今回はワンダーランズ×ショウタイムの15個目のイベントストーリー『君が主役の物語を』から将来の司はもしかして…?ってなことでストーリーについてまとめつつ、好きなところを語っていこうと思います!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
夢を叶えるため、4人で様々な劇団を巡ることとなったワンダーランズ×ショウタイム。訪れた老舗の劇団『春名座』で、司は3つの台詞しかない平凡な人間の役を『”現実に存在している”と思わせてほしい』と言われ——。
公式のあらすじから引用
描き下ろし楽曲
作詞・作曲:栗山夕璃 様
この曲の作者である栗山夕璃さんは、プロセカに収録されている他の曲には『フェレス』がありますね。
しかしその曲とは本当に同じ作者かを疑うレベルに違う曲で、しかしどちらも聴いていてアガるものがある素晴らしい曲ですね。
ワンダショはこういう展開豊富な曲もできるし、『星空のメロディー』のような素直にキレイなメロディーの曲もできるし、『ショウタイム・ルーラー』みたいにちょっとダークさもある曲もできるし・・・
この幅の広さがワンダショのヤバ良いところであり、ショーだけじゃなくここでもエンターテイナーなワンダショのキャラクター性を強化してくれている要素でもあるわけですが、そんな描き下ろし楽曲を作る人の創造性と、その創造性に120%で応える表現ができる声優さんとが凄まじいなと、本当に感動するばかりで、そんな素晴らしいものを見せてくれることに感謝感謝です。
イベントストーリーまとめ
ワンダショの今までのストーリーから、更に前進の予感を見せた今回のストーリー。
そんなストーリーについてまとめていきます!
これまでのストーリーで紆余曲折あり、最終的にはそれぞれの夢のために”4人で”ワンダーステージの外に飛び出して色々と学んでいくことになったワンダーランズ×ショウタイム。
そして外に飛び出していくワンダショへの餞別として、えむの兄である晶介が、力になってくれそうな劇団を3つ紹介してくれました。
そしてその1つ目である『春名座』にやってきた4人。
そしてそこでワンダショは、その『春名座』の次の公演に出演することになり、一緒に稽古をしていくこととなります。
そして配役、司に与えられたのはセリフの少ない編集者・中山という脇役でした。
.今までは作品の中でも中心的な役を演じることの多かった司は、その役と自身との共通点をセリフなどから探し出すという役作りの方法を取ってきましたが、今回のセリフの少ない役では、それが難しい。
そして春名座の演出家は、そこが司の弱点となり得ることを見抜いていました。
そして出された司への課題が、”平凡な人間を『現実に存在している』と思わせる”というもの。
そんな演目の台本の読み合わせ。
そこで”獏野歴”という役者の演技力を目の当たりにします。
それは、過去に舞台でその役者見ていた類も一目を置いていた存在でした。
しかし、それほどの演技力を持っているにもかかわらず”主役をやりたがらない”という話をえむと類は、演出家から聞きます。
寧々は獏野歴に演技のヒントを貰いに、
そして司が役作りの勉強にと、話を聞きに行きますが
答えは「感覚でやっている」というもので、話を聞いても得られるものはありませんでした。
与えられた課題を順調にクリアしていくえむや寧々の2人に対し、
二週間経っても、未だ役作りのヒントを掴むことができていなかった司は、気分転換にと外へ出かけます。
そしてそこで出会ったのが、例の獏野歴でした。
そんな彼がやっていたのは、人間観察。
通行人を見て、その人の人生を妄想するということを日常的にやってきたという話を聞きます。
そしてそれは幼い頃から、両親が仲良くない上に両親とも仕事をしており、また引っ込み思案な性格から友達もおらず、”会話に飢えていた”ことから始めたことだったと。
そういったことから手に入れた想像力があるからこそ、深いレベルで役を掴むことができるのかと理解した司でしたが、それは一朝一夕でどうにかなるものではないとも思う司。
そしてさらに獏野歴は、主演をやりたがらない理由に関しての話をします。
それは、昔の自分のように”誰にも注目されない”ということから、脇役に感情移入をし
そんな脇役に光を当てたいという想いがあるからでした。
その話を家に持ち帰って色々と考える司でしたが、いいアイデアは出ず。
再び行き詰まってしまった司は、セカイに行くのですが
そこで出会ったのは、メイコとうさぎのぬいぐるみでした。
少し元気がなさそうな司の様子から”ショーをやろう”とうさぎのぬいぐるみは提案します。
かつて『うさぎの大冒険』という、うさぎのぬいぐるみが主役の物語を司が作っていたという話をするうさぎのぬいぐるみ。
それをきっかけにして、”編集者・中山を主役として考えればいい”というひらめきを得て
役作りの方針が見えた司でした。
ワンダショ全員で協力して、司の役が主人公である物語を作り、
そしてその道のプロでもある獏野さんにも協力をしてもらう司。
二人の物語創りはどんどんと膨らんでいき
ついに納得の行く物語を完成させたのでした。
”セリフが3つしかない脇役”ではなく、その人間が主人公の物語の1ページを見せるという心持ちで望む本番。
その演技は、類も驚くほどでしたが
必要以上に役が立ってしまい、芝居の中で浮いてしまうという問題も発生してしまいました。
それでも今回の課題は”平凡な人間を『現実に存在している』と思わせる”だったのでクリア。
自分の殻を破って今回の課題をクリアすると同時に、次なる課題も出てきた公演となったのでした。
そして自分の殻を破ったのは司だけではありません。
司とのやりとりで、主役をやってみようという思いを持った獏野歴という役者。
そんな獏野さんを笑顔にできてよかったと嬉しく思う司でしたが
その獏野さんの出演する映画のキャストのエキストラとして応募することを勧められたところで、今回のストーリーが終わりました。
イベントストーリーの良かった点
”4人”のワンダーランズ×ショウタイム
明らかに一つえむのテンションが高いように見えたのは自分だけ・・・なんですかね!?
”4人で”いられることへの喜び、そしてそれが自分の夢に向かう道から外れたわけでもない。
前回のイベントで迎えたハッピーエンド、そして始まった次の物語を全力で楽しんでいるえむを、そしてワンダショを見て嬉しくなるシーンで良かったなと・・・
ワンダショストーリー、ストーリーとしては断トツで一番圧倒的に好きなんじゃ・・・
ワンダショの唯一性
そしてそのワンダショのストーリーが断トツで一番圧倒的に好きなのはこういう、全力でコメディにも振れるところもデカい!!!
ワンダショのコメディにも振り切れる要素っていうのは、そこからすごいメリハリも生まれるし、テンポも良くなるし、見てて飽きないストーリーになってることが多いなって思います。
本当にワンダショストーリーは、キャラクターそれぞれが好き、みたいなのをなくして一つの読み物として見たとしても、ストーリーとしてのクオリティ自体がかなり高い(と個人的には思っている)ユニットなので、そこもすっごい面白いのがいいなって思います。
キャラとして、ユニットとしてはレオニが一番好きで、本当にずっとあの和み癒やし空間を眺めていたいと思うくらいなのですが、それでもストーリーとして一番おもしろいのはワンダショだと思わせられるくらいなので、このワンダショのストーリーは本当に大好きです、本当に面白い・・・!
※ただまあ唯一の不満点は、寧々というキャラがちょっと弱い感じがするところかなって。
ストーリー上目指すところが近いせいもあってか、どうしても司の方が熱くて深いストーリーになってることが多く、それなのに『天の果てのフェニックスへ』→『カナリアは窮地に歌う』みたいな感じで寧々の方を後でやるからどうしても印象が薄くなる・・・
『close game/OFFLINE』では寧々のキャラは立ってはいたけど、本編上で、もう一つ寧々のキャラを立たせてあげてほしいなって思うところは、今後に期待したいなって思いますね。
寧々が本気でちょっと怒ってる
ここ可愛いね。
だけどこの寧々、引っ込み思案なところから獏野さんに対してちょっと親近感も湧いていて、それで頑張って一歩を踏み出した寧々の邪魔をするかのうように現れた司に対して結構ちゃんと怒っているところが印象的でした。
そこまで強調されたシーンではないと思うのですが、いつものテンポ的には2セリフでこの怒る流れが終わりそうなところが、3セリフにまで渡って寧々が怒り気味っていうのは、それだけ現在の寧々の向上心の強さ、なのに邪魔された怒りっていうのをやや強めに表現したかったのかな、なんて思ったりして。
サイドストーリーでも司の役作りから学ぼうとする姿勢が見れました。
次のイベントは寧々バナーだったらいいなって思ったりするくらいに意識して描かれてるところだと思うので、今後の寧々ストーリーがかなり楽しみです!
えむの演技
えむが演じている過去の役。
シャオ。
狛犬。
アヒル。
そして今回の役。
いやえむのやつ、なんか全体的にいい!!!!(伝われビーム)
なんかこう、理屈じゃない良さ、なんか可愛らしい犬としばらく目があってる時みたいな感覚?、もうなんかたまらんのよ!!!!wwww
以上!!!!
後悔は程々に、そしてそれは前に進むための後悔にする司
司って結構おふざけキャラというか、お笑いキャラ要素強めで描かれているけど、その実態は肉体的にも精神的にもストイックに活動できるキャラで、そのギャップがまた魅力なわけですけど、
後悔はしても、”過去は過去”で肯定できて、そしてその後悔はすぐに未来に向かって行くところが、めちゃくちゃカッコイイ。
このメンタリティを真似していきたいし、真似できるくらいに”過去は過去”って言えるくらいに今を全力で生きないといけないなって、反省するところもあったかな、なんて思ったり思わなかったり。
司の部屋では名シーンが生まれすぎてるような気がするぜ・・・
セカイに対する認識の変化
メインストーリーではあれだけセカイという場所を嫌がっていた司が、
今回のストーリーではそのセカイに励まされているのがもうなんか感動した・・・w
ニーゴのワールドリンクイベントのストーリーでも似たようにセカイに対するリアクションから時間の経過を感じてしみじみしたところがあったんですけど、今回でもそれがあるのか!と。w
なんかもう今からワンダショのストーリーの終わりが怖くなってくるくらいにいいなと、ワンダショ好きだなと、プロセカのユニットみんな好きだなと、なんかね、なんかね(言語化が下手)
秋奈さん大活躍
そしてこのうさぎのぬいぐるみのCVは、Vivid BAD SQUADの小豆沢こはね役の秋奈さんなんですけど、あっちでもこっちでも大活躍かよ!ってwwww
ちなみにちなみに、逆にワンダショのえむ役の木野日菜さんは、ぷちセカのビビバス回に女性客役として出てたりして、なんかビビバスとワンダショ間の謎の関係があったりなかったり・・・?ww
こことかすごい可愛くて、無限回聴きたい、ちょっとここだけのShort作って自分で聞くわ。
作りました!!!!!!!!!!!
あとこのイラストちょっと絵になりすぎな!!!!!
こうやってみると司ってちゃんと高校生なんだなって認識させられるところでもあり、(これ言ったら一部から刺されそうだけど)このイラストにおける2人の恋人感?姉弟感?すごすぎて、なんか新しい扉開きかけたわ!!(急いで閉めたけど)
プロセカにおけるカップリングとかを考えないわけじゃないけど、公式がそういう要素を出さないんだったら、オレも出さないぜって感じであまり言わないようにしてるんだけど、今回はさすがにね、もうだって空気感がさあ!
脇役が気になってしまう
今回、獏野歴が主役をやりたがらない理由として”光の当たらない、注目されない脇役が気になってしまう”というものがありました。
そしてそんな話を聞き、後にその脇役を主役として捉え直して物語を生み出していった司。
司の信条は”全ての人を笑顔にするショー”であり、もしかすると、そこに”脇役”というものすらも入っていく可能性があるなって、このシーンを見て思いました。
未来のスターである司が本当にスターになったとき、そこで行われるショーは、きっと演じられている役そのものから演じている人から見ている人まで、全員が主役のような、そんな素晴らしいものになるのではないかと、そこまで妄想が広がったりもしたんですけど、さすがに未来の話すぎてまだまだ分からんですな・・・w
サイドストーリー
今回本編ではあまり目立つところのなかったえむと寧々は、交換所で交換できるカードで見れるサイドストーリーの方で色々見れました!
寧々のサイドストーリー前編では、新しい劇団に行くことに緊張している寧々、そしてそんな寧々を見つけて駆け寄って一緒に劇団に行く類と
その会話で遅れている2人にスタ爆をする司とえむ(姿や声は出ない)が見れて、めちゃくちゃいいサイドストーリーでした、このサイストめっちゃ好きですw
そして後編では、司の役作りのために編集者・中山が主人公の物語を作る上での設定出しをしている様子が見れるのですが、
獏野さんに協力してもらおうという案を出したのは司ではなく寧々だったことがこのストーリーで分かりました。
司は人間観察をしている獏野さんに遭遇してるから司きっかけかと思ったら、まさかの寧々でビックリしました。
えむ前編は一家団欒ですごい温かい空気、微笑ましい会話、ほんと当初のギスギス感はどこへやらの、鳳一家本来の良さが見れることがなによりいい、このサイドストーリーは絶対に見るべきサイドストーリーですぞ!!
そして後編では、本編の類のセリフにちらっとだけ出てきた『昭和記念資料館』に行くところが見れます。
ここもワンダショ4人が楽しくお出かけしてるところが見れて、ああもう良かったなって!!!!w
柘榴
今回の演目のテーマになった文学とされる梶原喜一郎の『柘榴』。
いやどう考えても梶井基次郎の『檸檬』だろ!と思ったのですが、恥ずかしながらその内容をすっかり忘れていたので、青空文庫で読み直しました。
まあ特にその檸檬に関して言及するとしても、なかなか味わい深い話だな、くらいのあっさい話しかないんですけど・・・w
そしてピアノ弾きのトルペの時もしかり、今回もしかり、ビミョーに学を要求してくるのやめてくれ!!wwww
学はないんだから、恥かきかねない!wwww
まあ考え過ぎな気もするけどせっかく調べたので一つ。
今回の演目の元となったとされた文学の『柘榴』。
元になった『檸檬』は、レモンの果実にスポットの当たる話だったことから、この柘榴の花言葉を調べてみると「結合」でした。
今回、まさに役そのものになる、役と”結合”した今回の話にピッタリかなと。
タイトル
今回のタイトル『君が主役の物語を』の”君”は、そのままの意味で受け取れば、司が演じた”編集者・中山”なわけですけど、
過去には、うさぎのぬいぐるみに”君が主役の物語を”作っていたという過去もあり
卓越した演技力を持つ獏野歴に対して”君が主役の物語を”見てみたいと思った司の想いが現実となった話とも言えるのかな、そんな色々な意味があるタイトルなのかな?なーんてちょっとカッコつけた言い回しなワードが浮かんだので語ってみたくなっちゃいましたっ!!!
きっと他にも解釈の仕方がありそうなので、まだ色々考えたいなとも思いますw
これまた妄想というか、勝手に連想ゲームしてるだけなんですけど、第5話『人生という物語』、そして7話が『みんなで紡ぐ物語』。
ワンダショが”4人で”いることを考えると、人生という物語を”みんなで”紡いでいる”今がある”というところに改めて感動してしまうようなワードにも見えて、ああもうどんだけだよってなりましたねwww
正直『あたしたちのハッピーエンド』は今見てもボロボロ泣けるし、キラピピ★キラピカ聞いてるだけでもちょっとヤバいんだ・・・w
そんなタイトルでもワンダショの良さを改めて(まあ勝手にですが)感じて、良かったなと。
イベントストーリーの微妙な点
んなもんねえ!!!!!!おりゃああああああああ!!!!!!!!!!
まとめ
今回のストーリーは司がまた一つ明確に成長をした回なのかな、と思いますがまた新たな課題が出てきたところが面白いなと。
春名座の演出家に”光るものがある”と言わしめたものの平凡な役では凡庸な演技になってしまうという弱点を指摘され、しかし結果は目立ちすぎてしまうくらいに役に没頭してしまうという新たな課題が出てきた。
いや1つのイベントストーリー内で、なんかぐるりんって一周してるまであるやんけ!??!!?
序盤の頃の司だったら「やはりスターな俺は目立ってしまうんだな!!ハーッハハハハッ!」みたいなことを言ってそうなのに、今回は課題をクリアしたと言われても微妙な顔をしているところが、技術面だけではなく精神面での成長も感じるのがまた良かったなと思いましたね~!
また今回は寧々やえむにも課題が与えられてたことが類のセリフから垣間見えるのですが、その過程は本編では全く見れず、サイドストーリーでちらっと見れただけ。
この辺のストーリーは今後のそれぞれのバナーイベントの時に見れるでしょうからそれも楽しみ!
ワンダショのメインストーリーから『ワンダーマジカルショウタイム』までで第1幕、そしてそこから『あたしたちのハッピーエンド』までで第2幕、そして今回からで第3幕とも言うべきこれからのワンダショのストーリー。
正直今までが良すぎたので、これからのストーリーのハードルは上がりに上がり切ってますが、ワンダショは常に予想を超えてきてくれたユニットでもあります。
これからストーリーもそんなわんだほいなストーリーになるんだろうなと期待しつつ、これからのストーリーを楽しんで見ていこうと思います!
コメントお待ちしております!