今回はVivid BAD SQUADのイベント「The first concerto」が、待ちに待ったイベントだった!?ってなことで、ストーリーをまとめつつ、好きだったところなどなど語っていこうと思います!!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
RAD WEEKEND超えを目指し、謙の出した課題と向き合うVivid BAD SQUAD。冬弥は『イベントで自分達が歌う曲、そのすべてを作ること』を課題として言い渡され、渾身の曲を作ろうとするが——。
公式のあらすじから引用
描き下ろし楽曲
blender
作詞・作曲 : こめだわら 様
R Sound Design 様
イベントストーリーまとめ
冬弥の課題(1話~
RAD WEEKENDを超えるための作戦、そしてVivid BAD SQUADそれぞれ4人に出された課題。
冬弥の課題とは”全員の想いをまとめた、RAD WEEKENDを超えるための楽曲を全て1人で作ること”でした。
それは今までの音楽の経験からか、冬弥の曲からは伝わってくるものが多いという謙の判断から。
そしてそんな全員の想いを詳細に把握するために、冬弥は全員に聞き取りを行います。
そうやってどうにか作り上げた一曲は、どこか物足りないと感じるものでした。
あの熱さを求めて(2話~
そうしてできた曲は、かつて聴いたRAD WEEKENDの熱からは程遠く、無難なものになってしまっていると感じた冬弥は、
最初から作り直しを行います。
しかしアプローチを変えながら何曲も作っても、やはりRAD WEEKENDのような熱気を感じられません。
少し行き詰まってしまった冬弥は、父親に曲を聴いてもらうことを思いつき、
その父親にお願いをしにいきますが、
断られてしまいます。
それでもと冬弥が頼み込むと、
父親はもうすでに冬弥の曲を聴いていると言います。
それは、冬弥が部屋のスピーカーでその曲を流していたからでした。
そして父親は一言「評価するに値しない」と、「お前の曲からは誇りを感じない」といい、その場を後にします。
その後は、仲間やKAITOに相談しながら、
そして様々な手法を試し、様々なものを学んで作曲にあたりますが、それでもまた届きません。
そうして1ヶ月が過ぎてもなお、冬弥は心身を削りながらも作曲に向き合い続けていました。
心配をかけてしまうことを避けるため、セカイに行った冬弥は
めまいがしてしゃがみこんでしまいます。
そこに通りかかったメイコが、冬弥の様子に気付き、休ませるのでした。
冬弥の想い(5話~
冬弥の不調の原因は寝不足だったようで、ひとまずは安心。
そして話は例の作曲についてのことになります。
メイコは、一度原点に立ち返って、みんなの想いのノートを再度見てみることを勧めました。
しかし、一緒にそのノートを見たメイコは冬弥の想いがそこに書かれていないことに気づき、
冬弥自身の想いについても振り返るといいかもしれないというアドバイスを贈るのでした。
冬弥の負い目(6話~
そして想いを振り返る冬弥。
ピアノとの出会い、そして感動、
父親に認められた喜び、
そして、苦しさ。
そうやって振り返っていく中で、「大切なものを捨てて、逃げて、諦めてしまった自分では――謙さんたちの覚悟に、敵わない」と無意識に思ってしまっていることに気付きます。
しかしその過去は決して変えることができず、それは冬弥の負い目がなくなることがないことを意味していました。
そして、かつての自分を強く後悔した冬弥。
それは声にも出てしまっていて、部屋の外にいた父親にまで聞こえていたようでした。
冬弥の過去(7話~
それを聴いて部屋に入ってきた父親に対し、冬弥はもう一度曲の意見を求め、
同時に冬弥の想いも伝えました。
そしてそれを聞いた父親は、「問題なのはその認識かもしれない」といいます。
逃げたのは事実であり、過去は変えることはできないけれど、
だからといって冬弥が後れを取るとは思わないと。
冬弥にとってクラシックと共に歩んだ日々は、ただ苦痛と裏切りだけでできたものではなく、
美しく、誇らしいものだと。
その日々は、失われることのない冬弥の誇りなのだと、
そして「相手がどんな人間だろうが、どれだけ音楽に人生を捧げていようが、冬弥なら戦える」と、そう伝えて部屋を去りました。
その言葉を貰った冬弥は、かつての思い出を振り返り直し、
自分自身に誇りを持って、
再び作曲にあたるのでした。
作り上げた曲(8話
そうして作り上げた曲は、仲間たちをも熱くし、大絶賛でした。
そしてそんな曲を、かつてトラックメイクを教えてもらった宮田颯真にも聞いてもらいにいき、
RAD WEEKENDを次のイベント超えるから、見に来て欲しいと伝えました。
そして一同気合を入れ直したところで、今回のイベントストーリーは終わりです。
イベントストーリーの良かった点
今回のイベントは何よりも、やっと冬弥がガッツリ主役なイベントが来たか!!という感じで、すごく良かった、ほんと待ってたよ!!!
今までの冬弥のガッツリ主役なイベントって『Period of NOCTURN』くらいなもんで、他はちょっと楽しげだったり、他のキャラの方にもスポットが当たってたことで主役感が薄いようなものばかりだったから、他のキャラに比べても正直ちょっと印象の薄い、もっと供給をくれよ!ってなるキャラだったなって印象だったので、ほんとに待ってた!!
ただ今まで、そんな印象も薄く、またキャラクターの性格からあまり感情の変化がわかりにくいと言う側面があったところが、今回で印象が大きく変わったように思えた、このイベントの好きだったところなどを語って行こうと思います!
一番震えた
今回のストーリーで一番震えたのは、間違いなくここ。
今までは多少熱くなる事はあっても、どこか感情の起伏に乏しい印象のあった冬弥が見せた熱い覚悟の言葉には鳥肌が立ちました。
今までの冬弥が全てフリになっていると言っても過言ではないこのセリフが、最高に印象的でしたね。
そして何よりこれは声優さんの演技の凄さ!
テキストだけで見てもこの熱さは感じれないからな・・・
普段ボイスなしでテキストだけで読んでる人もいると思うけど、こういう熱さもあるんだよ!!!!
たまにはボイスありで見てくれ!!!声優さんのパワーを感じるところも随所にあって最高だぞ~!!!!
メイコさん
なんかこのメイコさんさ、小学校の時とかの保健の先生にときめいてしまう感覚を蘇らせてくる感じしたんだけど分かる!?!?wwww
冬弥だからなんともなかったけど、三宅だったらイチコロだったろうな、なんて思ったりもしましたwwww
闇の力に目覚めそうな冬弥
もっと真面目なシーンなんだけど、このポーズなんか中二病っぽくてすごい好きだったwwwwww
すごく好きな表現
今回のイベストですごい好きな表現があって、
それがこれ。
ぷちセカ!では、こはねがヤンキー堕ちしてても冷静の状況説明をしていたくらいに冷静な冬弥が、
このシーンでは一見すると冬弥らしくない、非常に冷静さを欠いた、感情に任せて衝動的な行動をしてしまっているシーンで、解釈不一致で好きじゃない人すらいそうとも思ったりしたんですけど、個人的にはこの1シーンで同時に3つの表現がなされているというのがすごいなと思っていて。
まあまず1つは、作内でも分かりやすく、そして今までも表現されてきた”クラシックから逃げた負い目”が冬弥にとってあまりにも大きいこと。
それ故に、普段の冷静さを失ってしまうほどに大きいこと。
そして2つ目は、曲作りを任され期待されていることや、その期待をかけてくれている仲間が冬弥にとってそれだけ大きいものであり、それがプレッシャーとなって重くのしかかって追い詰められていること。
そして3つ目が、曲作りのために睡眠すらも削って己を酷使し、精神すらもかなり消耗していること。
冬弥にとって”逃げた負い目”というのは、”今の仲間たちに出会えたきっかけ”でもあるわけです。
冷静である時の冬弥ならば、そういったすべてのことを俯瞰して見て、後悔はあれども前向きにことを運ぶことができたはず。
しかし、このときはそこまで考えるだけの体力(肉体的にも精神的にも)が残っておらず、その想いを大声で叫んでしまうほどに憔悴していたのがこの時の冬弥なんだって思うと、そこまで追い込んで、自分のマイナスな面にも向き合って曲作りに励む冬弥のカッコよさというか、鬼気迫るほどに仲間を想って行動している冬弥の熱さが見えてくる。
そういう、深いシーンだったなと思いますね。
またそこまでの状態になっていながら、それを聞いて部屋に入ってきた父親と対峙した時に
”これは――チャンスかもしれない”と思う冬弥の胆力というか、純粋さというか、真っ直ぐな強さというか、そういう部分もめちゃくちゃ熱かったなと思います。
そしてそのイベントは
そんな”自分のマイナスな面にも向き合って曲作りに励む冬弥のカッコよさというか、鬼気迫るほどに仲間を想って行動している冬弥の熱さが見えてくる”のが見れた今回のイベントは、他のキャラでも似たようなイベントがあったように思います。
そう、同じく曲作りのためにマイナスな記憶とも向き合い、寝ずに作業して曲を書き上げた、咲希の『No seek,No find』です。
あのイベントも、自分のマイナスな記憶に向き合って、そしてLeo/needとして新しいライブハウスのお客さんに響かせるための曲作りに活かした。
こういうストーリー構造は全く同じでも、冬弥だったら青い炎のような静かながらも強い熱さ、咲希だったらどこまでも優しく寄り添うようなあたたかさ、みたいな、スポットを当てるキャラが変わると、まるっきり見え方が変わるのは非常に面白いなと思いますね。
また繰り返し言っていることでもありますが、こういう同じ構造のストーリーがあることで、ほかストーリーへの解釈も深められたり、そもそも分かりやすく感じられるというメリットもあって、そういう点でも非常に良いなと思います!
タイトルの意味
今回のイベントのタイトルの意味は、”最初の協奏曲”。
RAD WEEKENDに向けてついに完成した1曲目だからなのか、
過去のクラシックと共に過ごした日々の”負い目”を”誇り”にして進んでいけるようになったのを意味しているのか、
はたまた期待を裏切ってしまったと思っていた父親から、そして今は違う道を冬弥を認めるような言葉が貰えたように、これからの親子の関係性の良化の兆候なのか。
想像の余地が多数あるのもまた良きですね!
ちょっとした考察
『BREAK DAWN THE WALL』では、冬弥が課題(作曲)に関するヒントを掴むような描写があったわけですが、
これ今回でいうと、どこの時間の話してんだろ?とか、時系列どうなってんだろ?と気になったので少しだけ考察。
ヒントになる材料は、
このセリフたち。
”あの日々があったからこそ、俺は――前に進める”というセリフからして、もう過去の”負い目”とは折り合いがついているような印象を受けます。
だとすると、7話以降。
今回の本編中、少なくともKAITOには2回相談に行っているのが見えるし、この辺は作曲に行き詰まって心身を消耗してた1ヶ月の間の部分の間に限った話してんのかな・・・?
KAITOは見守ってたのかな~なんて思うと温かい話だったりもするな~なんて思いますね。
まあなんでまとめると、
ざっくりこんな感じ。
『BURN MY SOUL』の3話=今イベの4話、彰人が街に火をつけた以後の『BREAK DOWN THE WALL』=今イベのおそらく7話(以後)って感じで。
それぞれのキャラがそれぞれの時間でどれくらいの解決度合いになっていたのかを見るのも楽しく、今回これで良く分かったのは、彰人が「次のイベントでRAD WEEKENDを超える!」と宣言したとき、冬弥の曲はまだできてなかったと・・・
若いっていいなぁ・・・(遠い目)
さらにVividsの2人もどれくらいの時間のときにどういうことをしていたのかというのも比較できたらと思うので、そっちの方も楽しみです!!!
ちゃんとした考察
以前から自分は
青柳”冬”弥 と 朝比奈ま”ふゆ”
は、どちらも同じ”冬”という寒くて冷たいイメージを持ちながらも、それはいずれ春になり温かくなっていくという良い未来を想像できるような言葉が名前に使われており、またどちらも親の影響を受けて自分自分を封じ込められるようであったという点において、意図して関連するように制作された2キャラなのではないかと思っていました。
その中でも冬弥はすでに、メインストーリー時点で親の影響から逃げ出すことができたキャラ。
つまり”青柳冬弥は朝比奈まふゆの救われた姿である”という一面を持っているのではないか、というのが今現在のぴなのんの予想です。
そしてその予想が正しいとした場合、今回のストーリーで、冬弥はまた一つ、まふゆより先に進んだことになります。
限界を迎え、親から逃げ出し、仲間(夢)と出会ったのが3周年までの冬弥のストーリー。
対して、メインストーリーで限界を迎え、親から逃げ出してもなお、自分が見つけられないのがまふゆの3周年までのストーリー。
それでも”逃げた負い目”は冬弥に残り続けていたのが、今回で、むしろそこまでやった自分の武器だと認識を改めることができた。
対して、奏の家に居候という形の今、親から”逃げた負い目”とも戦っているまふゆ。
常にまふゆの一歩二歩先を行っているように見えるのが冬弥だったりするというのは、なんとなく分かってもらえるかなと思います。
まさに今ストーリーでも登場した”逃げた”という言葉も、ニーゴ内には登場していたりして、そのまふゆの”逃げた後”についても瑞希が気にしていることから、そういうストーリーがいつ起きても不思議ではないのが現在のニーゴと言えたりもするんじゃないかなって思ってたりもします。
じゃあこれで何がわかるのかといえば、
朝比奈まふゆのその先が分かる
という可能性があるなということで、
冬弥と同じように、夢(自分)を見つけることさえできれば”逃げ出してしまうくらいまで、誰かのための行動してしまったいい子のまふゆ”から”逃げ出してしまうくらいまで、誰かのために行動してあげられていた優しいまふゆ”と認識を改め、そこからは”誰かのためだけではない自分主体の行動ができるようになり、でもそこにはまふゆの武器である大きな優しさが確かに存在する”みたいな感じになっていくのではないか!!!というところが推測できるわけです!!!!!!
って言っても、これは本当に推測に推測を重ねた話なので、信憑性はかなり薄いかなと思います。
ちょっとした一豆腐のたわごとと思って聞いて下さいw
イベントストーリーの微妙な点
正直今回のストーリーで「ん?」ってなったのが
この表現。
違和感を持ったところをわかりやすいように強調してようやくすると
謙「冬弥が一人でRAD WEEKENDを超える曲を作れ!!!」
謙「俺らの時は三人で作った」←??????
謙「冬弥なら全員の想いをひとつの音楽としてまとめられる可能性が高い」←他3人が曲作りに関与すると上手くまとまらなくなるから引っ込んでろってこと?
っていう感じ。
なんかもっと言い方っていうかさ・・・
謙「冬弥の音楽は、何かが違う。音から伝わってくるものが多い。」
→「それは言い換えるならば、音に込められるものの許容量が多いってことだ。」
「そんなお前が全員の想いをひとつの音楽にまとめることができれば、それは凄まじい武器になる。」
「それこそRAD WEEKENDを超えられる曲にな。」
謙「厳しい課題になるが……やれるか?」
みたいな言い回しじゃダメか・・・?
いや別に偉そうにプロセカのストーリーを添削したいわけじゃないんだよ!?!
せっかく熱いストーリーに、ちょっとしたストーリーの展開の順番とか、セリフの言い回しで水を差さないでくれって思ってるだけで、批判するなら代替案を提示する責任があると思ってるからしてるだけだからね、そこだけは誤解しないでね!!!!
まとめ
なんか前回のストーリーで考察に勢いが乗っちゃったのかまた今回でも軽くしちゃったけど、個人的には考察得意じゃないし、そんなに深いこと考えずに頭空っぽにして「プロセカ最高~!!」って言ってたいんですけどねwwww
とまあ自分の話はそのへんにして、今回は待ちに待った冬弥の熱い回で、本当に本当に待ってましたよ!!!
今まではホントに冬弥は混合イベで複数回バナーになっていることもあったり、箱イベも内容がかなり緩くて楽しげなキャンプ回と「gurney flap」の2人のエピソードに大部分が持っていかれた回だったという事もあって、本当にカッコいい方面での好きになりどころがそもそもあまり提供されていないキャラでした。
それが今回一気に供給されたんで、消化するのにもちょっと時間を要しそうですが、今回で冬弥の好き度がかなり上がったのは間違いありません!!
そしてRAD WEEKENDを超えるために4人に課された課題のうち、もう2人が明かされて、残るはVividsの2人。
いつまで引っ張るんだよー!!!って嘆きたくなる気持ちもありますが、ぐっとこらえてこの先のストーリーを楽しみにしようと思います!
コメントお待ちしております!