25時、ナイトコードで。の最初のイベントストーリーである「囚われのマリオネット」について語りたい!!!ということで、進めていこうと思います!
ただ語るといってもなかなか難しいものがあるので、ひとまず「良かった点」と「微妙な点」、そして一部深掘りしたくなったらしてみるというような感じで進めていきます!
そして注意として、当記事は当然ながらプロセカストーリーについてガンガン触れるので、ネタバレ注意です!
ストーリー興味ないぜ!とか、ストーリー見るのちょっと億劫になってる方はぜひストーリーを全部見てからこの記事に戻ってきてください!
あらすじ
ボイスチャットツール『ナイトコード』上で繋がった、お互いに顔も名前も知らない4人の音楽ユニット「25時、ナイトコードで。」
そのうちの一人である、「朝比奈まふゆ」が突如いなくなってしまう。その後セカイでまふゆを発見するも、そのまふゆは絶望の中いた。
それに対しメンバーの一人である「宵崎奏」が、その絶望の中からまふゆを救うまで曲を作り続けると宣言。
だが奏はまふゆのことをあまり知らないことに気づき、ニーゴのメンツで人形展にいくことになるのだが・・・
描き下ろし楽曲
ジャックポットサッドガール
作詞・作曲:syudou 様
映像:Lye 様
イラスト:ろづ希 様
個人的にはプロセカ描き下ろし楽曲の中でフルで聞くべき曲TOP3に入れたいくらいに、2番からが好きすぎて「プロセカ内で聞ける範囲狭いよ!!!」と思っていたりする曲。
この曲を初めてフルで聞いたのは2周年のコネクトライブが初めてで、フルで聞いたら全然曲の好き具合が変わったりする曲があるのを気付かされた曲の一つです。(ちなみにもう一つはワーワーワールド)
それに気づいてからは、できる限りイベント描き下ろし楽曲はフルで1回は聞きに行くようにしてます。プロセカ収録範囲では曲の良さが100出てない!みたいなのに気付かないままなの超もったいないですからね~!
それと、音ゲー面において、この曲の譜面超苦手、。というか最初がやばい。
ランクマッチでこの曲きたら最初お祈りで、うまく行ったら緊張との戦い、しかも曲短いから取り返す時間もないというキツキツ譜面で、曲が好きじゃなかったら発狂ものですw
イベントストーリーの良かった点
一つ前のイベントの主役であるLeo/needはメインストーリーで、仲違いとまではいかずともそれに近い状態から再び集まれたという、もうひとつの大きな山を越えきった状態からの比較的ほっこりストーリーだったと思います。
しかしこのニーゴのメインストーリーは、これから越えるべき山がデカデカと提示されまくった話なので、今ストーリーも、そして以後のストーリーもある程度重さを含んだ話になるんだろうなということが分かった回だったのかなと思います。
またストーリー冒頭ではそのレオニのメンバーである「望月穂波」に奏が相談をするシーンがあって、こういうユニットを超えた絡みはいいですね、たまらんです。
さてイベントストーリーの内容についてですが、まずまふゆの状態をマリオネットと重ねて表現されるのが非常にいいなと思いました。
マリオネットは糸を繋がれて他者を喜ばすための存在、まふゆは「周りの人が喜んでいるならそれがいいんだ」と、自らの行動原理を他者においてしまったことによって見えない糸に操られるかのような状態になり、いつしか操り人形のようになってしまったということが表現されているのだと思うのですが、これ、それにとどまった話ではないような気がするんですね。
まふゆとマリオネット
ここで考えたいのが、そもそもまふゆは人間で、マリオネットは人形ということです。
今回のイベントストーリーの終わりの方では
この子はもう自由なんだね。
このようなセリフがあります。
まふゆは、糸から開放された人形を見て「自由」と表現しましたが、糸に繋がれていない人形はもう他者を喜ばせるために動くことはできません。
糸の切られたマリオネットは、もうマリオネットとしては「死んでいる」んです。
まふゆ本人もそのことには「もうマリオネットじゃないじゃない」という発言から気づいているといえます。そしてそれを自由と表現した。
一段落したとはいえ、メインストーリーで消えたいと叫んでいたまふゆ。
他者が喜んでいることを善しとし、そのために行動する存在が「朝比奈まふゆ」であるならば、その朝比奈まふゆが自由になるって・・・
さすがに違うと思うけど、これ大丈夫?みたいな不安が少しあります。
そしてその人形を繋いでいた糸は、ニゴミクのあやとりに使われています。
この糸の切られた人形が、見えない糸から抜けた出せたまふゆなんだと考えると、この人形はもう動くことはできないし、周りの人たちも操っていた糸の方に関心が向くだけで人形そのものへの興味はもうほとんどなくなってしまう、なんてことにならないのかと。
てかまあ現実だと自分の思うように動かないと分かった瞬間に興味がなくなってどうでもよくなる、多分そんなもんです。
まふゆは糸から抜け出せたとて、今度はこの動けなくなってしまった「死んだマリオネット」のようになってしまうんじゃないかな、って。
つまりこの問題は糸(親を筆頭とした周り)の方に問題があるのではなく、人形となってしまったまふゆ自身の問題が大きいんです。
これがまた残酷というか、そうなってしまった環境に原因があるのは間違いないけれど、結局の問題はそういう選択をよしとしてしまった自分自身とされる。
なんとも悔しい話ですが、周りはそういうふうにしか見てくれません。
そういう意味では多少なり理解してくれる存在、奏や瑞希、またなんだかんだきちんと見てくれる絵名の存在はまふゆにとっては今ある唯一の幸福なんだろうと思います。
親や周り(まあ98%くらい親なんだけど)からの見えない糸を切る、「その環境を変える」というより、まふゆ自身が「いい子」から抜け出して自分自身のために生きれるようになった時に始めて朝比奈まふゆとしての人生が始まるのかなと。
今イベントでも奏が言っていますが、自分が「ない」んじゃなくて、「気付いていない」だけだと思うので、早く見つけてくれ、救われてくれ。
ただそうなると元々は看護師になりたいと言ってたまふゆなので、その人生がニーゴのメンツとどれだけ重なっているかはまた分からなかったりするのが見てる側としてはアレですね、どうなんでしょう・・・
イベントストーリーの微妙な点
4人が全員まだ救われてないところ!!!!!早く幸せになれ!!!
まとめ
ニーゴのストーリーは重たい話多めなんだろうな、という感じですが、人間の奥底の本質的な部分にスポットが当たるような話はかなり好きです。
ただ、みんなそうかと思うんですが、自分にも思い当たるところがあればあるだけ見てるものしんどくなってくる、当然最後まで追っていきますが、本当にみんな幸せになってくれって感じですね。
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