Vivid BAD SQUADの最初のイベントストーリーである「Period OF NOCTURNE」について語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
うまく自分でまとめられなかったので、公式のあらすじから引用
Vivid BAD SQUADとして、ストリート音楽を歌っていくことを決めた冬弥。 しかしある事をきっかけに、自分がまだクラシック音楽に囚われているのではと感じ、悩み始めてしまい……。
描き下ろし楽曲
RAD DOGS
作詞:q*Left 様
作曲:八王子P 様
まーじでかっけえ曲!!!!
このq*Leftと八王子Pさんってなんか勝手にセットのイメージがあるんですけど、過去に自分がめちゃ好きで聴いていた曲「KiLLER LADY」と「Baby Maniacs」もこの組み合わせでした。この2曲ほんと好きだったなー。
この曲も当然バカかっけえ曲で、聴いててテンションブチ上がって最高です。音ゲーの譜面は難しいけど・・・
イベントストーリーの良かった点
さて本題のイベントストーリーに関してですが、今回の話は若干の重さがありましたね~。
この年齢特有の「子供という立場」と「自己の確立」の狭間の時期で、そこから発生するちょっとしたトラブルというか。
プロセカってかなり若年層で流行っているゲームですが、親の世代の人が見たらまた違って見えるストーリーなのかな~なんて思ったりもします。
そんなストーリーの中に、ちょっとここ良すぎたな!ってところがあったので、厳選して語っていこうと思います!
こはねと両親
ビビバスの中で唯一学校が違うこはね。
そのこはねは宮益坂女子学園に通っており、えむやまふゆが通っていることからも、おそらくお嬢様学校的な雰囲気を持っている、いわゆる”いいところ”の学校なんだろうなと。
そういうことを思えば、大事に大事に育ててきた娘がストリート音楽にハマり、ちょっと怖い感じもあるライブハウスに頻繁に通っているようなことを知ったら、普通はこういう反応をするもんですよね。分かります。
こんな可愛い娘がいたら、そりゃこんな感じで親バカにもなりますよねw
でも、だからこそその姿をしっかりと見て、その活動を認めてあげられるんだと思います。
なんとなくこはねは一人っ子っぽそうって思ってたり。いるとしたら兄な気がするな、なんとなく。
あと、メインストーリーでは小動物みたいな感じだったこはねが、そこから2ストーリーでこんなことになるって、プロセカキャラの中で成長速度一番壊れてるでしょ・・・
それだけ努力家なんだなって。すごいです。
冬弥と父親
こちらはこはねとは違って、非常に厳格な父親ですね。
クラシックで実績を持つ有名な人らしいので、それだけ厳しいのも納得っちゃ納得です。
このシーンの冬弥はめちゃくちゃかっこよかったですね。
クラシックこそ正しくて良いものでそれ以外は認めないという態度を取る父親に対し、そのクラシックを認め、父親を認め、それでも自分はこうしたいんだという意思表明をした。
このシーンは、完全に父親より”大人”だったのは冬弥だと思います。
それを受けて、冬弥の父親もきちんと話を聴いてあげていた。
自分がやってきたことや兄弟もそう育ててきて成功していること、自身の実績から自信が付きすぎていることで頭が固く見えてるだけで、この父親の本質は、自分の子供のことを強く考えている親なんだろうなと。ちょっとやり方は間違っているかもしれないんですけどね。
そう考えると、まふゆの親はどういう親なのか。
個人的にはこの冬弥とまふゆは対比して描かれていると思っているのでまふゆの親は冬弥の父親とは違って、まふゆの幸せを願っているというのを建前に、自身の人生のやり直しをさせたいタイプの親な気がします。
自分ができなかったから、やらなかったから、子供にやらせる。
自分では特に何もしないで、リスクを負わないで娘に自分の人生のifルートを歩かせる。
だから一応建前は守る形で「〇〇もいいけれど~」とか「〇〇より~☓☓の方が~」みたいに、形式的に尊重はするけど、こうして欲しいを押し付けにいくんじゃないかなと。
とにかく、冬弥の父親はまだまともさを残している雰囲気なのが救いだなって思いましたね。
言葉を選ばずに言えば、クソ親でも最低15年は付き合いを続けていかないといけない上に、それ以降はそのクソ親で15年分時間を無駄にしてるビハインドで人生スタートするの、控えめに言ってしんどすぎるなって。
親ガチャという言葉が一時期批判を喰らっていましたが、まじでこの表現以上のはないよなと。この言葉を批判していいのは、そういう親ガチャで最低レア度を引いた人だけだよなって思います。
イベントチケットを渡す冬弥だったが、どうやらイベントには来てくれなかったようで、なんでだよ!!!って思いましたよ。
絶対いる流れだろ!!って。
で、そのイベント見て、クッ認めざるを得ないな・・・頑張れよ、みたいなやつだろ!って思ってました。
でも最後の最後には、冬弥の出てたイベントに行っていたらしいことが判明。
やっぱ行ってたんだ!!!そうだよね!!!!ってなりましたw
しかも言葉少なく「私にはああいう音楽の良さは分からん」と言葉少なく言うだけ。
これ、多分ツンデレですよねw
今まで散々否定し続けてきたし、多分、事実としてストリート音楽の良さは分からなかった。
でもイベントで冬弥の姿を実際に見て、真剣にそれをやりたくてやっていて、いい仲間と出会えて、なにより本人がそれを望み、それが幸福であることを理解したんだろうなと。
だから、一言「”私には”ああいう音楽の良さ”は”分からん」なんだろうなと。
これは冬弥を一人の人間として認めた瞬間、ある種の子離れ親離れの瞬間。
ちょっとグッと来ましたね。
この推測が外れていたら、また冬弥と父親でひと悶着しちゃいそうだけど、さすがにそれはないよなと思いたいので、これであることを信じたいと思いますw
BAD DOGS
そして今回は、彰人と冬弥の友情というか絆というかがアツくて最高でした!
ここは明確に彰人が過去一でウッキウキのいい声出してましたね~!
いつもよりワントーン、ツートーン高い声で、そこの声優さんの表現力ってすげーなーと思ったり。
このシーンはちょっと感動してしまいましたw
この彰人かわいい
タイトル
今回のイベントタイトルは「Period OF NOCTURNE」。
Periodは、そのまま「ピリオド」。終わりとか終止符。
NOCTURNEは「夜想曲」。
冬弥にとって「夜想曲」がなにを意味するのかは分かりませんが、「夜」という部分で言えば、「父親との確執」ないし「クラシックにおいて偉大な父という存在に縛られること」なのかなあと。
それを自分の中で吹っ切って、終止符を打つのが今回のイベントのテーマだからこのタイトルなのかなあとか。
ちょっと音楽知識が乏しくてこの程度の推察しかできませんが、もっとハマってる推察があれば教えてくださいw
イベントストーリーの微妙な点
ストーリーが微妙だったということではなく、良かった点で軽く話したところと若干重複する上に楽しい話ではないのでこちらで。
ビビバスの冬弥を見てると、どうしてもニーゴのまふゆを想起してしまいます。
こちらは洗脳というか、親からの圧力に対して反発する言動ができており、また杏の父親である「白石謙」という一応同じ”親”であり、”大人”でありながらも、冬弥やビビバスの味方であってくれる存在というのが大きいのかなと。
対してまふゆにはそういう存在がおらず、自身だけで反発したとしてもそれを肯定してくれる後ろ盾が存在しないのがまたキツい。
とはいってもまふゆもこれぐらいのことが言えるようになれば、少しは状況も変わる可能性がなきにしもあらずんば虎子を得ずなんですけどね~。
神校文化祭イベントの時にも語った内容なのですが、今回のイベストでまたこの2キャラクターは確実に対比させて描かれているんだろうという見方が強まりましたね。
まとめ
今回のイベントの一番のアツさは、やはりBAD DOGSの二人の友情だったと思います。男同士の友情っていいですね~、こんな仲間を持ってみたかった・・・
そして冬弥の父親がライブに来てくれている行動が、あんな態度を取っているのは本当に冬弥自身のためだったんだなという証明であって良かったなと。
親の立場からして自身の分身を作るような教育をしていたわけではなく、そういう子供の幸福を祈っての”やるべきこと”の押し付けであるならば、冬弥本人の頑張りを示していけば、いつか認めてくれるという希望が見えるというものです。
冬弥の問題が一つ吹っ切れた形になったこと、そして冬弥自身も父親を少しだけ説得できたような状態になったことが、ビビバスにとっての進歩にも繋がり、めちゃくちゃに良かったストーリーでした!
進展という意味では過去一番のストーリーだったかもしれないなと。
今後のストーリーがさらに楽しみになったので、これからも楽しみにしていこうと思います!
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