「いつか背中合わせのリリックを」は多分バナーキャラの杏がこはねに向けたような言葉なので杏の視点。
「ここからRE:START」はみのりにとってはREではないため、バナーキャラであることも含めて恐らく愛莉の視点。
でも今回はその点でいうと、穂波視点で「君」という存在がいるとは思えないので、「君」は穂波のことなんだろうなと。
だとすると一体誰の視点なんだ?と不思議に思いました。
そこで考えてみたときに、なんとなくありえるのはメイコ視点だと思います。
今回初登場したメイコは、穂波と同じくドラムを叩く役割を持ち、穂波の相談に乗っていたキャラクターでした。
揺れたままでも前へ進むことを決意して行動した穂波を一番知っているのがメイコであるため、一番濃厚なのがメイコかなと。
ただ明確に登場人物の心情を語っているのに、バナーキャラ以外の視点からタイトルが付くこともあるのかな?と思うと、やや疑問符もつく推察かなと思います。
大穴
もう一つ思ったのが、これ後の穂波から見た志歩か?と。
志歩はラストシーンでベースとしてバンドの勧誘を受けていました。
当然志歩としてはレオニというバンドとメジャーデビューの間で気持ちが揺らぐでしょうし、最終的にはどちらかを選択しなければいけなくなります。
それは後にレオニのみんなにも明かされることであって、その時の穂波から見た志歩の可能性があるなと。
そしたらちゃんとバナーキャラの視点から見た「君」が存在できるな、と思ったのですが、さすがにこれは深読みですよね・・・
イベントストーリーの微妙な点
ここからはもう完全に学校行事に対しての微妙な点を愚痴るだけのコーナーと化します。ご容赦。
まず学校行事そのものなんですけど、”強制参加”の時点で、えむが言うような全員が楽しめる道なんて存在しないんだよ!っていう話から言いたくて。
今大人になって、楽しかった学校行事ってなんかありますか?と言われると、自分は存在しないんですよね。修学旅行も楽しかったかと言われると、行った場所はいいとこだったけど一人で行きたかったなっていう。
でも別に学生時代に友達がいなかったとか、そういうわけじゃなくて、結構仲のいい友達も少しだけどいましたし、放課後にその友達たちと遊ぶのはめっちゃ楽しかったです。
だからまあ少なくとも筆者というサンプルが1つある以上、学校行事ってみんながみんな楽しいわけじゃないですし、友達がいたとしても楽しくないもんは楽しくないんです。
さらに他にやりたいことがあるなら完全に邪魔なイベントでしかないって人もいるんじゃないでしょうか。
作内でも「まあそれなら」とか「めんどくさい」とか「もうどっちでもいい」みたいに、100が100やることに賛同しているわけではありませんよね。
”自由参加”ならこんな揉め事も起こらなかったし、穂波もあんな思いせずに済んだし、そもそも多数決で16vs16になってる以上は16人は合唱祭に乗り気じゃないわけですから。
このイベントに関しては、全部学校というクソ文化が悪い!!!と声を大にして言いたいです。
なんでこういう学校行事って強制参加がほとんどなんでしょうね。その強制参加の名目として挙げられるような「クラスの団結」とか言われるものも、卒業してからその団結がどれくらい活きましたか?っちゅー話ですよマジで。ほとんど会わない、話もしない、どこで何してるか分からない人ばっかりになるのに。
楽しんでる人もいることは間違いないのですが、その中で「楽しくなかった」って人がどれだけいたんでしょうか。そういう人って声あげれないからね。そういう”空気”だから。
学校行事というのは、トップカーストとその周りだけが楽しんで、それ以外はそのトップカーストだの教師だのに目をつけられないように、ウザがられないように、嫌われないようにするためというネガティブな動機で頑張らされるのです。
それは”団結”などでは決してなく、”脅迫”です。
だから、作内で穂波が起こした行動は、本当に彼女が想定するだけのリスクを背負ったものでしたし、下手すれば”嫌われる”なんて可愛いもので終わるような話じゃなくて、”イジメ”になる可能性が十分にある行動でした。
このストーリーを見て、同じような行動をしようとなった人は本当に思いとどまってほしい。
宮益坂女子は進学校でもあり、また学校外でも活躍する人が多く在籍している、いわゆる”レベルの高い学校”であり、穂波もある程度中位以上のカーストに属せているから、彼女の”熱量”でもクラスが動いたのです。動いてあげてもいいかなって思ってくれる温かい人が多かったのです。
現実でこんなことしたら、そりゃ一部はうまくいくでしょうが、多くはロクなことになりません。本当に。
この学校のクソみたいな”同調圧力”から生まれる”脅迫”のようなものを発生させる学校行事、しかもそれに全員参加することが美徳とされる文化が消し飛ばされることをずっと願っています。てか呪っていますという表現のが近いな?
いじめとかも、こういう学校行事減らせば、被害者の心は少しは軽くなるだろうにね。
まとめ
と、まあ今記事は学校行事というものに対する恨みつらみを殴り書いたようなものになってしまいましたが、ストーリーそのものは良かったと思います。
展開が現実味に薄くて、理想的すぎたことだけがネックという感想だったということなんでしょう、自覚はないけど・・・
まあそれは置いておくにしても、ラストの8話目では、志歩が他のバンドに勧誘されるというシーンで終わりました。こういう引き方もありなんだという新しい魅せ方をしてきてくれたので、今後他のストーリーにどういう演出が加えられていくのかも楽しみなところです。
コメントお待ちしております!